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■2004年3月分のリスト 幸の作成した今月の映画ファイル(映画解説・レヴュー等) ※五十音順

C 『 CODE46 (2003) CODE 46 』 3/4
い 『 イザベル・アジャーニの惑い (2002) ADOLPHE 』 3/14
い 『 イフ・オンリー (2004) IF ONLY 』 3/9
え 『 エイリアンVS. プレデター (2004) ALIEN VS. PREDATOR 』 3/26
き 『 キャットウーマン (2004) CATWOMAN 』 3/8
こ 『 コールド マウンテン (2003) COLD MOUNTAIN 』 3/28
こ 『 ゴッド・ディーバ (2004) IMMORTEL AD VITAM 』 3/10
た 『 ターンレフト・ターンライト (2003) 向左走・向右走 (原題) / TURN LEFT, TURN RIGHT (英題) 』 3/2
つ 『 ツイステッド (2004) TWISTED 』 3/16
て 『 テッセラクト (2003) THE TESSERACT 』 3/12
に 『 ニュースの天才 (2003) SHATTERED GLASS 』 3/7
は 『 バタフライ・エフェクト (2004) THE BUTTERFLY EFFECT 』 3/29
は 『 パッション (2004) THE PASSION OF THE CHRIST 』 3/3
は 『 パピヨンの贈り物 (2002) LE PAPILLON (原題) / THE BUTTERFLY (英題) 』 3/14
ひ 『 ヒューマン・キャッチャー (2003) JEEPERS CREEPERS 2 』 3/15
ふ 『 ファイティング×ガール (2004) AGAINST THE ROPES 』 3/25
ふ 『 ブルーベリー (2004) BLUEBERRY 』 3/11
み 『 ミッシング (2003) THE MISSING 』 3/28
み 『 ミラクル (2004) MIRACLE 』 3/30
も 『 モーターサイクル・ダイアリーズ (2004) THE MOTORCYCLE DIARIES 』 3/7

■2004年3月31日(水)


バタフライ・エフェクト
バタフライ・エフェクト (2004)
THE BUTTERFLY EFFECT

2004.03.31
 日本公開は2004年しか分らない映画『 バタフライ・エフェクト (2004) THE BUTTERFLY EFFECT 』を紹介します。映画『 バタフライ・エフェクト 』は『 バタフライ THE BUTTERFLY 』つまり『 パピヨンの贈り物 (2002) LE PAPILLON (原題) / THE BUTTERFLY (英題) 』と『 ツインズ・エフェクト (2003) 千機變 (原題) /THE TWINS EFFECT (英題) 』を混ぜたようなタイトル。でも『 バタフライ・エフェクト 』の内容は、過去に戻って出来事を変えることができる青年の話だから、SFスリラーというジャンルになるだろう。最近の映画では『 イフ・オンリー (原題) (2004) IF ONLY 』は事故の起こった昨日に戻れるストーリーだったし、『 Re:プレイ (2003) THE I INSIDE 』は二、三年前にタイム・トリップする映画だが、この『 バタフライ・エフェクト 』は子供時代に戻れるのだ。『 バタフライ・エフェクト 』は主人公の少年時代から始まる。エヴァン・トレボーン(子役/ローガン・ラーマン:『 パトリオット (2000) THE PATRIOT 』とジョン・パトリック・アメドリ:『 アンブレイカブル (2000) UNBREAKABLE 』)はよく失神する少年だった。因みに失神のことを英語で“ blackout ”と言うが、丁度最近書いた解説『 ツイステッド (2004) TWISTED 』のワーキングタイトルも『 Blackout 』だ。エヴァンは父親(カラム・キース・レニーだと思う:『 ペイチェック 消された記憶 (2003) PAYCHECK 』)が精神病を患っていて施設に収容されており、母親アンドレア(メローラ・ウォルターズ:『 ブギーナイツ (1997) BOOGIE NIGHTS 』『 マッチスティック・メン (2003) MATCHSTICK MEN 』『 コールド マウンテン (2003) COLD MOUNTAIN 』)に育てられた。 もっと詳しく・・・
■2004年3月30日(火)


ミラクル
ミラクル (2004) MIRACLE
2004.03.30
 日本公開はいつか分らない映画『 ミラクル (2004) MIRACLE 』を紹介します。『 ミラクル 』は 1980 年のレークプラシッド冬季オリンピック Lake Placid Winter Olympics で強敵ソ連のアイスホッケー・チームを破った米国チームの実話に基づいている。奇跡のストーリーだからタイトルが『 ミラクル(奇跡)』なのだ。映画『 ミラクル 』は、フットボールの『 タイタンズを忘れない (2000) REMEMBER THE TITANS 』、野球の『 オールド・ルーキー (2002) THE ROOKIE 』に次いで、アイスホッケーというスポーツをテーマにしたウォルト・ディズニー社の作品である。ディズニー特有の優等生的つくりが予想され、何が起こるか分かってしまう展開を見せるタイプの映画に違いないのだけれど、やはりそれはそれできっと感動的なのだろう。米国では今べスト10の中に入っている人気の高さだ。映画『 ミラクル 』のストーリーは 1979 年に始まる。ハーブ・ブルックス(カート・ラッセル:『 フォレスト・ガンプ/一期一会 (1994) FORREST GUMP 』等)は、米国ミネソタ州 Minnesota の地元アイスホッケー・チームのコーチをしていた。ハーブは妻パティ(パトリシア・クラークソン:『 グリーンマイル (1999) THE GREEN MILE 』)と子供たちケリー(サラ=アン・ヘファー:『 フレディVSジェイソン (2003) FREDDY VS. JASON 』)、ダニー(イヴァン・スミス)と共に平和に暮らしていた。もっと詳しく・・・
■2004年3月29日(月)


ミッシング
ミッシング (2003) THE MISSING
2004.03.29
 日本公開は2004年04月下旬の『 ミッシング (2003) THE MISSING 』のレヴュー(ネタばれ含む)を書いたので紹介します。以前この「ミッシング」の解説は2003年12月28日に紹介したのだが、今回機内で観ることができた。映画『 ミッシング (2003) THE MISSING 』は“ミッシング”という文字通り、さらわれて“行方不明”になった愛する者をひたむきに探すストーリー。こういうウェスタンの話で、近年ではケヴィン・コスナー Kevin Costner の西部劇『 ワイルド・レンジ 最後の銃撃 (2003) OPEN RANGE 』と何かと比較されている。この『 ミッシング 』の 140 分近い上映時間はちょっと長すぎるのでは、という声も米国では聞こえてくるけど、悲しげな目の演技をするトミー・リー・ジョーンズと、迫真の演技のケイト・ブランシェットという二大スターが出演だから、時間を忘れて楽しんで観られた。見応えある娯楽作品。もっと詳しく・・・
ストリーなどは以下の更新で紹介してある。
■映画『 ミッシング (2003) THE MISSING 』更新記録
 ※2004/012/28 「読む映画試写会 解説」を「観たい度映画」として紹介した。
 ※2004/02/29 本ページ「読む映画試写会」レレヴューとして「ミッシング (2003) THE MISSING」の全ストーリー(ネタばれ含む)を書いた。
■2004年3月28日(日)


コールド マウンテン
コールド マウンテン (2003)
COLD MOUNTAIN

2004.03.28
 日本公開2004年04月24日予定の映画『 コールド マウンテン (2003) COLD MOUNTAIN 』のレヴューを完成した。
■映画『 コールド マウンテン (2003) COLD MOUNTAIN 』更新記録
 ※2004/01/28 「読む映画試写会 解説」を「観たい度映画」として紹介した。
 ※2004/02/28 本ページ「読む映画試写会 レヴュー」として全ストーリー(ネタばれ含む)を書いた。
 映画はパースのピカデリー劇場で観たが、予想していたよりも『 コールド マウンテン 』は良くできていたし、日本の新作ヴィデオレンタル並の料金で観れたので、内容以上に得した気分になった。しかしジュード・ロウはなんてハンサムなんだと思うほど美しい。どんな悲劇が起こっても女性は強くしたたかに生き延びていかなければならない。それにしても、ルビー役のレニー・ゼルウィガーはどう見たって一番おいしい役を貰っている。結局一番幸せになったのはルビーだ。ニコール・キッドマンとジュード・ロウの役の結末は本当にストレスが溜まった。そりゃハッピーエンドだと平凡でつまらないだろうけど…。ジュード・ロウは一体何のために苦労して山越え谷越え彼女の所に戻ってきたのヨ!でも、戻ったことには違いない。だからラブ・ストーリーはそれなりに完結できている。
■2004年3月27日(土)



ピナクルズ




ロットネスト島

スライドショー
2004.03.27
 昨夜から朝にかけて、さらにエッセイ「シャイな幸の独り言」に「ピナクルズ」を完成。今日明日とお休みなので旅行記ロットネスト島とパースで見た映画の読む映画試写会を一本は仕上げたい。

 頑張って、更に「シャイな幸の独り言」にロットネスト島スライドショー を仕上げた。これでパースシリーズは帰国後5本書いた事になる。いい思い出日記として記録できた。リンクは以下だ。
【幸のパース関連サイトマップ】
パースについて (2004年03月12日作成)
  パース旅行の前知識として幸が調べたデータです。
パース旅行 パースは暑かった! (2004年03月24日作成)
  パースは本当に世界一住みやすい町か調べます。
パース散策 (2004年03月26日作成)
  パースの名所を幸が歩いて巡ります。
パースの近郊フリーマントル散策 (只今作成中・・・)
  パースから気軽に行ける人気スポットのプチ遠足
パース近郊のヤンチェップ国立公園 (2004年03月25日作成)
  パース近場の半日観光に絶好の場所です。
パースから観光バスでピナクルズへ (2004年03月27日作成)
  パースから約 250 km の一日観光で奇石群が堪能できます。ハエ対策必要!
パースからフェリーでロットネスト島へ (2004年03月28日作成)
  スローライフ、マリーンスポーツ、アウトドア等思い思いのライフスタイルを満喫!
■2004年3月26日(金)


エイリアンVSプレデター
エイリアンVSプレデター (2004)
ALIEN VS. PREDATOR

2004.03.26
 日本公開は2004年秋の映画『 エイリアンVSプレデター (2004) ALIEN VS. PREDATOR 』を紹介します。この映画の調査は3月の7日には出来上がっていたのだが、紹介するのを忘れていた。映画は存知『 エイリアン (1979) ALIEN 』シリーズと『 シュワルツェネッガー/プレデター (1987) PREDATOR 』の対決となるのか。『 エイリアンVSプレデター (2004) ALIEN VS. PREDATOR 』のワーキング・タイトルはイニシャルで『 AvP 』と表すので、ポスターにはそう記載されている。『 エイリアンVSプレデター 』の舞台は 21 世紀初頭、現在だろう。南極 the Antarctic を探検して調査しているのは、科学者と考古学者と掘削班と億万長者の資産家チャールズ・ビショップ・ウェイランド(ランス・ヘンリクセン)らである。ウェイランドはロボット工学産業で手に入れた大金を、この調査の資金に提供している。探検チームは、エジプト Egypt 文明やメキシコのアステカ族 Aztec が築いた文明よりも先に地球を支配した大帝国があったのではと推測している。それで、南極の厚い氷の下に古代ピラミッドが埋もれていると信じて南極まで探検に来ているのだ。もっと詳しく・・・

 エッセイ「シャイな幸の独り言」に「パース散策」を完成。テキストは難なく仕上がった。旅行中のメモがとても役立っている。しかしデジカメ写真の編集にすこし手間取った。もし、パソコンがなければこんなに早く出来上がることはないだろう。文明の利器はホントに凄い。

 長寿ニュース番組、久米宏の朝日放送の「ニュース・ステーション」は今日で終了したらしい。
■2004年3月25日(木)


ファイティング×ガール
ファイティング×ガール (2004)
AGAINST THE ROPES

2004.03.25
 2004年日本公開予定の映画『 ファイティング×ガール (2004) AGAINST THE ROPES 』を紹介します。『 ファイティング×ガール 』は、男性社会とも言えるプロ・ボクシング界で女性プロモーターとして成功したジャッキー・カレンの実話を、メグ・ライアン主演で映画化したものだ。だからワーキング・タイトルは『 The Jackie Kallen Story (ジャッキー・カレン物語)』という。さて、ストーリー。幼い頃から、ジャッキー・カレン(子役/スカイ・マッコール=バートシアク:『 サイダーハウス・ルール (1999) THE CIDER HOUSE RULES 』『 パトリオット (2000) THE PATRIOT 』『 マリー・アントワネットの首飾り (2001) THE AFFAIR OF THE NECKLACE 』)はボクシングのリングのロープをくぐって遊んで育った。父親ピート・カレン(ディーン・マクダーモット:『 オープン・レンジ (原題) (2003) OPEN RANGE 』)がデトロイト Detroit, Michigan でボクシング・ジムを経営していたからだ。そのジムでは、ジャッキーの叔父レイ・カレン(ショーン・ベル:『 バレットモンク (2003) BULLETPROOF MONK 』)がレイ・レイという名でプロボクシングのチャンピオンだったので、彼女は子供心に叔父に憧れていた。もっと詳しく・・・

 エッセイ「シャイな幸の独り言」に「ヤンチェップ国立公園」を書き上げた。 
■2004年3月24日(水)



キングス・パークからスワン川を臨む
2004.03.24
 一週間のご無沙汰です。西オーストラリア・パースに行って来ました。
 エッセイ「シャイな幸の独り言」に「パース旅行 パースは暑かった!」を書きました。パースは、オーストラリア全土の約3分の1を占める広大な西オーストラリア州の州都。スワン川の畔にひらけていて、キングス・パークなど緑いっぱいの公園があり、シティは歴史的建造物とモダンなデザインが絶妙にマッチした美しい街並みです。ハワイのワイキキビーチやスペインのバルセロナやフランスのニースや香港やイタリアのナポリとも異なる景色です。パースはインド洋のエメラルドグリーンの海と真っ白な砂浜、キングス・パークからシティの展望、スワン川に沈む夕日、晴れた夜空に南半球で観る南十字星は格別、そしてロットネスト島へのフェリーからの眺めや聳える高層ビルディングの夜景等など、とても美しく感動的です。パースではゆっくりと過ぎ行く時の中に身を委(ゆだ)ねて、日本での多忙とストレスから解放される幸福感に浸れます。もっと詳しく・・・
■2004年3月16日(火)


ツイステッド
ツイステッド (2004) TWISTED
2004.03.16
 日本公開は2004年秋予定の映画『 ツイステッド (2004) TWISTED 』を紹介します。映画『 ツイステッド (原題) 』は、『 ダブル・ジョパディー (1999) DOUBLE JEOPARDY 』『 ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密 (2002) DIVINE SECRETS OF THE YA-YA SISTERHOOD 』『 フリーダ (2002) FRIDA 』等に出演のアシュレイ・ジャッドがヒロインのサスペンス映画。美しいアシュレイ・ジャッドが、この映画『 ツイステッド 』では髪をショートカットにして黒く染めている。サスペンスやミステリー的なストーリーでは彼女はお馴染みになっているが、そんな風貌で演じるとちょっと感じの違う彼女が見られるかもしれない。『 ツイステッド 』の舞台は米国西海岸サンフランシスコ San Francisco, California 。ジェシカ・シェパード(アシュレイ・ジャッド)はサンフランシスコ市警の警官で、レイプ殺人鬼を逮捕した功績が認められて殺人課刑事に昇格したところだ。その犯人の男エドマンド・カトラー(リーランド・オーサー:『 ボーン・コレクター (1999) THE BONE COLLECTOR 』『 パール・ハーバー (2001) PEARL HARBOR 』『 デアデビル (2003) DAREDEVIL 』『 ニューオーリンズ・トライアル (2003) RUNAWAY JURY 』)は、婦人警官ジェシカの首にナイフを当てたのに、ジェシカの方が力が勝って、犯人カトラーの顔面を足で蹴ったという。もっと詳しく・・・
■2004年3月15日(月)


ヒューマン・キャッチャー
ヒューマン・キャッチャー (2003)
JEEPERS CREEPERS 2

2004.03.15
 2004年05月日本公開予定の映画『 ヒューマン・キャッチャー (2003) JEEPERS CREEPERS 2 』は『 ジーパーズ・クリーパーズ (2001) JEEPERS CREEPERS 』の第2弾であるので『 ジーパーズ・クリーパーズ2 』とも呼ばれる。『 ヒューマン・キャッチャー 』の米国ワーキング・タイトルは『 Jeepers Creepers 2: The Second Night 』『 Like Hell: Jeepers Creepers 2 』即ち「ジーパーズ・クリーパーズ2: 第二夜」「地獄みたい: ジーパーズ・クリーパーズ2」というように、地獄の如き恐怖の映画。『 ヒューマン・キャッチャー 』の名が示すように、人間を捕まえて喰ってしまう怖〜い生き物クリーパーのストーリーである。『 ヒューマン・キャッチャー(ジーパーズ・クリーパーズ2) 』の出演は殆ど日本で知名度のない俳優・女優たちで、ちょっと知っているのは『 ボブ・クレイン 快楽を知ったTVスター (2002) AUTO FOCUS 』のマリア・デルフィノくらい。でも製作総指揮に『 ドラキュラ (1992) BRAM STOKER'S DRACULA 』『 ヴァージン・スーサイズ (1999) THE VIRGIN SUICIDES 』『 スリーピー・ホロウ (1999) SLEEPY HOLLOW 』『 ロスト・イン・トランスレーション (2003) LOST IN TRANSLATION 』等で知られる映画界の大御所フランシス・フォード・コッポラが当たっているので、単なるマイナー映画と決めつけてはいけないかも。もっと詳しく・・・
■2004年3月14日(日)


パピヨンの贈り物
パピヨンの贈り物 (2002)
LE PAPILLON (原題) / THE BUTTERFLY (英題)








イザベル・アジャーニの惑い
イザベル・アジャーニの惑い (2002)
ADOLPHE

2004.03.14
 映画『 パピヨンの贈り物 (2002) LE PAPILLON (原題) / THE BUTTERFLY (英題) 』は、「蝶の贈り物」つまりフランス語で「パピヨンの贈り物」とは一体何だったのかを考えさせるハートウォーミングな映画のようだ。『 パピヨンの贈り物 』はフランス映画なので、名の見覚えのあるスタッフは撮影のニコラ・エルドゥ(『 キス・オブ・ザ・ドラゴン (2001) KISS OF THE DRAGON 』『 ザ・レース (2002) LE RAID (原題) / THE RACE (英題) 』『 ルビー&カンタン (2003) TAIS-TOI! (原題) / RUBY & QUENTIN (英題) 』)くらい。ポスターでも感じるように、『 パピヨンの贈り物 』は明るい野山を舞台に、幼女と老人がお互い心の隙間を埋め合っていくいい映画だろう。舞台はパリ Paris 。8歳の少女エルザ(クレール・ブアニッシュ)は寂しい暮らしをしている。父親は、エルザの母イザベル(ナド・デュー)が妊娠した時に出て行ってしまった。それ以来、母は看護助手の仕事で生計を立てているため、幼い娘エルザの面倒をよく見てやれないのだ。だから、エルザが一人ぼっちでレストランにいると、アパルトマンの隣室に住む老人ジュリアン(ミシェル・セロー:『 ブラウン夫人の秘めごと (仮題) (2002) 24 HEURES DE LA VIE D'UNE FEMME (原題) / 24 HOURS IN THE LIFE OF A WOMAN (英題) 』)が見かねて自分の家に連れて行ってやる。もっと詳しく・・・

 バンジャマン・コンスタンの小説「アドルフ」を読んで、著者の自伝的小説の映画化「イザベル・アジャーニの惑い」について書き出したが、映画解説を書く前に著者のバイオグラフィーに興味を持った。それでエッセイ「シャイな幸の独り言」に「コンスタン(「アドルフ」を読んで)」を先ず書いた。そして、映画『 イザベル・アジャーニの惑い (2002) ADOLPHE 』のあらすじをハイペースで書き上げた。ネタばれ満載だが、カタログもネタばれがある。この映画は原作「アドルフ」に忠実で、さらに映像がロマンチックで美しいので、そのあたりを楽しんで見れば良い。それにしてもテーマは重くシリアスだ。
 それでは2004年夏に日本公開予定の悲しくも厳しい愛の映画『 イザベル・アジャーニの惑い (2002) ADOLPHE 』を紹介しよう。フランス革命から七月革命までの激動期を生き抜いた政治家であり文学者であったバンジャマン・コンスタン Benjamin Constant (1767-1830)の古典的傑作である心理小説「アドルフ Adolphe 」の映画化作品。完全な原題は、“ ADOLPHE DE BENJAMIN CONSTANT ”だ。22 歳で大学を卒業したばかりの前途有望な青年アドルフは、とある小さな町で、ある伯爵の愛人であった 10 歳年上の美しく気高い女性エレノールに恋をする。しかし、一旦彼女を手に入れると、恋の魅惑は色褪せて…。アドルフへの想いに身を焦がすエレノールを演じるのは、邦題にその名が冠せられている、フランスを代表する女優イザベル・アジャーニ。幸は』『 カミーユ・クローデル (1988) CAMILLE CLAUDEL 』で魅力的な彼女のファンになった。イザベル・アジャーニはこの映画『 イザベル・アジャーニの惑い (2002) ADOLPHE 』でアドルフを演じた 19 歳年下の若手俳優スタニスラス・メラールとの恋も話題になったそうだ。もっと詳しく・・・
■2004年3月13日(土)

2004.03.13
 エッセイ「シャイな幸の独り言」に「ゴッド・ディーバ」の原題についてを掲載した。映画を知るには大いにカトリック宗教を勉強しなければ奥の深いところまでは分らないなとつくづく思う。
 また、話は違うが、オバがよく言っている最近流行の「定年後の海外移住」について少し疑問に思うことがある。本当に60歳を過ぎて住み慣れた日本を離れて海外移住してうまくやっていけるのかしら?先日ローマでも海外移住を考えられている熟年のご夫婦からお話を伺った。幸は旅行であちこち行きたく、実際お給料の殆どを旅行に使っている。その延長上で昨年一ヶ月と少しフィレンツェに住んだが、色々不自由を感じたことがあった。短い期間だったので決してメランコリーになる暇はなかったが、日本人差別ではないだろうけどホストファミリーとの意思疎通や日常生活のストレスが、日本で想像していたよりも大きかった。旅行は「恋愛」で、海外に住んだ途端それは「日常」になる。日常生活にはデジカメも「地球の歩き方」もグルメやショッピング情報は要らない。どこの水が安くて、通学のバスの時刻は?昼食はどこが安くて美味しく待たされないで食べれるか?ストはやっていないか?店では日本人へのあからさまな半日感情はないか?などなど日本で何気なく出来ていたことがスムーズにいかない。これも発見の一つになって楽しくもあり勉強にもなるのだが、いざ私が60歳を過ぎて、将来のパートナーとこういう老後海外生活ができるかと言うと、チョット自信がない。今の体力もなくなってくるだろうし病気にもなるだろう。医療システムやその出費も計算に入れなければならなくなるだろう。だから、私は老後ではなくてそんなリスクの少ない今の間に実行したいと憧れている。今自分が若いからできる、歳とればできないというのは「生活力」=実力がないのかも知れないけれども...。30歳までには、3〜5年ばかりの海外移住に踏み切りたい私だが・・・。また、この続きはどこかでエッセイ「シャイな幸の独り言」に書いてみたいと思う。
■2004年3月12日(金)


テッセラクト
テッセラクト (2003) THE TESSERACT
2004.03.12
 2004年陽春公開予定の映画『 テッセラクト (2003) THE TESSERACT 』の「テッセラクト」という聞きなれない発音の語は、「四次元のキューブ」という意味。映画と同題の「テッセラクト The Tesseract (邦題:四次元立方体)」というアレックス・ガーランドのサスペンス小説が原作となっている。アレックス・ガーランドは「テッセラクト」の他にも、レオナルド・ディカプリオ Leonardo DiCaprio (『 ロミオ&ジュリエット (1996) WILLIAM SHAKESPEAR'S ROMEO & JULIET / ROMEO + JULIET 』『 タイタニック (1997) TITANIC 』『 仮面の男 (1998) THE MAN IN THE IRON MASK 』『 ギャング・オブ・ニューヨーク (2001) GANGS OF NEW YORK 』『 キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン (2002) CATCH ME IF YOU CAN 』)主演の『 ザ・ビーチ (1999) THE BEACH 』やSFホラー『 28日後... (2002) 28 DAYS LATER 』の原作も著している英国人作家だ。参考までに、小説のほうの「テッサラクト」つまり「四次元立方体」のあらすじを調べてみた。舞台はフィリピンのマニラ Manila, the Philippines (映画ではバンコク Bangkok, Thailand に変わっている)。夜の闇が深くなる頃、神経質そうな英国人の船乗りショーンが、ゴキブリが這いずり回るうらぶれたマニラのホテルの部屋にいる。もっと詳しく・・・

 エッセイ「シャイな幸の独り言」に「03/12 パース・誰もが一度は住んでみたい町」を掲載した。来週の17日(水)からオーストラリアのパースに行くことになっていたので、調べ物をしていて一応出来上がった。現地に行ってまたチェックし直そう。もっと詳しく・・・
■2004年3月11日(木)


ブルーベリー (原題)
ブルーベリー (2004)
BLUEBERRY

2004.03.11
 日本公開は2004年の映画『 ブルーベリー (2004) BLUEBERRY 』を紹介します。映画『 ブルーベリー 』は主人公の苗字。『 ブルーベリー 』と聞くと果実のブルーベリーを思い出して、ロマンスとか田園を舞台にした女性的な映画を連想しがち。でもこの映画『 ブルーベリー 』は何とフランス製の西部劇なのだ。フランスのコミック界で有名なジャン=ミシェル・シャルリエとジャン・ジロー(別名メビウス Moebius )が描いたフレンチ・ウェスタンのコミック・シリーズを基に映画化されたものである。フランスのコミック即ちバンド・デシネ Bande Dessinee からは、『 ウーマン・トラップ (仮題) (2003) TRILOGY 』もエンキ・ビラル Enki Bilal 原作の漫画を映画化したものである。『 エリザベス (1998) ELIZABETH 』『 ジャンヌ・ダルク (1999) JOAN OF ARC / THE MESSENGER: THE STORY OF JOAN OF ARC 』『 クリムゾン・リバー (2000) THE CRIMSON RIVERS / LES RIVIERES POURPRES 』『 ジェヴォーダンの獣 (2001) LE PACTE DES LOUPS (原題) / BROTHERHOOD OF THE WOLF (英題) 』『 リード・マイ・リップス (2001) SUR MES LEVRES (原題) / READ MY LIPS (英題) 』『 オーシャンズ12 (2004) OCEAN'S TWELVE 』のヴァンサン・カッセルが、流石フランス人俳優だからこのフレンチ・ウェスタンの主人公ブルーベリーに扮している。西部劇だからポスターは『 オープン・レンジ (原題) (2003) OPEN RANGE 』と感じが似ているナ。『 ブルーベリー 』の舞台はアメリカ西部の小さな町パラミト Palomito 。もっと詳しく・・・
■2004年3月10日(水)


ゴッド・ディーバ
ゴッド・ディーバ (2004)
IMMORTEL AD VITAM

2004.03.10
 映画『 ゴッド・ディーバ (2004) IMMORTEL AD VITAM 』について書く。まず映画『 ゴッド・ディーバ (2004) IMMORTEL AD VITAM 』は、確か、2003年10月8日に『 ウーマン・トラップ (仮題) (2003) TRILOGY 』というタイトルで紹介したことがある。映画『 ゴッド・ディーバ (2004) IMMORTEL AD VITAM 』を Yahoo! フランスでキーワード「IMMORTEL AD VITAM」検索すると、<IMMORTEL Ad Vitam>と表示され、公式サイトがトップに上がる。しかし他のサイト、例えばAllocineでは<Immortel (ad vitam)>とカッコが付いている。幸の頁では一応『 ゴッド・ディーバ 』の表示を<IMMORTEL Ad Vitam>としておく。日本語タイトル「ゴッド・ディーバ」は、日本のHERALD ON LINE からの情報だ。ここの「もうすぐ公開!」ページから『 ゴッド・ディーバ 』を調べると<IMMORTAL AD VITAM>となっている。<IMMORTEL(フランス語)>か<IMMORTAL(英語)>なのかどちらを使ったらよいのか分らないので、さし当たって『 ゴッド・ディーバ 』の横文字タイトルはフランス公式サイトのフランス語とラテン語の原題<IMMORTEL AD VITAM>に従って、ファイル名もこれを使うことにした。もっと詳しく・・・
■2004年3月09日(火)

イフ・オンリー (原題)
イフ・オンリー (原題) (2004) IF ONLY
2004.03.09
 公開予定は未定の映画『 イフ・オンリー (原題) (2004) IF ONLY 』を紹介します。『 イフ・オンリー 』は恋人たちに贈るデート映画、或いは恋に恋する女性たちが涙にくれて観る種類の映画のようだ。タイトル『 イフ・オンリー 』の“ if only ”は、「〜さえ…ならなぁ!」という意味。「彼が本当に思っていたことを彼女に話していたらなぁ。」「最後の日を再びやり直せて、全てが無事だったらなぁ。」という想いを込めて「イフ・オンリー If only 」なのだ。配給会社の日本ヘラルド映画のサイトには「もし、あの時、彼女の命を救えていたら?・・・愛する人を2度失う、そんな運命の悪戯に逆らう恋人たちの、 ロマンティックなラブ・ストーリー」となっている。『 イフ・オンリー 』の舞台は英国ロンドン London, England, UK 。米国から音楽留学しているヒロインのエミリー(ジェニファー・ラヴ・ヒューイット:『 タキシード (2002) THE TUXEDO 』『 ガーフィールド (2004) GARFIELD: THE MOVIE 』等)は、ロンドンの若き企業家...もっと詳しく・・・
■2004年3月08日(月)


キャットウーマン
キャットウーマン (2004) CATWOMAN
2004.03.08
 2004年秋公開予定の映画『 キャットウーマン (2004) CATWOMAN 』を紹介します。映画『 キャットウーマン (2004) CATWOMAN 』は、”略奪の女王 the Princess of Plunder ””しなやかな重罪犯人 the Feline Felon””悪意の恋人the Mistress of Malevolence ”なんて呼ばれて、長らくバットマン Batman を熱く悩まし続けているゴッサムシティ Gotham City の大泥棒キャットウーマンが、どのようにしてキャットウーマンになったかを、褐色の肌の美女ハル・ベリー(『 X−メン (2000) X-MEN 』『 チョコレート (2001) MONSTER'S BALL 』<2002年アカデミー主演女優賞受賞>『 007/ダイ・アナザー・デイ (2002) DIE ANOTHER DAY 』『 X−MEN2 (2003) X-MEN 2 』『 ゴシカ (2003) GOTHIKA 』等)を主演に描く話題作。その監督に白羽の矢が当たったのは、高解像度デジタル映画『 ヴィドック (2001) VIDOCQ 』で監督業にも進出した、フランスで視覚効果の指揮監督としてキャリアを積んだピトフ。『 ヴィドック (2001) VIDOCQ 』のようなダークで重厚、且つ美しい映像の世界が、彼のハリウッド進出作品となる『 キャットウーマン (2004) CATWOMAN 』でも表現されるか、今からワクワクである。もっと詳しく・・・
■2004年3月07日(日)


ニュースの天才
ニュースの天才 (2003)
SHATTERED GLASS







モーターサイクル・ダイアリーズ  (2004)
THE MOTORCYCLE DIARIES

ポスターはbiosagenda.nlとamazon.ca
より引用・加工させて頂きました。

2004.03.07
 映画『 ニュースの天才 (2003) SHATTERED GLASS 』を紹介します。、アカデミー賞発表の前日、 2 月 28 日(土)に開催されるインディペンデント・スピリット・アウォード Independent Spirit Awards で、作品賞、撮影賞、脚本賞、助演男優賞の4部門にノミネートされていた(結果は残念だが無冠)。実話を基にした映画『 ニュースの天才 』は、脚本家として活躍するビリー・レイ監督の初監督作品で、もちろん脚本も手がけている。文字で仕事をする脚本家ビリー・レイにメガホンをとる気にさせたのは、 1998 年 9 月にヴァニティ・フェア誌 Vanity Fair に掲載された一つの記事。ニュー・パブリック誌 The New Republic の当時 25 歳の記者スティーヴン・グラス Stephen Glass が、いくつも捏造報道しているという、ピューリツァー賞受賞歴のあるジャーナリスト、バズ・ビシンガーの記事だ。タイムリー(?)なことに、映画『 ニュースの天才 』がアメリカで公開される年の春に、かのニューヨークタイムズ紙 the New York Times でも、 27 歳の黒人記者ジェーソン・ブレア Jayson Blair が 35 以上の記事を剽窃(ひょうせつ)したり、でっち上げたりしたという事件があったけど、活字を信じられなくなる時代って、今に限ったことではないかもしれないけれど、怖いなぁ…。もっと詳しく・・・

 日本公開は2004年10月予定の映画『 モーターサイクル・ダイアリーズ (2004) THE MOTORCYCLE DIARIES 』を紹介します。アルゼンチン生まれのマルクス主義革命家で、カストロに共感してキューバのゲリラ指導者となった伝説的革命家チェ・ゲバラの若き日の南米大陸の旅日記である。友人と二人でオートバイに跨って旅行した日記なので、『 モーターサイクル・ダイアリーズ 』というタイトルなのだ。映画『 モーターサイクル・ダイアリーズ 』の原作は、チェ・ゲバラ本人が著した「 Notas de Viaje (邦題:モーターサイクル南米旅行日記)」と、同行の友人アルベルト・グラナードが書いた「 Con el Che por America Latina (エル・チェとラテンアメリカへ向けて という意味)」である。製作総指揮に ロバート・レッドフォード(『 ラスト・キャッスル (2001) THE LAST CASTLE 』『 スパイ・ゲーム (2001) SPY GAME 』等)が当たっているのが大きな話題だ。製作総指揮には『 リトル・ヴォイス (1998) LITTLE VOICE 』『 恋におちたシェイクスピア (1998) SHAKESPEARE IN LOVE 』のポール・ウェブスターらも名を連ねている。もっと詳しく・・・

 弊サイトのエッセイ「シャイな幸の独り言」に「03/07 コロバイン」を追加した。昨日の『 エレファント 』映画レヴューはかなり長くて訪問頂いた方には読み辛いかもしれないので、抜粋して「コロンバイン」というタイトルで整理した。もっと詳しく・・・
■2004年3月06日(土)


エレファント

Courtesy (c)Elephant Pictures Inc.
画像は(株)エレファント・ピクチャー
の公式サイトより許諾の下に掲載

2004.03.06
 日本公開は2004年今月の03月27日の映画『 エレファント 』について、今回プレス用の映画を前もって観せて頂いてこの「エレファント」をさらに書きました。「シャイな幸の独り言」で「エレファント」というタイトルでエッセイを書いてあるが、何故このような悲惨な事件が起こったのかと知りたくて・・・。
 以下はエレファントについて、映画そのものとその関連事件などについて調べて書いた幸の作文「エレファント」三部作です。
 ※「読む映画試写会」の『 エレファント 』映画レヴューはここをクリック。(2004年03月06日更新)
 ※「シャイな幸の独り言」の「2/23 エレファント」はここをクリック。(2004年02月23日更新)
 ※「幸の観たい度映画」の「エレファント」はここをクリック。(2004年01月19日更新)
 幸は、結構この映画に感じ考えさせられるところが多かったです。以前、アメリカで起こった学校銃撃事件 school shooting と、マイケル・ムーア Michael Moore 監督『 ボウリング・フォー・コロンバイン (2002) BOWLING FOR COLUMBINE 』がアカデミー賞で話題になった時点で、この事件の事実調査したりしたことがありました。今回改めて他の記事を読んだりしても、やはり結果としてガス・ヴァン・サント監督言及の象の寓話通り、「何で、こんなことを?」と思い、釈然としないまま言いようもなく悲しくなってきます。もっと詳しく・・・
■2004年3月04日(木)

CODE46
CODE46 (2003) CODE 46
ポスターはrottentomatoes.com
とmiserablelie.comより引用・加工。

2004.03.04
 2004年夏公開予定の映画『 CODE46 (2003) CODE 46 』は近未来の話で、最近の『 2046 (2004) 2046 』と同様、無機質の数字っぽいタイトルになっている。監督のマイケル・ウィンターボトムも、製作のアンドリュー・イートンも、製作総指揮のデヴィッド・M・トンプソンも、編集のピーター・クリステリスも、撮影のマルセル・ザイスカインドも、『 イン・ディス・ワールド (原題) (2002)IN THIS WORLD 』に携わっているのは興味を引く。『 コード46 』は 2003 年ヴェネツィア国際映画祭 Venice Film Festival で金獅子賞 Golden Lion にノミネートされた。近未来のストーリーと言うことで、『 コード46 』のロケはアラブ首長国連邦ドバイ Dubai, United Arab Emirates 、インド・ラジャスタン州ジャイプール Jaipur, Rajasthan, India 、英国ロンドン London, England 、中国の上海と香港 Shanghai & Hong Kong, China という国際的な規模で行われた。これらの地域は、未来の諸都市国家の幻影を合成して創り出すのに使われたそうだ。制作費は $7.5 million ($1=¥ 110 換算で8億円強)かかっている。もっと詳しく・・・
■2004年3月03日(水)


パッション
パッション (2004)
THE PASSION OF THE CHRIST

2004.03.03
 日本公開予定は2004年05月の歴史映画『 パッション (2004) THE PASSION OF THE CHRIST 』は、メル・ギブソン(『 リーサル・ウェポン4 (1998) LETHAL WEAPON 4 』『 パトリオット (2000) THE PATRIOT 』『 サイン (2002) SIGNS 』等)が監督・製作・脚本の三役を務める、キリスト受難を描く話題の映画。『 パッション THE PASSION OF THE CHRIST 』の「パッション passion 」は「激情・激怒・熱烈な情愛・情欲・熱情・熱心」という意味が先ず頭に浮かぶが、古語で「苦痛」という意味もある。そして‘the Passion ’と表現すると「キリストの受難」を意味している。これがタイトル『 パッション 』の表すところである。映画『 パッション 』では、イエス・キリストが拘束されて十字架に掛けられるまでの最期の 12 時間を描いている。敬虔なカトリック Catholic 教徒であるメル・ギブソンは、この映画『 パッション 』を製作するため、$25,000,000 とも $30,000,000 ($1=¥ 110 換算で 27 億 7500 万円〜 33 億円)とも言われる制作費をポケットマネーから出したそうだ。映画出演一本に対するメル・ギブソンのギャラは $25,000,000 なので、それをポンと投げ出したわけだ。米国では当初ユダヤ人を悪く描いていると捉えられて興行成績が伸びないのではと心配されたが、それがまた逆に話題性を高めて大ヒットとなった。もっと詳しく・・・
■2004年3月02日(火)

ターン・レフト・ターン・ライト
ターンレフト・ターンライト (2003)
向左走・向右走 (原題) /
TURN LEFT, TURN RIGHT (英題)

2004.03.02
 映画『 ターンレフト・ターンライト (2003) 向左走・向右走 (原題) / TURN LEFT, TURN RIGHT (英題) 』を紹介します。あのハンサム金城武さま主演の香港映画である。この映画『 ターン・レフト・ターン・ライト 』は、台湾 Taiwan のジミー・リャオ(漢字で幾米)という絵本作家の作品の映画化。中国語の原題は「向左走・向右走」とも「向左去・向右去」とも書くらしく、広東語では“ Heung joh chow heung yau chow ”、北京語では“ Xiang zuo zou xiang you zou ”という発音表示のようだ。絵本の原題の意味は「君のいる場所」という。すごく切ないロマンスで、絵本も映画も若い女性をウルウルさせるのだろう。映画『 ターン・レフト・ターン・ライト 』のストーリーの舞台は大都会(恐らく台北 Taipei )のとあるマンション。新進ヴァイオリニストのジョン・リゥー(漢字で劉智康:金城武)と、プロの女流翻訳家イヴ・チョイ(漢字で蔡嘉儀:ジジ・リョン 梁詠h)は、同じマンションに暮らしながら、出会ったことはない。大都市に住む誰もがそうのように、二人は孤独の生活をし、それぞれ忙しく現実的な日々を送っていた。ジョンはハンサムこの上なく、イヴも綺麗な女性だ。もっと詳しく・・・
■2004年3月01日(月)

第76回アカデミー賞発表
2004.03.01
 第76回アカデミー賞受賞の発表があった。ピーター・ジャクソン監督の「ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還」が、最優秀作品賞をはじめ監督賞に同映画監督ピーター・ジャクソン、ノミネートされた11部門全ての賞を独占という快挙を成し遂げた。 主演男優賞には『 ミスティック・リバー (2003) MYSTIC RIVER 』のショーン・ペン、主演女優賞には『 モンスター (原題) (2003) MONSTER 』シャーリーズ・セロン。助演男優賞には、ティム・ロビンスが受賞し、期待された『 ラスト サムライ (2003) THE LAST SAMURAI 』の渡辺謙がチャンスを逃した。また、「たそがれ清兵衛」も『 みなさん、さようなら (2003) LES INVASIONS BARBARES (原題) / THE BARBARIAN INVASIONS (英題) 』に及ばなかったが、『 ロスト・イン・トランスレーション (2003) LOST IN TRANSLATION 』とともに、日本を世界に知らしめるいい宣伝になった。もっと詳しく・・・
■2004年3月分
 幸が調査した3月の公開予定映画リストを下に挙げておきます。これを作成した時点と現在とでは情報が異なる場合があります。
 詳しくは「とれ幸2004年3月」で確認してください。

O Once Upon a Time in Mexico(仮題) Once Upon a Time in Mexico 2004/03/予定
あ アラモ(原題) The Alamo 2004/03/予定
あ アンデッド (2003) UNDEAD 2004/03/20 IMDbの各タイトルデータへ http://www.imdb.com/title/tt0339840/
い イン・ザ・カット(原題) IN THE CUT 2004/03/予定
え エレファント (2003) ELEPHANT 2004/03/27 IMDbの各タイトルデータへ http://www.imdb.com/title/tt0363589/
け ケイナ (2002) KAENA the prophecy 2004/03/06 IMDbの本作品映画データへ
し しあわせの法則 (2002) LAUREL CANYON 2004/03/予定→2004/04/03 IMDbの各タイトルデータへ
す スイミング・プール(原題) SWIMMING POOL 2004/03/予定
ち 沈黙の標的 (2003) Out for a Kill 2004/03/予定 IMDbの各タイトルデータへ http://us.imdb.com/title/tt0323531/
て テキサス・チェーンソー THE TEXAS CHAINSAW MASSACRE 2003/12/予定→2004/03/20 IMDbの本作品映画データへ
と ドラムライン (原題) (2002) Drumline 2004/春予定 IMDbの各タイトルデータへ http://us.imdb.com/title/tt0303933/
は ハットしてキャット The Cat in the Hat 2004/03/予定
ふ ブラザー・ベアー Brother Bear 2004/03/13 IMDbの各タイトルデータへ http://www.imdb.com/title/tt0328880/
へ ペイチェック 消された記憶 Paycheck 2004/03/予定
ほ ぼくは怖くない (2003) IO NON HO PAURA (原題) / I'M NOT SCARED (英題) 2004/03/予定 IMDbの各タイトルデータへ
る ルーニー・テューンズ: バック・イン・アクション(原題)LOONEY TUNES: BACK IN ACTION 2004/03/予定
れ レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード (2003) Once Upon a Time in Mexico 2004/03/予定 IMDbの各タイトルデータへ
れ 恋愛適齢期 (2003) Something's Gotta Give/Untitled Nancy Meyers Project 2004/03/27 IMDbの各タイトルデータへ http://us.imdb.com/title/tt0337741/
ろ ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 The Load of the Rings: The Return of the King 2004/03/予定→2004/02/14
ろ ローレル・キャニオン(原題)→しあわせの法則 LAUREL CANYON 2004/04/03/
わ ワンス・アポン・ア・タイム・イン・メキシコ (仮題)→レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード (2003) Once Upon a Time in Mexico 2004/03/予定 IMDbの各タイトルデータへ



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