メリンダとメリンダ＠映画の森てんこ森

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メリンダとメリンダ　(2004)

MELINDA AND MELINDA

幸の観たい度：８つ星　

■映画『メリンダとメリンダ　MELINDA AND MELINDA 』のポスター、予告編および映画データ

メリンダとメリンダ

Links:	Official Web Site
Trailers:	ここで観られます。（英）ここで観られます。（仏）

上映時間 Runtime：	1:40
製作国 Country：	アメリカ　USA
製作会社 Production Company：	Fox Searchlight Pictures [us] Perdido Productions [us]
全米配給会社 Distributer：	Fox Searchlight Pictures [us] Twentieth Century Fox Film Corp. [us]
全米初公開 Release Date：	2005/01/28 (Santa Barbara Film Festival) 2005/03/18 (limited)
日本初公開 R. D. in Japan：	2005/06/25　予定
日本公開情報：	ＦＯＸ
ジャンル Genre：	コメディ　Comedy
MPAA Rating 指定：	Rated PG-13 for adult situations involving sexuality, and some substance material.
日本語公式サイト
http://www.foxjapan.com/movies/melinda/

●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.

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■映画『メリンダとメリンダ　(2004) MELINDA AND MELINDA 』の解説

　『メリンダとメリンダ　MELINDA AND MELINDA 』の英語タイトルは「 MELINDA & MELINDA 」と表示されているのも見かけるが、IMDb に従っておいた。
　『メリンダとメリンダ』はウディ・アレンが監督・脚本の二役に留まり、演技は今回は他の俳優達に任せている。『メリンダとメリンダ』はマンハッタンを舞台に、ラダ・ミッチェル扮するメリンダという女性と数人の男女（キウェテル・イジョフォー、ウィル・ファレル、ジョニー・リー・ミラー、アマンダ・ビート、クロエ・セヴィニー、ウォーレス・ショーンら）に降りかかる騒動を描くロマンティック・コメディでありドラマ。人生は喜劇でも悲劇でもありうる、人生の捉え方次第だ、というお話。

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■映画『メリンダとメリンダ　(2004) MELINDA AND MELINDA 』の主なスタッフ

　『メリンダとメリンダ』のスタッフは、ウディ・アレンの妹でプロデューサーをしているレッティ・アロンソンを始め、大部分がウディ・アレン監督と同じ作品に携わっているので、ここでは割愛する。

○『メリンダとメリンダ』の監督・脚本：ウディ・アレン
『スコルピオンの恋まじない　(2001) THE CURSE OF THE JADE SCORPION 』
『さよなら、さよならハリウッド　(2002) HOLLYWOOD ENDING 』
『僕のニューヨークライフ　(2003) ANYTHING ELSE 』

○『メリンダとメリンダ』の製作総指揮：ジャック・ロリンズ
『ポーラー・エクスプレス　(2004) THE POLAR EXPRESS 』では作曲も

○『メリンダとメリンダ』の撮影：ヴィルモス・ジグモンド
『タイムライン　(2003) TIMELINE 』
『世界で一番パパが好き！　(2004) JERSEY GIRL 』

○『メリンダとメリンダ』の配役：ジュリエット・テイラー
『アンジェラの灰　(1999) ANGELA'S ASHES 』
『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル　(2003) THE LIFE OF DAVID GALE 』
『ステップフォード・ワイフ　(2004) THE STEPFORD WIVES 』
『ザ・インタープリター　(2005) THE INTERPRETER 』

○『メリンダとメリンダ』の美術：トム・ウォーレン
『セレンディピティ　(2001) SERENDIPITY 』
『ザ・インタープリター　(2005) THE INTERPRETER 』
『宇宙戦争　(2005) WAR OF THE WORLDS 』

○『メリンダとメリンダ』のメイクアップ：ウェイン・ハーンドン
『サイダーハウス・ルール　(1999) THE CIDER HOUSE RULES 』
『ダーク・ウォーター　(2004) DARK WATER 』

○『メリンダとメリンダ』の衣装：ジュディ・L・ラスキン
『パッチ・アダムス　(1998) PATCH ADAMS 』
『コーリング (2002) DRAGONFLY 』
『ブルース・オールマイティ　(2003) BRUCE ALMIGHTY 』

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■映画『メリンダとメリンダ　(2004) MELINDA AND MELINDA 』の主なキャスト

●ウィル・ファレル as ホビー
『オースティン・パワーズ　(1997) AUSTIN POWERS: INTERNATIONAL MAN OF MYSTERY 』
『ズーランダー　(2001) ZOOLANDER 』
『バナナ★トリップ　(2002) BOAT TRIP 』
『アダルト♂スクール　(2003) OLD SCHOOL 』
『スタスキー＆ハッチ　(2004) STARSKY & HUTCH 』

●ラダ・ミッチェル as メリンダ
『フォーン・ブース　(2002) PHONE BOOTH 』
『マイ・ボディガード　(2004) MAN ON FIRE 』
『ネバーランド　(2004) FINDING NEVERLAND 』

●キウェテル・イジョフォー as エリス
『堕天使のパスポート　(2002) DIRTY PRETTY THINGS 』
『ラブ・アクチュアリー　(2003) LOVE ACTUALLY 』

●ジョニー・リー・ミラー as リー
『トレインスポッティング　(1996) TRAINSPOTTING 』
『マインドハンター　(2004) MINDHUNTERS 』
『イーオン・フラックス　(2005) AEON FLUX 』

●アマンダ・ビート as スーザン
『チェンジング・レーン　(2002) CHANGING LANES 』
『１７歳の処方箋　(2002) IGBY GOES DOWN 』
『 “アイデンティティー” (2003) IDENTITY 』
『恋愛適齢期　(2003) SOMETHING'S GOTTA GIVE 』
『隣のヒットマンズ　全弾発射　(2004) THE WHOLE TEN YARDS 』

●クロエ・セヴィニー as ロ－レル
『 DEMONLOVER　(2002) DEMONLOVER 』
『パーティ★モンスター　(2003) PARTY MONSTER 』
『ドッグヴィル　(2003) DOGVILLE 』
『ブラウン・バニー　(2003) THE BROWN BUNNY 』
『ニュースの天才　(2003) SHATTERED GLASS 』

●ウォーレス・ショーン as サイ
『スコルピオンの恋まじない　(2001) THE CURSE OF THE JADE SCORPION 』
『おまけつき新婚生活　(2003) DUPLEX 』
『ホーンテッドマンション　(2003) THE HAUNTED MANSION 』
『Ｍｒ．インクレディブル　(2004) THE INCREDIBLES 』

●ニール・ペペ as アル
『マグノリア　(1999) MAGNOLIA 』

.●ジョシュ・ブローリン as グレッグ
『インビジブル　(2000) HOLLOW MAN 』

●ラリー・パイン as マックス
『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ　(2001) THE ROYAL TENENBAUMS 』
『メイド・イン・マンハッタン　(2002) MAID IN MANHATTAN 』
『二重誘拐　(2004) THE CLEARING 』
『ドア・イン・ザ・フロア　(2004) THE DOOR IN THE FLOOR 』

●マット・セルヴィット as ジャック
『マーシャル・ロー　(1998) THE SIEGE 』
『最後の恋のはじめ方　(2005) HITCH 』

●アリヤ・バレイキス as サリー
『ホネツギマン　(1998) THE NAKED MAN 』

●ブルック・スミス as キャシー
『９デイズ　(2002) BAD COMPANY 』

●ザック・オース as ピーター
『ロミオ＆ジュリエット　(1996) WILLIAM SHAKESPEAR'S ROMEO & JULIET / ROMEO + JULIET 』

●Aleksandrs Petukhovs
『戦場のピアニスト　(2002) THE PIANIST 』等で助監督
『ヒトラー　最期の１２日間　(2004) DER UNTERGANG (原題) / THE DOWNFALL (英題) 』
『アビエイター　(2004) THE AVIATOR 』等に出演

●ステファニー・ロス
『歌追い人　(2000) SONGCATCHER 』
『ワンダーランド　(2003) WONDERLAND 』

●ローレン・アドラ as (uncredited) ウェイトレス
『スクール・オブ・ロック　(2003) THE SCHOOL OF ROCK 』
『エターナル・サンシャイン　(2004) ETERNAL SUNSHINE OF THE SPOTLESS MIND 』

●ステュワート・サマーズ as (uncredited) パーティの客
『メイド・イン・マンハッタン　(2002) MAID IN MANHATTAN 』
『恋愛適齢期　(2003) SOMETHING'S GOTTA GIVE 』
『モナリザ・スマイル　(2003) MONA LISA SMILE 』
『スパイダーマン２　(2002) SPIDER-MAN 2 』
『ハイド・アンド・シーク／暗闇のかくれんぼ　(2005) HIDE AND SEEK 』

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■映画『メリンダとメリンダ　(2004) MELINDA AND MELINDA 』のあらすじ
※本作『メリンダとメリンダ』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
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　映画『メリンダとメリンダ』は、愛のはかなさ、夫か妻の不倫、洒落たロマンス、意思疎通の難しさ等をコメディ・タッチで見せる。ウディ・アレン監督は『メリンダとメリンダ』ではコメディとシリアスで悲劇的なドラマを二つの別々のストーリーの軸にこしらえようとしているから、タイトルにメリンダの名が二つあるのだろう。その二つの別々のストーリーは混ぜこぜになればなるほど映画は面白さを増すそうだ。つまり、ドラマはコメディによって内容は高まり、コメディはドラマを通して余計に可笑しくなる。

　『メリンダとメリンダ』の冒頭は、カフェのテーブルで何かについて論じ合っている数人。喜劇と悲劇の違いについて、喜劇の長所と悲劇の長所について議論しているのだ。更には、喜劇と悲劇のどちらの方が人生の真実を映し出しているのかといったことまで。そのうち二人、サイ（ウォーレス・ショーン）とマックス（ラリー・パイン）は劇作家だ。そのグループの中の一人の女性が、あるディナーパーティに不意に現れた女性の話をする。すると、その二人の劇作家は、その女性を使って、一つは喜劇、一つは悲劇の話を作ってそれを実際に試そうということになった。

　そのシナリオ通りに演技するのは若い女性メリンダ（ラダ・ミッチェル）。メリンダがニューヨークの友人のホームパーティに押しかけたという架空の設定である。メリンダはそのパーティの客の何人かとは知り合いで、二つの両方の話でメリンダだけが共通の存在ということになっている。メリンダは喜劇と悲劇の両方の世界の二つの方向に言動を進めていくわけだ。メリンダのヘアスタイルが異なるだけで、喜劇と悲劇の二つの話のスタイルには違いはない。メリンダのヘアスタイルは、一方がストレートヘアで、他方がカーリーというだけの違いだ。

　先ずコメディの方から。メリンダは、自分と同じアパートに住んでいる新進映画監督のスーザン（アマンダ・ビート）とその夫で俳優でも失業中のホビー（ウィル・ファレル）のディナーパーティに押しかける。夫妻は次の作品の資金提供をディナーの席で客の億万長者にせがむが、計画通りにはうまく事は運ばない。スーザンが監督して夫のホビーが出演するという企画の映画なのだが。また、夫ホビーは妻が他の男とベッドにいるのを発見した際、妻が想像したのと異なった反応の仕方をするのをウィル・ファレルは陽気に演じる。ウィル・ファレルのホビーの役は本人も思っているそうだが、本来ならウディ・アレンがする役柄だそうなのだ。でもウディ・アレンはそれには高齢すぎるから、ウィル・ファレルが二十年前のウディ・アレンのクローンになった感じに作ってあるのだと。

　悲劇のドラマの方では、メリンダは高校時代の友人ロ－レル（クロエ・セヴィニー）の家に最終的に着いた。ロ－レルにも失業中の俳優の夫リー（ジョニー・リー・ミラー）がいる。夫リーはひどいアルコール中毒である。本来はメリンダは二ヶ月前にこの夫婦と連絡を取る筈だったのにそれもお構いなくこんな遅れて姿を現したのだ。メリンダが二ヶ月も連絡を断ったとは、一体メリンダに何が起きたのだろうか。ロ－レルに扮するクロエ・セヴィニーは予期せぬ心の動きと重みで演技に風味をつけているという。このシリアスなドラマでは、キウェテル・イジョフォーとブルック・スミスも非常にいい味を出しているそうだ。ただし、シリアスと言っても、妊娠中の女性と寝るとかのコミカルなプロットも含まれている。

　喜劇のスーザンも悲劇のロ－レルも、メリンダの問題事の全てを解決するのはたった一つだと信じている。それは‘男性’である。二人はメリンダに、少なくとも彼女らの目からすると‘優れた男性’を接近させようとするが、どちらのケースも失敗に終わる。そして彼女ら自身もこういう設定の中で巻き添えになってややこしいことになる。メリンダ役のラダ・ミッチェルは一人のキャラクターを二つの異なった風に演技しなければならないという挑戦をして、よくやり遂げたという賞賛を受けているようだ。一方では開けっぴろげで明るく興奮しやすく能天気。他方では、元気がなく困窮し気難しくて不信の女性という像を。

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■映画『メリンダとメリンダ　(2004) MELINDA AND MELINDA 』のトリビア

　ロバート・ダウニー・ジュニア Robert Downey Jr. （『追跡者　(1998) U.S. MARSHALS 』『ゴシカ　(2003) GOTHIKA 』『愛の神、エロス　(2004) EROS 』）が出演する予定だったが、俳優の保険料が高額すぎて収支が折り合わなかったので降板となった。

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【『メリンダとメリンダ』のスタッフとキャスト】

監督：ウディ・アレン　Woody Allen　(Directed by)
製作：レッティ・アロンソン　Letty Aronson　(producer)
　　　　ヘレン・ロビン　Helen Robin　(co-producer)
製作総指揮：チャールズ・Ｈ・ジョフィ　Charles H. Joffe　(executive producer)
　　　　ジャック・ロリンズ　Jack Rollins　(executive producer)
　　　　スティーヴン・テネンバウム　Stephen Tenenbaum　(executive producer)
脚本：ウディ・アレン　Woody Allen　(written by)
撮影：ヴィルモス・ジグモンド　Vilmos Zsigmond　(Cinematography by)
編集：アリサ・レプセルター　Alisa Lepselter　(Film Editing by)
配役：ジュリエット・テイラー　Juliet Taylor　(Casting by)
美術：トム・ウォーレン　Tom Warren　(Art Director)
メイク：ウェイン・ハーンドン　Wayne Herndon　(Make-Up Department)
衣装：ジュディ・L・ラスキン　Judy L. Ruskin　(Costume Design by)

出演：ウィル・ファレル　Will Ferrell as Hobie
　　　　ラダ・ミッチェル　Radha Mitchell as Melinda
　　　　クロエ・セヴィニー　Chloë Sevigny as Laurel
　　　　アマンダ・ビート　Amanda Peet as Susan
　　　　ジョニー・リー・ミラー　Jonny Lee Miller as Lee
　　　　ウォーレス・ショーン　Wallace Shawn as Sy
　　　　キウェテル・イジョフォー　Chiwetel Ejiofor as Ellis
　　　　ニール・ペペ　Neil Pepe as Al
　　　　ステファニー・ロス・ヘーベルレ　Stephanie Roth Haberle as Louise
　　　　マイケル・Ｊ・ファリーナ　Michael J. Farina as Man with dog
　　　　ジョシュ・ブローリン　Josh Brolin as Greg
　　　　ラリー・パイン　Larry Pine as Max
　　　　マット・セルヴィット　Matt Servitto as Jack
　　　　アリヤ・バレイキス　Arija Bareikis as Sally
　　　　ブルック・スミス　Brooke Smith as Cassie
　　　　ザック・オース　Zak Orth as Peter
　　　　アンディ・ボロウィッツ　Andy Borowitz as Doug
　　　　Aleksandrs Petukhovs
　　　　ステファニー・ロス　Stephanie Roth
　　　　ローレン・アドラ　Lauren Adler as (uncredited) Waitress
　　　　ステュワート・サマーズ　Stewart Summers as (uncredited) Party Guest

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＜もっと詳しく＞

ストーリー展開の前知識やネタバレがお好みでない方は、読まないで下さい。

　映画『メリンダとメリンダ　(2004) MELINDA AND MELINDA 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料：「映画の森てんこ森」映画タイトル集
　　　　　　　http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
　　　　　　IMDb
　　　　　　allcinema ONLINE
　　　　　　Nostalgia.com
　　　　　　CinemaClock.com
　　　　　　公式サイト（海外版）
　　　　　　　http://www.melindaymelinda.fox.es/noflash.html

■映画『メリンダとメリンダ』の更新記録
2005/02/22新規：ファイル作成
2005/08/26更新： ◆データ追加
2006/01/14更新： ◆データ追加

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幸田　幸
coda_sati@hotmail.com

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