マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾
表紙目次読む映画試写会レヴュー観たい度映画予告編エッセイ日誌試写会情報リンク集
映画人解説・レヴュー一覧表映画ゲーム思い出映画ブロードバンド(B)版旅行の森てんこ森
映画の森てんこ森■読む映画試写会■映画解説
マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 (2002)
800 BALAS (原題) / 800 BULLETS (英題)
 映画『 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 (2002) 800 BALAS (原題) / 800 BULLETS (英題) 』を紹介します。『 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 (2002) 800 BALAS / 800 BULLETS 』は 2004/06/04 の時点で邦題が分からなかったので「マカロニ・ウェスタン〜800発の銃弾〜 (仮題)」としておいたら『 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 』に決まった。

 映画『 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 800 BULLETS 』を以下に目次的に紹介する。
■映画『 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 』のポスター、予告編および映画データ
■映画『 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 800 BULLETS 』の解説
 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。
■映画『 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 800 BULLETS 』のスペインの配給会社
■映画『 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 800 BULLETS 』の日本の配給会社
■映画『 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 800 BULLETS 』のあらすじ
■映画『 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 800 BULLETS 』のトリビア
■映画『 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 800 BULLETS 』のスタッフとキャスト
■映画『 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 800 BULLETS 』の<もっと詳しく>
 <もっと詳しく>は映画『 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)です。※ご注意:映画『 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 800 BULLETS 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。
■映画『 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 800 BULLETS 』の更新記録

>>
「映画解説・レヴュータイトル一覧表」へ(画面の切り替え)
幸の観たい度: 8つ星 
■映画『 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 (2002) 』のポスター、予告編および映画データ
マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾
マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾
これはフランス版のポスター。
Links:  Official Web Site
Trailers: Quick Time
上映時間 Runtime: 2:04
製作国 Country: スペイン
Spain
製作会社
Production Company:
Alan Young Pictures
Canal+ Espana [es]
Etb (Euskal Telebista) [es]
Panico Films [es]
Television Espanola (TVE) [es]
全米配給会社 Distributer: TLA Releasing [us] (2004) (USA)
全米初公開 Release Date: 2003/04/06 (Philadelphia International Film Festival)
日本初公開 R. D. in Japan: 2005/10/15 予定
日本公開情報 : シネカノン
ジャンル Genre: アクション/コメディ/西部劇
Action / Comedy / Western
MPAA Rating 指定: PG-13 [Parents Strongly Cautioned].
日本語公式サイト
http://www.cqn.co.jp/800/
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.
▲TOPへ
■映画『 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 800 BULLETS 』の解説

 『 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 』は調べてみたら想像と全く違う珍しいお話だった。原題も「800発の銃弾」という意味のこの映画『 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 』、お子様も女性も楽しめるスペイン映画である。『 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 』というタイトルから、セルジオ・レオーネ Sergio Leone 風の本当のマカロニ・ウエスタン(英語では‘スパゲッティ・ウエスタン Spaghetti Western ’と言う)かと思っていた。ところが、『 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 』は、スペインのアレックス・デ・ラ・イグレシアという才能ある映画人が、監督・製作・脚本の三役、それにチョイ役で出演までこなしている、マカロニ・ウエスタンへのノスタルジアの映画と捉えていいようだ。

▲TOPへ

■映画『 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 800 BULLETS 』のスペインの配給会社

 『 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 』スペインでの配給会社はワーナー社 Warner Sogefilms A.I.E. ら
逃亡者 (1993) THE FUGITIVE
オーシャンズ11 (2001) OCEAN'S ELEVEN
デビルズ・バックボーン (2001) EL ESPINAZO DEL DIABLO (原題) / THE DEVIL'S BACKBONE (英題)
デンジャラス・ビューティー (2001) MISS CONGENIALITY
ハリー・ポッターと賢者の石 (2001) HARRY POTTER AND THE SORCERER'S STONE / HARRY POTTER AND THE PHILOSOPHER'S STONE
息子の部屋 (2001) LA STANZA DEL FIGLIO (伊題) / THE SON'S ROOM (英題)
タイムマシン (2002) THE TIME MACHINE

▲TOPへ

■映画『 ケント (2004) KENT 』の日本の配給会社

 『 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 』の日本の配給会社シネカノンは、古くは
ブラス! (1996) BRASSED OFF 』から、
シュリ (1999) SHURI
私の小さな楽園 (2000) ME YOU THEM (英題) / EU TU ELES (原題)
永遠のモータウン (2002) STANDING IN THE SHADOWS OF MOTOWN
等、大変に味のある映画を送り出しているところだから、この『 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 』も話題を呼ぶことだろう。何しろ海外では好評であるから。

▲TOPへ

■映画『 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 800 BULLETS 』のあらすじ
※本作『 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
▲TOPへ

 『 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 』の幼い主人公は、10 歳か 12 歳のはしゃぎ過ぎの男の子カルロス・トラルバ(ルイス・カストロ)。シングルマザーのローラ(カルメン・マウラ)は不動産業を営む裕福な女性で、息子カルロスを扱い切れない。このカルメン・マウラはアンジェリカ・ヒューストン Anjelica Huston
バッファロー'66 (1998) BUFFALO '66
エバー・アフター (1998) EVER AFTER
ザ・ロイヤル・テネンバウムズ (2001) THE ROYAL TENENBAUMS
ブラッド・ワーク (2002) BLOOD WORK
チャーリーと14人のキッズ (2003) DADDY DAY CARE
ケイナ  (2003) KAENA LA PROPHETIE (原題) / KAENA THE PROPHECY (米題) 』等
に似ているらしい。

 ある日、カルロス少年は、亡くなった父親と、疎遠になっている祖父は、マカロニ・ウエスタン映画のスタントマンをしていたことを知る。母ローラは、少年の父親つまり夫はスタントの最中に死亡したこともあって、スタントマンのことを話すことすら避けてきた。好奇心いっぱいのカルロス少年は、そのことを聞くとじっとしていられなくなり、スキー旅行から抜け出て、青いアノラックのスキーウェアのまま、スタントガンマン達の仕事場である映画村に忍び込む。そこは、アレックス・デ・ラ・イグレシア監督が見つけ出したという、スペイン南部アンダルシア地方のアルメリア Almeria, Andalucia, Spain という所のど真ん中にある通称「ハリウッドのテキサス Texas, Hollywood 」。実際、ロケもそこでなされた。

 ここは『 アラビアのロレンス (1962) LAWRENCE OF ARABIA 』『 夕陽のガンマン (1965) PER QUALCHE DOLLARO IN PIU / FOR A FEW DOLLARS MORE 』『 続・夕陽のガンマン/地獄の決斗 (1966) IL BUONO, IL BRUTTO, IL CATTIVO / DA UOMO A UOMO / THE GOOD, THE BAD AND THE UGLY [米] 』『 100挺のライフル (1968) 100 RIFLES 』『 パットン大戦車軍団 (1970) PATTON 』等が撮影された、由緒あるロケ地なのだ。アレックス・デ・ラ・イグレシア監督は、こういう西部劇や歴史ものに敬意を払っているのだと感じられる。

 その‘ハリウッドのテキサス’映画村で現役で頑張っているスタントマン達の中に、カルロス少年の祖父ジュリアン・トラルバ(サンチョ・ガルシア:『 アマロ神父の罪 (2002) EL CRIMEN DEL PADRE AMARO / THE CRIME OF FATHER AMARO / LE CRIME DU PERE AMARO 』)がいた。ジュリアンはスタントの仕事に誇りを持ち、自慢話を常にしている。例えば、クリント・イーストウッド Clint Eastwood
(マカロニ・ウエスタン成功の後は
マディソン郡の橋 (1995) THE BRIDGES OF MADISON COUNTY
スペース カウボーイ (2000) SPACE COWBOYS
ブラッド・ワーク (2002) BLOOD WORK
ミスティック・リバー (2003) MYSTIC RIVER 』等)
の衣装のポンチョを着たとか、『 パットン大戦車軍団 』ではジョージ・C・スコット George C. Scott の代役で戦車を操縦したとかだ。

 でも、所詮、スタントマンは日の目を見る職業ではない。当人が映画のそのシーンに出ているということは観客には全然知られない、‘日陰の花’である。そんな中で、祖父のジュリアンと出会って、引っ付いて色々スタントもやらせてもらうカルロス少年。楽しいこと限りない。ラクエル・ウェルチ Raquel Welch (近年では『 キューティ・ブロンド (2001) LEGALLY BLONDE 』等)が昔の映画で服を着替えた所とかも観られる。また、大人の世界の存在である売春婦たちにも可愛がられ、ちょっとここら辺は子供には危ないシーンもあるとか。

 カルロス少年の母ローラは、息子が映画村に忍び込んだことを嗅ぎつけて、嫌っている父(義父?)ジュリアンと息子が一緒に過ごしたことに苛立つ。そしてその報復としてお金持ちの彼女が考えたのは、‘ハリウッドのテキサス’の敷地を買収してしまおうということだった。その策略を、ジュリアンは許すことが出来ない。そこで、祖父ジュリアンは、スタントガンマンの仲間達の士気を鼓舞して誘い、この土地が買収されて映画村がつぶれないように立ち上がるのだ!皆、カウボーイみたいになって、ジュリアンは保安官(シェリフ sherriff )のバッジをつけて。撮影所のガンショップに残っている最後の800発の銃弾を使い、まるでセルジオ・レオーネのマカロニ・ウエスタンみたいに撃ちまくる。だからタイトルが『 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 (2002) 800 BALAS (原題) / 800 BULLETS (英題) 』だったのだ!

 こういう内容を知って、ホントにスッキリした。アレックス・デ・ラ・イグレシア監督って、これまでの映画史に懐旧の情を抱き、敬意を払って、面白いアイディアを考え付いたんだなぁとつくづく感心した次第。

▲TOPへ

■映画『 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 800 BULLETS 』のトリビア

 『 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 』は
スペイン語の原題は『 800 BALAS 』で、「 Ochocientas balas 」と読む。
フランス語の題は『 800 BALLES 』、
英語題は『 800 BULLETS 』で「 Eight Hundred Bullets 」と表記されることもある。

 因みに、西部劇は「映画の森てんこ森」では
ミッシング (2003) THE MISSING
レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード (2003) ONCE UPON A TIME IN MEXICO
ワイルド・レンジ 最後の銃撃 (2003) OPEN RANGE
オーシャン・オブ・ファイヤー (2004) HIDALGO
ブルーベリー (2004) BLUEBERRY
等の解説やレヴューを書いています。
▲TOPへ
【『 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 』のスタッフとキャスト】
監督: アレックス・デ・ラ・イグレシア Alex de la Iglesia (Directed by)
製作: アレックス・デ・ラ・イグレシア Alex de la Iglesia (producer)
    マリア・アングロ Maria Angulo (associate producer)
製作総指揮: ファンマ・パガツァウタンドゥア Juanma Pagazaurtandua (executive producer)
脚本: ホルヘ・ゲリカエチェヴァリア Jorge Guerricaechevarria (Writing credits)
    アレックス・デ・ラ・イグレシア Alex de la Iglesia (Writing credits)
撮影: フラヴィオ・マルチネス・ラビアーノ Flavio Martinez Labiano (Cinematography by)
編集: アレハンドロ・ラツァロ Alejandro Lazaro (Film Editing by)
音楽: ロケ・バニョス Roque Banos (Original Music by)

出演: サンチョ・ガルシア Sancho Gracia as Julian Torralba
    アンヘル・デ・アンドレス・ロペス Angel de Andres Lopez as Cheyenne
    カルメン・マウラ Carmen Maura as Laura
    ルイス・カストロ Luis Castro as Carlos Torralba
    コンスタンティーノ・ロメロ Constantino Romero as Clint Eastwood (uncredited) (voice)

▲TOPへ
<もっと詳しく>

ストーリー展開の前知識やネタバレがお好みでない方は、読まないで下さい。

 映画『 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 800 BULLETS 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
      IMDb
      allcinema ONLINE
      Nostalgia.com
      CinemaClock.com
      公式サイト(海外版)
       http://www.clubcultura.com/clubcine/clubcineastas/delaiglesia/800balasoficial/
■映画『 マカロニ・ウエスタン 800発の銃弾 』の更新記録
2004/06/04新規: ファイル作成
2004/07/08更新: ◆テキスト一部およびファイル書式更新:
2004/12/12更新: ◆一部テキスト追記と書式変更
2005/09/25更新: ◆タイトル変更とデータ追加
▲TOPへ
幸田 幸
coda_sati@hotmail.com
「映画の森てんこ森」へ 「旅行の森てんこ森」へ
映画解説・レヴュータイトル一覧表
映画の森てんこ森 バナー03

映画の森てんこ森 coda21幸田幸 クレジット バナー01
幸のイタリア各都市情報へ
旅行の森てんこ森 バナー03
136x70
本サイトの作文、データ及び画像などのコンテンツの無断転用はお控え下さい。
貴サイトへの御掲載についてはメールにてお知らせ頂ければ幸いです。
© 2003-2005 Sachi CODA at Eigano-Mori Tenko-Mori, CODA21. All Rights Reserved.