シュレック
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シュレック (2001)
SHREK
 映画『 シュレック (2001) SHREK 』をレヴュー紹介します。

 映画『 シュレック (2001) SHREK 』を以下に目次的に紹介する。
■映画『 シュレック (2001) SHREK 』のポスター、予告編および映画データ
■映画『 シュレック (2001) SHREK 』の解説
 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。
■映画『 シュレック (2001) SHREK 』の主なスタッフ
■映画『 シュレック (2001) SHREK 』の主なキャスト
■映画『 シュレック (2001) SHREK 』のスタッフとキャスト
■映画『 シュレック (2001) SHREK 』のストーリー
<もっと詳しく>は映画『 シュレック 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタばれ)です。※ご注意:映画『 シュレック (2001) SHREK 』の内容やネタばれがお好みでない方は読まないで下さい。
■映画『 シュレック (2001) SHREK 』の感想
■映画『 シュレック (2001) SHREK 』の更新記録

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幸の鑑賞評価: 8つ星 
■映画『 シュレック (2001) SHREK 』のポスター、予告編および映画データ
シュレック
シュレック
Links:  Official Web Site
Trailers:  Quick Time
上映時間 Runtime: 1:30
製作国 Country: アメリカ USA
製作会社
Production Company:
DreamWorks SKG [us]
Pacific Data Images [us]
全米配給会社 Distributer: DreamWorks Home Entertainment [us]
全米初公開 Release Date: 2001/05/18
日本初公開 R. D. in Japan: 2001/12/15
日本公開情報 : UIP
ジャンル Genre: アドヴェンチャー/ロマンス/アニメ/ファンタジー/ファミリー/コメディ
Adventure / Romance / Animation / Fantasy / Family / Comedy
MPAA Rating 指定: Rated PG for mild language and some crude humor.
日本語公式サイト
http://www.shrek.jp/
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.
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■映画『 シュレック (2001) SHREK 』の解説

 映画『 シュレック (2001) SHREK 』は、ドリームワークスが送る 2002年アカデミー長編アニメ賞受賞作品。声優陣が、マイク・マイヤーズ、エディ・マーフィ、キャメロン・ディアス、ジョン・リスゴー、ヴァンサン・カッセルと、とっても豪華な全編フルCGアニメだ。大ヒットした映画『 シュレック 』は、『 シュレック2 (2004) SHREK 2 』『 シュレック3 (2006) SHREK 3 』と続編も製作される。映画『 シュレック 』の原作は、ウィリアム・スタイグ William Steig (1907-2003)の絵本「みにくいシュレック」〔原題 Shrek! 〕。だが、映画『 シュレック 』のストーリーは原作とは違う。原作「みにくいシュレック」のお話は、---小さな醜い怪物のシュレックは、冒険を見つけに世界へ飛び出す。その途中、魔女や甲冑の騎士やドラゴンと遭遇。そしてついには、自分よりずっと醜いプリンセスと出会う---っていう感じらしい。映画『 シュレック 』もすっごっくよかったし、また、本も読んでみたい。

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■映画『 シュレック (2001) SHREK 』の主なスタッフ

○『 シュレック 』の監督: アンドリュー・アダムソン
『 シュレック (2001) SHREK 』で共同監督ヴィッキー・ジェンソンらと共に 2001 年英国アカデミー児童賞受賞。デュロックのマスコット役で声の出演も。
シュレック2 (2004) SHREK 2 』〔Captain of the Guards 役で声の出演も〕

○『 シュレック 』の製作: ジェフリー・カッツェンバーグ
ナイトメアー・ビフォア・クリスマス (1993) THE NIGHTMARE BEFORE CHRISTMAS 』(uncredited)
『 シュレック (2001) SHREK 』< 2001 年英国アカデミー児童賞受賞&作品賞ノミネート>
スピリット (2002) SPIRIT: STALLION OF THE CIMARRON 』<2003年アカデミー長編アニメ賞ノミネート>
シンドバッド 7つの海の伝説 (2003) SINBAD: LEGEND OF THE SEVEN SEAS
シュレック2 (2004) SHREK 2 』等

○『 シュレック 』の製作: アーロン・ワーナー
『 シュレック (2001) SHREK 』< 2001 年英国アカデミー児童賞受賞&作品賞ノミネート、 2002 年アカデミー長編アニメ賞受賞>
シュレック2 (2004) SHREK 2 』〔狼役で声の出演も〕等

○『 シュレック 』の製作: ジョン・H・ウィリアムズ
セブン・イヤーズ・イン・チベット (1997) SEVEN YEARS IN TIBET
『 シュレック (2001) SHREK 』< 2001 年英国アカデミー作品賞ノミネート>
タキシード (2002) THE TUXEDO
シュレック2 (2004) SHREK 2 』等

○『 シュレック 』の脚本&共同製作: テッド・エリオット&テリー・ロッシオ
『 シュレック (2001) SHREK 』<2002年アカデミー脚色賞ノミネート、2001年英国アカデミー脚色賞受賞>
トレジャー・プラネット (2002) TREASURE PLANET
パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち (2003) PIRATES OF THE CARIBBEAN: THE CURSE OF THE BLACK PEARL
パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト (2006) PIRATES OF THE CARIBBEAN: DEAD MAN'S CHEST 』等

○『 シュレック 』の製作総指揮: スティーヴン・スピルバーグ
『 未知との遭遇 (1977) CLOSE ENCOUNTERS OF THE THIRD KIND 』< 1978 年アカデミー監督賞ノミネート>
『 レイダース/失われたアーク《聖櫃》 (1981) RAIDERS OF THE LOST ARK 』< 1982 年アカデミー監督賞ノミネート>
『 E.T. (1982) E.T. THE EXTRA-TERRESTRIAL 』< 1983 年アカデミー監督賞&作品賞ノミネート>
『 カラーパープル (1985) THE COLOR PURPLE 』< 1986 年アカデミー作品賞ノミネート>
ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク (1997) THE LOST WORLD: JURASSIC PARK
シンドラーのリスト (1993) SCHINDLER'S LIST 』< 1994 年アカデミー監督賞&作品賞受賞>
『 プライベート・ライアン (1998) SAVING PRIVATE RYAN 』< 1994 年アカデミー監督賞受賞&作品賞ノミネート>
マイノリティ・リポート (2002) MINORITY REPORT
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン (2002) CATCH ME IF YOU CAN
ターミナル (2004) THE TERMINAL 』等

○『 シュレック 』の脚本: ジョー・スティルマン
『 シュレック (2001) SHREK 』<2002年アカデミー脚色賞ノミネート、2001年英国アカデミー脚色賞受賞>
シュレック2 (2004) SHREK 2 』等

○『 シュレック 』の脚本: ロジャー・S・H・シュルマン
『 シュレック (2001) SHREK 』<2002年アカデミー脚色賞ノミネート、2001年英国アカデミー脚色賞受賞>
ジャングル・ブック2 (2003) THE JUNGLE BOOK 2 』等

○『 シュレック 』の音楽: ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
『 シュレック (2001) SHREK 』< 2002 年英国アカデミー作曲賞(アンソニー・アスクィス映画音楽賞)ノミネート>
フォーン・ブース (2002) PHONE BOOTH
シンドバッド 7つの海の伝説 (2003) SINBAD: LEGEND OF THE SEVEN SEAS
ヴェロニカ・ゲリン (2003) VERONICA GUERIN 』
ランダウン ロッキング・ザ・アマゾン (2003) THE RUNDOWN 』
マン・オン・ファイアー (2004) MAN ON FIRE
シュレック2 (2004) SHREK 2
ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12カ月 (2004) BRIDGET JONES: THE EDGE OF REASON 』等

○『 シュレック 』の音楽: ジョン・パウエル
シン・レッド・ライン (1998) THE THIN RED LINE 』(additional music)
『 シュレック (2001) SHREK 』< 2002 年英国アカデミー作曲賞(アンソニー・アスクィス映画音楽賞)ノミネート>
ボーン・アイデンティティー (2002) THE BOURNE IDENTITY
ドラムライン (2002) DRUMLINE
プルート・ナッシュ (2002) THE ADVENTURES OF PLUTO NASH
トゥー・ウィークス・ノーティス (2002) TWO WEEKS NOTICE
エージェント・コーディ (2003) AGENT CODY BANKS
セイブ・ザ・ワールド (2003) THE IN-LAWS
ジーリ (2003) GIGLI
ペイチェック 消された記憶 (2003) PAYCHECK
シュレック2 (2004) SHREK 2 』("Shrek" theme)
ボーン・アイデンティティー/殺戮のオデッセイ (2004) THE BOURNE SUPREMACY 』等

○『 シュレック 』の音楽: ジェイムズ・マッキー・スミス James McKee Smith (additional music)
『 シュレック (2001) SHREK 』
ボーン・アイデンティティー (2002) THE BOURNE IDENTITY 』 (additional music)
プルート・ナッシュ (2002) THE ADVENTURES OF PLUTO NASH 』 (additional music)
エージェント・コーディ (2003) AGENT CODY BANKS
パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち (2003) PIRATES OF THE CARIBBEAN: THE CURSE OF THE BLACK PEARL 』 (additional music)
ペイチェック 消された記憶 (2003) PAYCHECK
シュレック2 (2004) SHREK 2 』 (additional music)等

○『 シュレック 』の美術: ジェームズ・ヘジェダス
レインマン (1988) RAIN MAN 』(production illustrator)
フォレスト・ガンプ/一期一会 (1994) FORREST GUMP 』(production illustrator)
マーズ・アタック! (1996) MARS ATTACKS! 』(supervising art director)等

○『 シュレック 』の衣装: アイシス・マッセンデン
13デイズ (2000) THIRTEEN DAYS
シュレック2 (2004) SHREK 2 』等

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■映画『 シュレック (2001) SHREK 』の主なキャスト

●マイク・マイヤーズ as シュレック〔緑色の巨人〕/盲目ネズミ/ナレーター
オースティン・パワーズ (1997) AUSTIN POWERS: INTERNATIONAL MAN OF MYSTERY
『 シュレック (2001) SHREK 』
オースティン・パワーズ ゴールドメンバー (2002) AUSTIN POWERS IN GOLDMEMBER
ハッピー・フライト (2003) VIEW FROM THE TOP 』
ハットしてキャット (2003) THE CAT IN THE HAT
シュレック2 (2004) SHREK 2 』等

 シュレックの声は、もともとクリス・ファーレイ Chris Farley がする筈だったそうだが、 1997 年に麻薬とコカインの過剰摂取で亡くなったため、SNL〔サタデー・ナイト・ライヴ〕の仲間であり友人のマイク・マイヤーズが務めることになった。

●エディ・マーフィ as ドンキー〔おしゃべりなロバ〕
『 シュレック (2001) SHREK 』<2002年英国アカデミー助演男優賞ノミネート>
プルート・ナッシュ (2002) THE ADVENTURES OF PLUTO NASH
アイ・スパイ (2002) I SPY
チャーリーと14人のキッズ (2003) DADDY DAY CARE
ホーンテッドマンション (2003) THE HAUNTED MANSION
シュレック2 (2004) SHREK 2 』等

●キャメロン・ディアス as プリンセス・フィオナ〔ドラゴンが守る城の塔で運命の人を待つお姫様〕
『 マルコヴィッチの穴 (1999) BEING JOHN MALKOVICH 』<2000年英国アカデミー助演女優賞ノミネート>
チャーリーズ・エンジェル (2000) CHARLIE'S ANGELS
『 シュレック (2001) SHREK 』
クリスティーナの好きなコト (2002) THE SWEETEST THING
マイノリティ・リポート (2002) MINORITY REPORT
ギャング・オブ・ニューヨーク (2001) GANGS OF NEW YORK
チャーリーズ・エンジェル/フルスロットル (2003) CHARLIE'S ANGELS: FULL THROTTLE
シュレック2 (2004) SHREK 2 』等

●ジョン・リスゴー as ファークアード卿〔パーフェクトな町デュロックの小さな統治者〕
『 ガープの世界 (1982) THE WORLD ACCORDING TO GARP 』< 1983 年アカデミー助演男優賞ノミネート>
『 愛と追憶の日々 (1983) TERMS OF ENDEARMENT 』< 1984 年アカデミー助演男優賞ノミネート>等

●ヴァンサン・カッセル as ムッシュー・フッド〔森に住んでいる義賊、フランス語訛りの英語を話す〕
エリザベス (1998) ELIZABETH 』
ジャンヌ・ダルク (1999) JOAN OF ARC / THE MESSENGER: THE STORY OF JOAN OF ARC
クリムゾン・リバー (2000) THE CRIMSON RIVERS / LES RIVIERES POURPRES
ジェヴォーダンの獣 (2001) LE PACTE DES LOUPS (原題) / BROTHERHOOD OF THE WOLF (英題)
『 シュレック (2001) SHREK 』
リード・マイ・リップス (2001) SUR MES LEVRES (原題) / READ MY LIPS (英題)
ブルーベリー (原題) (2004) BLUEBERRY
オーシャンズ12 (2004) OCEAN'S TWELVE 』等

●ジム・カミングス as 衛兵隊長
『 シュレック (2001) SHREK 』
ジャングル・ブック2 (2003) THE JUNGLE BOOK 2
くまのプーさん/完全保存版 II ピグレット・ムービー (2003) PIGLET'S BIG MOVIE
シンドバッド 7つの海の伝説 (2003) SINBAD: LEGEND OF THE SEVEN SEAS 』等

●コンラッド・ヴァーノン as ジンジャーブレッド・マン
シンドバッド 7つの海の伝説 (2003) SINBAD: LEGEND OF THE SEVEN SEAS
シュレック2 (2004) SHREK 2 』の監督兼ジンジャーブレッド・マン等

●ジャッキー・バムブルック as プロレス・ファン
グッド・ガール (2002) THE GOOD GIRL
ナインスゲート (1999) THE NINTH GATE 』(visual effects producer)
スパイダーマン (2002) SPIDER-MAN 』(visual effects producer: test only)
ホーンテッドマンション (2003) THE HAUNTED MANSION 』(visual effects producer)
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【『 シュレック 』のスタッフとキャスト】
監督: アンドリュー・アダムソン Andrew Adamson (Directed by)
    ヴィッキー・ジェンソン Vicky Jenson (Directed by)
    スコット・マーシャル Scott Marshall (Directed by)(video "I'm A Believer")
製作: ジェフリー・カッツェンバーグ Jeffrey Katzenberg (producer)
    アーロン・ワーナー Aron Warner (producer)
    ジョン・H・ウィリアムズ John H. Williams (producer)
共同製作: テッド・エリオット Ted Elliott (co-producer)
    テリー・ロッシオ Terry Rossio (co-producer)
製作総指揮: ペニー・フィンケルマン・コックス Penney Finkelman Cox (executive producer)
    サンドラ・ラビンス Sandra Rabins (executive producer)
    スティーヴン・スピルバーグ Steven Spielberg (executive producer) (uncredited)
原作: ウィリアム・スタイグ William Steig (book)
脚本: テッド・エリオット Ted Elliott (written by)
    テリー・ロッシオ Terry Rossio (written by)
    ジョー・スティルマン Joe Stillman (written by)
    ロジャー・S・H・シュルマン Roger S. H. Schulman (written by)
音楽: ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ Harry Gregson-Williams (Original Music by)
    ジョン・パウエル John Powell (Original Music by)
    ジェイムズ・マッキー・スミス James McKee Smith (additional music)
編集: シム・エヴァン=ジョーンズ Sim Evan-Jones (Film Editing by)
美術: ジェームズ・ヘジェダス James Hegedus (Production Design by)
衣装: アイシス・マッセンデン Isis Mussenden (Costume Design by)

声の出演: マイク・マイヤーズ Mike Myers as Shrek/Blind Mouse/Narrator シュレック/盲目ネズミ/ナレーター
    エディ・マーフィ Eddie Murphy as Donkey ドンキー
    キャメロン・ディアス Cameron Diaz as Princess Fiona プリンセス・フィオナ
    ジョン・リスゴー John Lithgow as Lord Farquaad of Duloc ファークアード卿
    ヴァンサン・カッセル Vincent Cassel as Monsieur Hood ムッシュー・フッド
    ピーター・デニス Peter Dennis as Ogre Hunter
    クライヴ・ピアース Clive Pearse as Ogre Hunter
    ジム・カミングス Jim Cummings as Captain of Guards
    ボビー・ブロック Bobby Block as Baby Bear
    クリス・ミラー Chris Miller as Geppetto/Magic Mirror
    コディ・キャメロン Cody Cameron as Pinocchio/Three Pigs
    キャスリーン・フリーマン Kathleen Freeman as Old Woman
    マイケル・ガラッソ Michael Galasso as Peter Pan
    クリストファー・ナイツ Christopher Knights as Blind Mouse/Thelonious
    サイモン・J・スミス Simon J. Smith as Blind Mouse
    コンラッド・ヴァーノン Conrad Vernon as Gingerbread Man
    ジャッキー・バムブルック Jacquie Barnbrook as Wrestling Fan
    ヴァル・ベッティン Val Bettin as Bishop

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<もっと詳しく>

ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。
■映画『 シュレック (2001) SHREK 』のストーリー

【シュレック 第01段落】  一冊のおとぎ話の本が開き、美しいページがめくられる…。
---昔々、美しいお姫様がいました。しかし、彼女には恐ろしい呪いがかけられていました。それを打ち破るのは、運命の人のキスだけ。お姫様は火を噴く恐ろしいドラゴンに守られた城の中に閉じ込められていました。多くの勇敢な騎士達がお姫様を救い出そうとしましたが、誰も成しえていません。お姫様は、ドラゴンが守るとても高い塔の一番高いところにある部屋で待っていました。運命の人と、運命の人とのファースト・キスを。〔なんて「眠りの森の美女」みたいな話。〕---

【シュレック 第02段落】  在り来たりのストーリーに、ケッて感じで、おとぎ話の本から一ページが破られる。破ったのは緑色の大きな怪物(声:マイク・マイヤーズ)。トイレの紙に使ったみたい。その怪物は森の奥の沼地で悠々自適に暮らしている。緑色の巨人は、入道頭にラッパのような耳が生え、ゲジゲジ眉に大きな目と鼻と口といった風貌。沼の泥のシャワーを浴び、沼に浸かって魚が気絶するほどのオナラをし、昆虫のお尻から出た緑のペーストで歯を磨き、大きなナメクジを食している怪物は、見た目も汚いけど、においも臭い。しかし、心は優しい怪物だ。遠く離れた村の人間達が怪物退治にやって来たとき、シュレックは臭〜い息の大声を出し、人間を怖がらせはしたものの、彼らに何の危害を与えることもなく、村へと逃げ帰らせた。人間達が去った後、一枚のお触れの紙が落ちていた。その紙によると、おとぎ話の登場人物たちに懸賞金がかけられている。それで緑の怪物のところにも、人間達がやって来たのだ。

【シュレック 第03段落】  森の中。おとぎ話の登場人物たちを懸賞金に引き換えるのに列ができている。ファークアード卿の衛兵達に引き渡されたおとぎ話のキャラクターたちが次々と収容所へ送られていく。その中には、鎖を付けられた 7 人の小人、檻に入れられた 3 匹の熊らもいる。ジェペットじいさんが、帳簿を手にする衛兵隊長(声:ジム・カミングス)にピノッキオを 5 シリングで売り飛ばしている。ピノッキオの後ろは、しゃべるロバ donkey 、ドンキー(声:エディ・マーフィ)を連れたお婆さん(声:キャスリーン・フリーマン)、次はティンカーベルを引渡しに来たピーターパン(声:マイケル・ガラッソ)、そして人間に連れて来られた 3 匹の子豚が続く。衛兵を前にして、お婆さんはドンキーに話をさせようとするが、身の危険を知るドンキーはしゃべらない。困ったお婆さんは、腹話術の真似事をしてロバが話をしているようにバレバレの演技。衛兵隊長がお婆さんとロバを返そうとした時、お婆さんがはずみで後ろのティンカーベルが入った小さな籠を蹴り上げた。するとティンカーベルの粉がドンキーにかかり、あれあれドンキーが空へと舞い上がる。喜んだドンキーはベラベラとしゃべりだした。

【シュレック 第04段落】  ドンキー、浅はか!ティンカーベルの粉はどんどんと消費され、ドンキーは地面に墜落。ドンキーがしゃべるのを確認した衛兵達が彼を捕まえに襲い掛かる。ドンキーは一目散に逃げた。思いっきり走っていたドンキーは、森の小道で緑色の怪物にぶつかった。緑色の怪物は衛兵達を追い払い、ドンキーを救ってくれた。きっとしゃべるという性質のお蔭で他のロバ仲間がいないドンキーは、頼りがいのある友人の出現に喜び、しゃべりにしゃべりまくった。ところが緑色の怪物にはまだドンキーと親しくなる準備ができていないようで、うるさいロバを追っ払おうと、いつものように強面(こわもて)ぶる。

緑の怪物: Why are you following me?(なんで俺について来るんだ?)
ドンキー: I'll tell you why. ♪'Cause I'm all alone. There's no one here beside me. My problems have all gone. There's no one to deride me. But you gotta have friends--♪(そりゃこういう訳さ。♪オレはとっても孤独。オレの傍には誰もいない。もめ事は行っちまった。オレをバカにする奴もいない。でも君には友人がいる。♪〔歌はベット・ミドラー Bette Midler <『 ステップフォード・ワイフ (2004) THE STEPFORD WIVES 』等に出演>の「 FRIENDS 」〕)
緑の怪物: Stop singing! Well it's no wonder you don't have any friends.(歌を止めろ。お前に友達がいないのも不思議じゃないね。)
ドンキー: Wow. Only a true friend would be that cruelly honest.(ワオ。本当の友達しかそんな酷い正直なこと言ってくれないよ。)
緑の怪物: Listen, little donkey. Take a look at me. What am I?(よく聞け、ちっちゃなロバ。オレを見ろ。オレは何だ?)
ドンキー: Uh-- Really tall?(えっと…めっちゃデカイ?)
緑の怪物: No! I'm an ogre. You know. "Grab your torch and pitchforks." Doesn't that bother you?(違うよ。泣く子も黙る怪物だ。コワいだろ?)
ドンキー: Nope.(全然。)
緑の怪物: Really?(マジ?)
ドンキー: Really, really.(マジ、マジ。)
緑の怪物: Oh.(ふーん。)
ドンキー: Man, I like you. What's your name?(なぁ、オレはお前が気に入ったんだ。名前は?)
緑の怪物: Uh, Shrek.(シュレック。)

【シュレック 第05段落】  初めて他人に好意を示された緑の怪物、シュレックは、まんざら嬉しくないわけでもなさそう。でも、まだまだ長年かかってシュレックの心に築かれた壁は打ち崩せない。シュレックのテリトリーの入り口には、“怪物、注意”の立看がシュレック本人によって打ち立てられている。ドンキーがシュレックに家に泊めてくれるように必死に訴えるので、シュレックは渋々承諾。でも、家の中には泊めさせない。

【シュレック 第06段落】  夜、シュレックは食卓についた。ちょっと外にいるドンキーが気になるみたいだけど、独りの夕食を続行する。テーブルの上に並べられた夕食は、目玉の入ったカクテルや大きなナメクジなど、かなりえげつない。でもシュレックにとっては美味しい食材だ。耳から大きな耳垢を取り出し、ロウソク代わりにする。醜い怪物の独り暮らしだが、まめに料理も作り、それなりに充実した暮らしみたい。家の中に何かいる。ドンキーかと思ったが、お利口なドンキーはちゃんと外にいる。すると三匹の盲目ネズミがテーブルに!それから 7 人の小人が白雪姫が入ったガラスの棺をシュレックの食卓にドカンと置いた。ビックリして寝室を見ると、赤頭巾ちゃんの狼がお婆さんの格好ををしてベッドにもぐりこんでいる。シュレックが侵入者を追い出そうと家の扉を空けると、外はおとぎ話のキャラクターたちでいっぱい!

【シュレック 第07段落】  自分独りの生活を脅かされたくないシュレックは、彼らに出て行くように言うが、これはファークアード卿の命令で、キャラクター達にとってはどうしようもないことのようだ。シュレックは自分の落ち着いた生活を守るため、ファークアード卿に掛け合いに行くことにした。ファークアード卿の居場所を知っていると名乗りを上げたのは、大勢いるキャラクターの中で、ドンキーだけ。シュレックはドンキーを連れて旅に出る。シュレックが自分達を元通りの場所に戻してくれるかもしれないと知ったキャラクター達は、喜んで 2 人を送り出した。シュレックと一緒に旅に出るのが嬉しいドンキーは、ウィリー・ネルソン Willie Nelson の「 On The Road Again 」を歌いだす。
ドンキー: Sing it with me, Shrek.♪ I can't wait to get on the road again.♪(一緒に歌おうよ、シュレック。♪また旅に出るのが待ちきれない。♪)
シュレック: What did I say about singing?(オレが歌について何と言ったんだ?)
ドンキー: Can I whistle?(口笛を吹いても?)
シュレック: No.(ダメ。)
ドンキー: Can I hum it?(ハミングは?)
シュレック: All right, hum it.(わかったよ。ハミングしろよ。)

【シュレック 第08段落】  城の廊下を威厳を持って歩くファークアード卿(声:ジョン・リスゴー)。でも、四角くて大きな顔の割には、とってもチビ。拷問室を警備する兵隊の半分ほどしか身長がない。その部屋の中、覆面を被った男セロニアスから拷問を受けているのが、可愛い人型クッキーのジンジャーブレッド・マン(声:コンラッド・ヴァーノン)!ジンジャーブレッド・マンは、コップに注がれた牛乳に、逆さでジャブジャブ付けられる。ファークアード卿がやって来ると、卿の身長に合わせて拷問台が下げられる。逃げられないように足が折られた、俊足自慢のジンジャーブレッド・マンに、ファークアード卿は言う。“Run, run, run, as fast as you can. You can't catch me. I'm the gingerbread man! (走れ、走れ、走れ、できるだけ速く。君は僕を捕まえっこないさ。僕はジンジャーブレッド・マンさ。)”これは有名な絵本『 しょうがパンぼうや The Gingerbread Boy 』(ポール・ガルドン Paul Galdone 著)の一節。パーフェクトを目指すファークアード卿は、自分の国デュロックから、童話のキャラクターみたいな空想上の生き物の追放を遂行している。ジンジャーブレッド・マンに仲間の居場所を言えと脅迫するファークアード卿。やっていることは酷い拷問だけど、ジンジャーブレッド・マンが可愛すぎて思わず笑ってしまう。

【シュレック 第09段落】  ジンジャーブレッド・マンへの尋問中、ファークアード卿のもとにずっと探していた代物が運ばれてきた。それは白雪姫に登場する魔法の鏡(声:クリス・ミラー)。魔法の鏡に「何も言うな。」と叫んだジンジャーブレッド・マンは、ゴミ箱に叩き落とされた。ファークアード卿は魔法の鏡に自分の王国が最もパーフェクトな国かどうか尋ねた。魔法の鏡が、ファークアード卿は厳密には王様ではないと言うと、卿は部下に手鏡を割らせて魔法の鏡を怖がらせた。ロード・ファークアード Lord Farquaad of Duloc (ファークアード卿)の“ロード Lord ”とは、貴族に対して付けられる敬称。魔法の鏡が言う通りに、ファークアード卿はまだ王様 king じゃない。身の保全を考えた魔法の鏡は、プリンセスと結婚すれば、王様になれるとファークアード卿にご提案。そこで、 3 人の美しいお姫様が魔法の鏡に映し出された。一人目はシンデレラ。二人目は白雪姫。そして三人目が、ドラゴンに守られた塔に幽閉されている、浮かない顔をしたフィオナ姫。 3 人の美女を見て、誰を選ぼうが悩むファークアード卿。部下のセロニアスは三番目のフィオナ姫を推す。

【シュレック 第10段落】  ファークアード卿がお相手に選んだのは、…フィオナ姫!魔法の鏡は、ファークアード卿にフィオナ姫について言っておくべきことがあったようだが、卿はフィアンセを見つけた嬉しさで聞く耳を持たなかった。喜び勇んでフィオナ姫のいるドラゴンの塔へ向かうのかと思ったら、ファークアード卿はフィオナ姫救出のために、勇者を集めてトーナメントを開くことに決めた。

【シュレック 第11段落】  シュレックとドンキーが、ファークアード卿の国、デュロックに到着。デュロックはとても大きな石造りの建造物。背の低いファークアード卿は大きなものを好むようだ。デュロックへの入り口は、まるでテーマパークのよう。ファークアード卿を模した大きな被り物を頭に被った見張りが、シュレックを見て慄(おのの)き、デュロックの中へと消えていった。行列を整列させるための紐を押し倒し、テーマパークにあるような入り口の回転するバーを押して、シュレックとドンキーもデュロックの中へ。整然とした町並みには、人っ子一人いない。土産物屋には、ファークアード卿の人形がずらりと並んでいる。そしてインフォメーションのブースの扉が開くと、小さなからくり人形達が、♪…DuLoc is a perfect place.…(デュロックはパーフェクトなところ)♪と、歌を歌う。歌が一通り終わると、インフォメーションにある隙間から、ポラロイドで撮影されたシュレックとドンキーの写真が出てきた。パーフェクトなテーマパークのような演出に、ディズニーへの皮肉が込められているかなぁ。

【シュレック 第12段落】  デュロックの住民はトーナメントが開かれる競技場に集まっていた。パーフェクトな町に暮らす人々は、ファークアード卿の演説に真剣に聞き入っている…と思いきや、彼らの演説に対するリアクションは、兵士が持つ紙に書かれた言葉の指示に従ったもの。まるで観客付きのテレビ番組のADが、番組の盛り上がりを考えてお客に示すカンペのようだ。一際高い所にいるファークアード卿は、甲冑を身につけた勇者達と観衆に、トーナメントで優勝した者がフィオナ姫を救い出しに行くこと、もしその優勝者が失敗すれば、その次の者がその任務に順々に付くことを話した。そこにシュレックとドンキーが競技場に現る!ファークアード卿は勇者達に、彼らを倒した者が優勝者だとトーナメントのプランを変更。シュレックとドンキーは(主にシュレック)プロレスさながらに次々と勇者達を倒していく。観衆たちも卿の演説の時とは違い、活き活きとプロレス観戦。客席の女性(声:ジャッキー・バムブルック)が“イスを使え!”と叫び声をあげるほどだ。そしてついにシュレックの勝利。
シュレック: Oh, yeah! Ah! Ah! Thank you! Thank you very much! I'm here till Thursday. Try the veal! 〔*〕Ha, ha!(有難う、有難うございます!木曜日〔※〕までここにいるよ。ハハ!)

〔*〕“Try the veal!”をどう訳せばいいのか分かりません。“I'm ( I'll be ) here〜”みたいな文と併用される決まり文句のようなのですが…。ご存知の方、お教えください。
〔※〕どうして木曜日なのかなと思ったら、アメリカでは毎週木曜日に WWE の“ SmackDown! ”というプロレス番組があるそうだ。

【シュレック 第13段落】  ファークアード卿は、デュロックの勇者達を一網打尽にした緑色の怪物を亡き者にしようと、兵士達に弓矢を向けさせるが、またまたプランを変更。シュレックをトーナメントの優勝者にして彼をフィオナ姫救出に向かわせることにした。姫救出の旅に出れば、沼地を返すというファークアード卿の言葉で、シュレックはドラゴンが守る城へと旅立つ。この時、シュレックほど強ければ、ファークアード卿を倒すことができたかもしれない。しかし、シュレックはデュロックの住民の安全を考えて、戦いよりもファークアード卿と契約する方を選んだのだ。シュレック曰く、怪物は人々が思っているようなものとは違う。層のある玉ネギみたいに奥が深いのだ。

【シュレック 第14段落】  硫黄のにおい。目的地が近づいて来た。シュレックとドンキーが岩場を登っていくと、突如として眼前に姫の眠る城が現れた。その城は煮えくり返った溶岩で四方を囲まれ、まさに難攻不落といった感じ。しかも溶岩の堀に架けられた、城へと通じる橋は、今にも切れそうなボロボロのつり橋。つり橋を渡るのを怖がるドンキーだが、シュレックがそんな彼をうまく操って、つり橋を渡るのを成功させる。橋を渡り終えたときにシュレックに褒められたドンキーの表情がカワイイ。ドンキーはロバというよりも、動作なんかが犬っぽくって、犬好きの私にはとても親近感が沸くキャラだ。

【シュレック 第15段落】  ところどころ崩れ落ち、嘗ての勇者達の骸骨が転がっている城の中は、陰惨な雰囲気。シュレックはドラゴン、ドンキーはフィオナ姫の部屋へと通じる階段を探しに二手に分かれる。ところが結果は逆。ドンキーが恐ろしい巨大な火を噴くドラゴンに遭遇し、城の中を追い掛け回される。シュレックはドンキーを助けようと、ドラゴンの尻尾にしがみついたが、高〜く飛ばされて塔のてっぺんにあるフィオナ姫の眠る部屋へ。一方、ドラゴンを目の前に、ドンキーは絶体絶命。命乞いのため、おしゃべりドンキーがドラゴンを褒めると、なんと女の子だったドラゴンは、ちっちゃなドンキーにフォーリン・イン・ラブ fallin' in love 。ドンキーは一命を取り留めたようだ。

【シュレック 第16段落】  寝たふりのフィオナ姫(声:キャメロン・ディアス)は、運命の人の到来にキスを期待するが、シュレックに振り起こされる。頭に甲冑を被ったシュレックを運命の人だと思っているフィオナ姫は、ロマンティックな演出をしようとするが、救出が目的のシュレックはそんなことお構いなしで姫を部屋から連れ出した。そして今度はドンキーを助けに行くシュレック。天井からぶら下がった長い鎖付きの輪のような室内灯をうまくドラゴンの首にはめるのに成功したシュレックは、ドンキーとフィオナ姫を連れて逃走。怒ったドラゴンはそれこそ火のような勢いで追いかけてくる。つり橋を渡る 3 人だが、ドラゴンが噴いた炎で城側から半分つり橋が焼け落ちる。間一髪で残りのつり橋にぶら下がることができた 3 人に向かってドラゴンが飛び掛っていこうとするが、首輪を付けられたお蔭で、城の外へ飛び立つことができない。シュレックとドンキーはめでたく姫の救出に成功した。

【シュレック 第17段落】  ドラゴンの城から大分と離れた岩場で、一息ついた 3 人。フィオナ姫はシュレックに鎧の仮面を取るように言うが、シュレックは拒む。しかし、シュレックを運命の人だと思い込んでいるフィオナ姫の誤解を解くためにやっぱり甲を脱がなければならない。自分の顔を見て残念そうなフィオナ姫の表情を見て、傷つくシュレック。だが、感傷には浸っていられない。姫に事情を説明する。するとフィオナ姫はファークアード卿にここまで助けに来させるようにと、シュレックに指示。シュレックはその場から動こうとしないフィオナ姫を担ぎ上げて、帰りの旅路を急いだ。

【シュレック 第18段落】  日暮れが近づいてきたことに気付いたフィオナ姫は、シュレックとドンキーに野宿をするように主張。そして日が暮れる前に、岩間に木の皮の戸を置いてお休みになった。シュレックとドンキーはフィオナ姫の休む岩間の前で満天の星空を眺めた。星の話をしながらシュレックがポツリと言った。
シュレック: You know Donkey, Sometimes things are more than they appear.(なぁ、ドンキー。物事は見かけで判断してはいけない時もある。)
 ドンキーはシュレックと話をしながら、彼が抱える悩みを知った。シュレックが独りでいたいのは、シュレックの本質を知りもせず、恐ろしげな容姿を見ただけで彼を避けようとする人々に傷つけられたくないから。そんな 2 人の会話を罪悪感と共にフィオナ姫が暗い岩間からコッソリ聞いていた。
ドンキー: You know what? When we met, I didn't think you was just a big, stupid, ugly ogre.(何だって?初めて会ったとき、シュレックのことを大きくて、バカで、醜い怪物だなんて思わなかったよ。)
シュレック: Yeah, I know.(分かってるよ。)
 大きな月のきれいな夜、シュレックとドンキーは友達になった。

【シュレック 第19段落】  朝、シュレックとドンキーより早起きしたフィオナ姫は小鳥と一緒に歌を歌う。フィオナ姫がどんどん高音を出していくと、小鳥もそれに合わそうとして何故か体が風船のようにどんどん大きく膨らんでいく…。パチン!枝に止まっていた小鳥は足だけ残して破裂した。そして枝の小鳥の巣には、小鳥が温めていた 3 つの卵。シュレックとドンキーが目覚めると、フィオナ姫が 3 つの目玉焼きを焼いていた。このお姫様は、普通のおとぎ話のお姫様とはかなり違っているようだけど、心は曲がっていない。理想の救出のされ方と現実との隔たりに、昨日はシュレックとドンキーに罵倒を浴びせたフィオナ姫だが、今はすっかり反省しているようだ。命の恩人であるシュレックたちと仲直りがしたいと目玉焼きを差し出した。

【シュレック 第20段落】  シュレックたち 3 人が森の中を歩いていると、急にフィオナ姫が掻(か)っ攫(さら)われた。ムッシュー・フッド(声:ヴァンサン・カッセル)の仕業だ。こてこてのフランス語訛りの英語を話すムッシュー・フッドは、フィオナ姫を怪物から助けたようなつもりになっている。そして義賊の仲間達〔アコーディオンを弾く者もいる〕と一緒に歌とダンスを披露。なんか自惚れの強いヘンなロビン・フッドのムッシュー・フッドである。そしてムッシュー・フッドがシュレックにナイフを向けた瞬間、フィオナ姫が華麗なカンフーで次々と森の義賊たちを倒していく。こんなに強いのだから、はっきり言って、自力でドラゴンの城から脱出できたんじゃないの?

【シュレック 第21段落】  シュレックのお尻に、義賊に射られた矢が刺さっているのを見て、フィオナ姫は必死のそれを抜こうと奮闘。シュレックとフィオナ姫の間に、なんとなく恋の予感!助け合って旅を続けていくうちに、 2 人はどんどん仲良しに。カエルとヘビをそれぞれ膨らまし、風船にしてお互いにプレゼントし合うシュレックとフィオナ姫。ゲテモノOKのフィオナ姫って、嗜好がシュレックと似ているのかも…。

【シュレック 第22段落】  デュロックの巨大な城が見える丘までやって来た。旅もそろそろ終わりのようだ。ところが、フィオナ姫は、ドンキーが元気なのにも関わらず、ドンキーが調子悪そうだと言って、休憩していくことを主張。フィオナ姫とまだ旅をしていたいシュレックは、姫の言う通りにした。旅の最後の晩餐は、シュレックが料理した野ネズミの串焼き。それを別に嫌がることなく美味しく頂いているフィオナ姫は、やっぱり普通の姫とは違う。ロマンティックな雰囲気になりかけるシュレックとフィオナ姫だが、夕陽に驚いたフィオナ姫は、急いでお休みに小屋の中へ行ってしまった。

【シュレック 第23段落】  シュレックとフィオナ姫の恋の芽生えを感じたドンキーは、シュレックに告白するように勧めるが、自分が怪物であることを恥じるシュレックは、落ち込むばかり。まだあるのに薪を取りに行くと言って、ひまわり畑を眺めながら、物思いにふけるシュレック。友達思いのドンキーは、フィオナ姫の気持ちを確かめようと、姫が眠る納屋の中に入って行った。暗闇の中、フィオナ姫を探しすドンキーは、緑色の太った怪物を発見。驚いたことには、その怪物はフィオナ姫だった!異形のフィオナ姫は昔から日が沈むと怪物になるとドンキーに説明した。
フィオナ姫: It only happens when the sun goes down. "By night one way, by day another. This shall be the norm... Until you find true love's first kiss, and then take love's true form."(太陽が沈むと、こうなってしまうの。“昼と夜とで別人となる私。運命の人とファースト・キスを交わして初めて、私は真の姿を現す。”)

【シュレック 第24段落】  フィオナ姫の秘密は、幼い頃にかけられた呪いのせいだった。その呪いを解くために、フィオナ姫は塔に幽閉され、運命の人を待ち続けていたのだ。それでいつもフィオナ姫がいそいそと日が暮れる前に休んでいたのかが分かった。ドンキーはそれとなくシュレックのことをフィオナ姫にほのめかしてみた。フィオナ姫は、本当に結婚したい人とは結婚できないと話した。お姫様と醜さは相容れないもの。おとぎ話のお姫様がブスでは成り立たない。だから、フィオナ姫が幸せに生きるためには、運命の人であるファークアード卿と結婚し、呪いを解いてもらわなければならない。シュレックと一緒にいたいけど、醜さを持った姫では誰にも愛されない。

【シュレック 第25段落】  フィオナ姫とドンキーが話をしていた時、姫に告白しようとひまわりの花を持ってシュレックが納屋の扉前までやって来た。 2 人の話を一部分だけ耳にしてしまったシュレックは、フィオナ姫の心を誤解して理解してしまった。フィオナ姫が、美しい自分と醜いシュレックとではつり合わないと考えていると思ったのだ。シュレックは持っていたひまわりを落とし、悲しげにその場を去った。

【シュレック 第26段落】  フィオナ姫の苦しい胸のうちを知ったドンキーは、シュレックに真実を話すように助言した。しかし、フィオナ姫は、ドンキーに誰にも言わないように頼んだ。ドンキーは自分は言わないが、姫本人から旅が終わってしまうまでにシュレックに真実を伝えなければならないと言って、納屋を出た。その時、シュレックが落としていったひまわりの花を拾ったフィオナ姫は、花びらをちぎって占いながら、シュレックに話すかどうか一晩中考えに考えた。

【シュレック 第27段落】  フィオナ姫は決心した。シュレックに本当のことを伝えよう。怪物姿のまま外へ出たが、朝日を浴び、元の美しいフィオナ姫に戻ってしまった。そこにちょうどシュレックがやって来たが、昨夜のフィオナ姫の話を誤解しているシュレックは、怒っていて、話にならない。その上、シュレックはこの場所にファークアード卿を連れてきたのだ。ファークアード卿に怪物であることを知られる訳にはいかないフィオナ姫の意向で、結婚式はその日のうちに日が暮れるまでに行われることになった。任務を果たし、ファークアード卿から沼地の権利書を手に入れたシュレックだが、心はひどく傷ついていた。ドンキーにも心を閉ざし、おとぎ話のキャラたちがいなくなった沼地で、シュレックは独り沈んでいた。一方、フィオナ姫も、デュロックの城で結婚の準備をしながら、これでよかったのだろうかと自問自答していた。

【シュレック 第28段落】  シュレックの沼地にドンキーがやって来た。ドンキーは一緒にフィオナ姫を助けたのだから、土地の半分を要求した。それにシュレックがいつも自分のことしか考えていないとも怒った。そんなドンキーにシュレックも怒りを爆発させる。言い合う 2 人。
シュレック: Oh, yeah? Well, if I treated you so bad, How come you came back?(ええ、そうかい。そんなにオレのやり方が気に入らないんだったら、なんで戻ってきたんだよ。)
ドンキー: Because that's what friends do! They forgive each other!(友達だからさ。友達は許し合うんだ。)
 そしてドンキーは、フィオナ姫が本当はシュレックを愛していて、シュレックに大切なことを話そうとしていたことを話した。シュレックはドンキーにその話が何なのか訊いたが、ドンキーはフィオナ姫との約束を守って、口を割らない。ドンキーは本当にイイ奴。
シュレック: I'm sorry. I guess I am just a big, stupid, ugly ogre. Can you forgive me?(ごめんよ。オレは大きくて、バカで、醜い怪物だ。オレを許してくれる?)
ドンキー: Hey, that's what friends are for, right?(それが友達ってもんだろ?)
シュレック: Right. Friends?(そうだな。友よ?)
ドンキー: Friends.(うん、友よ。)

【シュレック 第29段落】  シュレックは俄然元気になった。でも、フィオナ姫の結婚式までここからじゃ間に合わない!と思ったら、ドンキーの友達が助っ人に来てくれた。その友達って言うのが、例の女の子のドラゴン。ドンキーはさっきシュレックの家に来る前に、川辺で彼女と再会していたのだ。シュレックとドンキーはドラゴンの背に乗って、デュロックを目指す。

【シュレック 第30段落】
 ファークアード卿とフィオナ姫の結婚式はもう始まっていた。デュロックの住民達が参列席に座り、いつものようにカンペに合わせたリアクションをしている。いつ日が沈むかとビクビクしているフィオナ姫は、ゆっくりと話す老いた司祭に早く誓いの言葉をしましょうと急かす。その頃、シュレックたちも教会前に到着。「この結婚に異議のある者は?」と司祭が訊いた時に、「異議あり。」と言うようにと、ドンキーがシュレックにレクチャー。そしてオーティス・レディング Otis Redding の歌「♪ Try A Little Tenderness 」でシュレックに元気付け。

【シュレック 第31段落】  フィオナ姫とファークアード卿が誓いのキスをしようとしたその時、「異議あり!」とシュレックが教会の扉を開けて中に走ってきた。王になるためだけにフィオナ姫と結婚しようとしているファークアード卿が、呪いを解く運命の人である筈がない。そう訴えるシュレックにフィオナ姫は心が動く。ファークアード卿は、怪物が姫に恋をしていると、シュレックを馬鹿にした。シュレックが自分を愛していると知ったフィオナ姫はもっと心が動いた。王になりたいファークアード卿は、自分が運命の人だとフィオナ姫にキスを求める。その時、日が暮れ、フィオナ姫の体に異変が起こる。

◆ここからは、結末まで書いていますので、ストーリー全体が分ります。御注意下さい。
  ATTN: This review reveals the movie content. Please don't say that I didn't say !


【シュレック 第32段落】  フィオナ姫は緑色の怪物に変身。その姿を見たファークアード卿は、姫とシュレックを捕らえるように衛兵に指示。そして結婚は成立していると、王位を主張、王冠を被った。このままだとシュレックは殺され、フィオナ姫は幽閉させられてしまう。そこで、教会のステンドグラスを突き破ってドラゴンとドンキー登場。ドラゴンはあっさりとファークアード卿を飲み込み、ゲップで王冠だけを吐き出した。シュレックとフィオナ姫を引き裂く者はいなくなった。〔っていうか、ドラゴンのお腹にいて、 2 人に手出しできなくなった。〕 シュレックはフィオナ姫にやっと愛を告白。運命の人とやっとキスをしたフィオナ姫は、真実の姿に変シーン!宙に浮いた姫の体から光が発せられ、その勢いで教会のファークアード卿柄のステンドグラスが次々に割れていく。

【シュレック 第33段落】  床にドサッと倒れたフィオナ姫を心配してシュレックが近寄ると、フィオナ姫は怪物のままだ。美しくなると思っていたフィオナ姫はとまどった。
フィオナ姫: Well, yes. But I-- I don't understand. I'm supposed to be beautiful.(ええ、でも私、私分からないわ。美しくなる筈だったのに。)
シュレック: But you are beautiful.(でも、君は美しいよ。)

【シュレック 第34段落】  沼地で楽しくシュレックとフィオナ姫の結婚式が執り行われる。おとぎ話のキャラクター達の演奏で、ドンキーがノリノリで「♪ I'M A BELIEVER 」を歌う。この曲はモンキーズ Monkees の往年の名曲を、スマッシュ・マウス Smash Mouth がカヴァーしたもの。スマッシュヒットとなったスマッシュ・マウスの「 I'M A BELIEVER 」は、ユアン・マクレガー Ewan McGregor (『 トレインスポッティング (1996) TRAINSPOTTING 』『 ブラス! (1996) BRASSED OFF 』『 リトル・ヴォイス (1998) LITTLE VOICE 』『 ムーラン・ルージュ (2001) MOULIN ROUGE! 』『 恋は邪魔者 (2003) DOWN WITH LOVE 』『 ヤング・アダム (原題) (2003) YOUNG ADAM 』『 ビッグ・フィッシュ (2003) BIG FISH 』等)が出演していた日本の缶コーヒー“ Roots ”(日本たばこ産業)のTVCMでもBGMになっていた。玉ネギの馬車に乗ったシュレックとフィオナ姫の 2 人は、ハネムーンに旅立つ。フィオナ姫が投げたウェディング・ブーケを取り合うシンデレラと白雪姫だけど、キャッチしたのはドラゴン。ドンキーと仲良くね。
曲「 I'M A BELIEVER 」 by Smash Mouth
I thought love was only true in fairy tales
Meant for someone else but not for me.
Love was out to get me
That's the way it seemed.
Disappointment haunted all my dreams.

Then I saw her face, now I'm a believer
Not a trace of doubt in my mind.
I'm in love, I'm a believer!
I couldn't leave her if I tried.

I thought love was more or less a given thing,
Seems the more I gave the less I got.
What's the use in tryin'?
All you get is pain.
When I needed sunshine I got rain.

Then I saw her face, now I'm a believer
Not a trace of doubt in my mind.
I'm in love, I'm a believer!
I couldn't leave her if I tried.

【シュレック 第35段落】  シュレックとフィオナ姫は永遠に醜く暮らしましたとさ。おとぎ話の本が閉じられる。

◇◇◇シュレック・カラオケ・ダンス・パーティ Shrek's Karaoke Dance Party ◇◇◇
 多分それぞれのキャラクターを担当する俳優が歌っていると思うので、精巧なアニメ映像と共に彼らの歌声が聞けて、とても面白いコーナー。
シュレック: Hi, everybody and welcome to the Shrek in the swamp karaoke dance party. I'm gonna take things down alittle bit with one of my personal favorites.(やぁ、みんな。シュレックの沼地・カラオケ・ダンス・パーティへようこそ。お気に入りの曲の一つをちょっと。)

《シュレック》 曲「JUST THE WAY YOU ARE 」 by Billy Joel
Don't go changing.. to try and please me
You've never let me down before hmm

《フィオナ姫》 曲「 LIKE A VIRGIN 」 by Madonna
I made it through the wilderness
You know I made it through
Didn't know how lost I was, until I found you

《ドンキー》 曲「 I LIKE BIG BUTTS 」 by Sir Mix-a-lot
YEAH!
I like big butts and I can not lie
You other brothers can't deny
And when a girl walks in with an iddy biddy waste and a round thing in your face you get..

《セロニアス》 曲「 FEELINGS 」 by Gemini
Feelings

《ムッシュー・フッド》 曲「 YMCA 」 by Village People
It's fun to stay at da Y.M.C.A, it's fun to stay at the Y.M.C.A (hahaha)

 実際のおとぎ話「ロビン・フッド」は、イギリスのお話。ロビン・フッドがフランス人だったら、ホモっぽいってことかな?ヴォーカル以外のメンバー全員が同性愛者で、 70 年代当時の派手なゲイ・ファッションを着込んだマッチョなグループ、ヴィレッジ・ピープルは、一般の人はもちろん、それ系の人たちに絶大な人気があったそう。日本では、西城秀樹さんがカヴァーした曲「ヤングマン」のお蔭で、爽やかイメージだけど、海の向こう側の人たちにはこの曲はそれっぽいイメージで受け止められていると、小林克也さんがTVで話しているのを聞いたことがある。因みに、ヴィレッジ・ピープルのプロデューサーはフランス出身。ヴァンサン・カッセルの歌声が聞けてヨカッタ。

《ジンジャーブレッド・マン》 曲「 DO YOU REALLY WANT TO HURT ME 」 by Culture Club
Do you really want to hurt me, ooh
Do you really want to make me cry

《ファークアード卿》 曲「 STAYING ALIVE 」 by Bee Gees
Ooh Ooh Ooh Ooh

Staying Alive
Staying Alive

Ooh Ooh Ooh Ooh

《赤頭巾の狼&三匹の子豚》 曲「 WHO LET THE DOGS OUT 」 by Baha Men
Who let the dogs out, who who who who who
Who let the dogs out, who who who who who

《みんなで》 曲「 DANCE TO THE MUSIC 」 by Simple Minds と「 HAPPY TOGETHER 」 by The Turtles のミキシング
I said get up and dance to the music
Boom boom boom boom boom
Dance to the music, ooh yeah
Dance to the music, haha
All we need is a drummer
For people who only need a beat, yeah
Break it down green girl!
Philonius, my man!
I'm gonna ask the bottom
So that the dancers just won't hide
Yo, take it Shrek
You might like to hear my organ
I said ride, Sally, ride
I can't see me loving nobody but you
For all my life
Dance to the music (Shrek you ain't dancing yet)
Dance to the music (Aww Yeah)
Dance to the music (Now thats how I like it)
Dance to the music (Everybody)
Dance to the music
Dance to the music
Dance to the music
Hey Pinocchio, you want to watch that nose, man
HAHAHAHA

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■映画『 シュレック (2001) SHREK 』の感想

 とても面白かった。あんまり関心のなかった映画だったけど、『 シュレック2 (2004) SHREK 2 』の解説を書いたお蔭で興味が沸き、ヴィデオをレンタルしてみた。かなり面白い!ドンキー、カワイイ!“人は見かけによらない”なんていう今では陳腐というか幻想になってしまったモラルを、ウザったくなく表現しているところは、さすがアカデミー受賞作。“見かけ”じゃない真実の愛に気付くシュレックとフィオナ姫に純粋に感激した。大人も十分楽しめるアニメだ。

 ゲップしたり、小鳥を破裂させたりするシーンは、教育上良くないかもしれないけど、もっとエゲツナイ映像が子供の目に容易に入る現実を考えれば、これくらいはご愛嬌カナ。簡単に友達を殺してしまう子供が出現してしまった現代社会。きっとその子達は、心や体は未発達なのに情報だけが先走り、混乱をきたしてしまっているのだろう。もし私が母親になるようなことがあれば、子供が観るテレビ番組やヴィデオはしっかり選別しなければならないなと思う。文化・習慣の違う人を見かけで判断しないこと、友達の大切さなどを描く本作『 シュレック (2001) SHREK 』は、子供にOK。私が「映画の森てんこ森」でレヴューを書いたアニメでは、『 ナイトメアー・ビフォア・クリスマス (1993) THE NIGHTMARE BEFORE CHRISTMAS 』『 ファインディング・ニモ (2003) FINDING NEMO 』『 千と千尋の神隠し (2001) SPIRITED AWAY 』『 スピリット (2002) SPIRIT: STALLION OF THE CIMARRON 』『 アイス・エイジ (2002) ICE AGE 』なんかもいい。

 でも、テレビ・ビデオの観過ぎは、子供の発達に悪い影響を及ぼすそうだ。言語発達や社会性に遅れのある幼児に、テレビ・ビデオを長時間観ている子が多いらしい。日本小児科学会は以下のことを提言している。〔日本小児科学会HPより引用です。〕
1.2歳以下の子どもには、テレビ・ビデオを長時間見せないようにしましょう。
 内容や見方によらず、長時間視聴児は言語発達が遅れる危険性が高まります。
2.テレビはつけっぱなしにせず、見たら消しましょう。
3.乳幼児にテレビ・ビデオを一人で見せないようにしましょう。
 見せるときは親も一緒に歌ったり、子どもの問いかけに応えることが大切です。
4.授乳中や食事中はテレビをつけないようにしましょう。
5.乳幼児にもテレビの適切な使い方を身につけさせましょう。
 見おわったら消すこと。ビデオは続けて反復視聴しないこと。
6.子ども部屋にはテレビ・ビデオを置かないようにしましょう。

 私は、子供の頃、かなりのテレビっ子だったけど、まだヴィデオっ子ではなかったし、インターネットなんて代物もなかった。今の子供を取り巻く情報環境は、もっともっとスゴそうだ。イヤにマセたことを言う、小学校低学年の我が甥にたまに会っても、何だか心配になってしまう。お姉ちゃんはちゃんとテレビ・ビデオの管理をしているのかなぁ?私の子供だったら…ん?子供のことを考えるより、フィオナ姫のように運命の人を見つけることが先決かも。でも、いくら強くて優しくても、運命の人の“見かけ”がシュレックみたいだったらヤダ…。

以上。
<もっと詳しく>からスペースを含まず17255文字/文責:幸田幸

参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
      IMDb
      allcinema ONLINE
      Nostalgia.com
      CinemaClock.com
      LetsSingIt.com
      http://www.shrekscript.com/script/
      http://www.williamsteig.com/
      日本小児科学会HP
      公式サイト(英語版)
       http://www.shrek.com/
■映画『 シュレック (2001) SHREK 』の更新記録
2004/06/22新規: ファイル作成
2005/02/25更新: ◆一部テキスト追記と書式変更
2005/12/16更新: ◆データ追加
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幸田 幸
coda_sati@hotmail.com
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