サンサーラ
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サンサーラ (2003)
SANSA
 映画『 サンサーラ (2003) SANSA 』を紹介します。映画『 サンサーラ (2003) SANSA 』は 2004/11/13 の時点で「サンサ」としてアップしたら「サンサーラ」に落ち着いた。

 映画『 サンサーラ (2003) SANSA 』を以下に目次的に紹介する。
■映画『 サンサーラ (2003) SANSA 』のポスター、予告編および映画データ
■映画『 サンサーラ (2003) SANSA 』の解説
 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。
■映画『 サンサーラ (2003) SANSA 』の主なスタッフ
■映画『 サンサーラ (2003) SANSA 』のサプライズ
■映画『 サンサーラ (2003) SANSA 』のあらすじ
■映画『 サンサーラ (2003) SANSA 』の受賞
■映画『 サンサーラ (2003) SANSA 』のスタッフとキャスト
■映画『 サンサーラ (2003) SANSA 』の<もっと詳しく>
 <もっと詳しく>は映画『 サンサーラ 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)です。※ご注意:映画『 サンサーラ (2003) SANSA 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。
■映画『 サンサーラ (2003) SANSA 』の更新記録

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幸の観たい度: 8つ星 
■映画『 サンサーラ (2003) SANSA 』のポスター、予告編および映画データ
サンサーラ
サンサーラ
http://www.soundtrackcollector.com/
よりポスター引用させて頂きました。

Links:  Official Web Site
Trailers:
上映時間 Runtime: 1:56
製作国 Country: フランス
France
製作会社
Production Company:
Initial Productions [fr]
Mate Producciones S.A. [es]
Vagabondages Co. [fr]
arte [fr/de]
全仏配給会社 Distributer: ID Distribution [fr]
全仏初公開 Release Date: 2004/01/28
日本初公開 R. D. in Japan: 2005/01/29 予定
日本公開情報 : ザナドゥー
ジャンル Genre: ドラマ
Drama
MPAA Rating 指定: Switzerland:14 (canton of Geneva) / Switzerland:14 (canton of Vaud)
日本語公式サイト
http://www.xanadeux.co.jp/sansara/
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.
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■映画『 サンサーラ (2003) SANSA 』の解説

 映画『 サンサーラ (2003) SANSA 』は一応はドラマだけれど、ドキュメンタリー風で、特にストーリーはないという風変わりなフランス映画だ。サンサというイタリア男性が(女性目的で!)世界各地を放浪する様、そして敬愛すべき人物との運命的な出会いを描いている。主人公サンサには『 ブランシュ (2002) BLANCHE 』等のロシュディ・ゼム。スペイン、ポルトガル、フランス、イタリア、ハンガリー、ロシア、日本、インド、エジプト等、世界を主人公と一緒に観て回るだけでも楽しそう。『 サンサーラ 』は旅していくけれど『 愛より強い旅 (2004) EXILS (仏題) / EXILES (英題) 』ともまた違う、世界放浪の自由の旅を描いた異色作だ。

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■映画『 サンサーラ (2003) SANSA 』の主なスタッフ

○『 サンサーラ 』の監督・脚本・撮影・音楽: ジークフリート
ドイツの英雄叙事詩「ニーベルンゲンの歌 Das Nibelungenlied 」の主人公ジークフリートと同じ名だ!監督・脚本・撮影・音楽の四役をこなすジークフリートは本名 Siegfried Debrebant という 1973 年フランス生まれの若手である。

○『 サンサーラ 』の製作: マテ・カンテロ
ブエノスアイレスの夜 (2001) VIDAS PRIVADAS (原題) / PRIVATE LIVES (英題)

○『 サンサーラ 』の編集・音響: エルヴェ・シュネイ
アメリ (2001) AMELIE POULAIN / LE FABULEUX DESTIN D'AMELIE POULAIN
ロング・エンゲージメント (2004) UN LONG DIMANCHE DE FIANCAILLES (原題) / A VERY LONG ENGAGEMENT (英題)

○『 サンサーラ 』の配役: アントナン・デデ
マルセイユ・ヴァイス (2003) GOMEZ & TAVARES (原題) / PAYOFF (英題)

○『 サンサーラ 』の製作マネージメント: Eric Zaouali
ハリー、見知らぬ友人 (2000) WITH A FRIEND LIKE HARRY (米題) / HARRY IS HERE TO HELP (米題) / HARRY, UN AMI QUI VOUS VEUT DU BIEN (仏題)

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■映画『 サンサーラ (2003) SANSA 』のサプライズ

 映画『 サンサーラ 』には、ジューンという役で日本人女優の藤谷文子さんが出演しているのがビックリ。どんな経路で出演となったのかなぁ…。やっぱり親の何とかかしら? 因みに
父親スティーヴン・セガール Steven Seagal は:
奪還 DAKKAN アルカトラズ (2002) HALF PAST DEAD
沈黙の標的 (2003) OUT FOR A KILL
沈黙の聖戦 (2003) BELLY OF THE BEAST
ICHIGEKI/一撃 (2004) OUT OF REACH
沈黙の追撃 (2005) SUBMERGED
イントゥ・ザ・サン (2005) INTO THE SUN
沈黙の脱獄 (2005) TODAY YOU DIE 』等、強いお父さんです。

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■映画『 サンサーラ (2003) SANSA 』のあらすじ
※本作『 サンサーラ 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
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 さて、映画『 サンサーラ 』のストーリー。
 映画『『 サンサーラ 』の主人公は、芸術家志望でペテン師まがいのイタリア人男性サンサ(ロシュディ・ゼム:
ザ・レース (2002) LE RAID (原題) / THE RACE (英題)
ブランシュ (2002) BLANCHE 』)である。サンサは魅力的で軽率で、ボヘミアンの気楽な生活をしている男。世界中を見てみたい、女性といっぱい恋をしたい。お金はないけど個性と芸術的センスと好奇心は山ほどある。こういうサンサが三大陸を股にかけて旅する行程をデジタルカメラが追いかける。だから、『 サンサーラ 』の映画のジャンルは何と設定したらいいのか、って感じ。ダイナミックな部分もあるし、‘世界発見’的な部分もあるし、デジタルハイビジョンみたいなシーンもあるし、純粋な芸術もあるし、娯楽要素もある。『 サンサーラ 』が旅行談・紀行映画なのは違いない。

 『 サンサーラ 』の出発はフランスはパリのモンマルトル Montmartre, Paris から。列車・飛行機・車と色々な交通手段で世界を移動して流浪の旅をするサンサ。スペイン Spain, ポルトガル Portugal, フランス France, イタリア Italy, ハンガリー Hungary, ロシア Russia, 日本 Japan, インド India, エジプト Egypt 等である。その各地でテーマや出来事があってカメラはそれを追っていくのだ。絵葉書のようなファンタジーから、現実的要素まで、世界は色々。

 イタリアでは女性は美しくて髪の毛は黒いこと、男性はマッチョなこと。イタリア製のスクーターのベスパ Vespa (
ローマの休日 (1953) ROMAN HOLIDAY
リジー・マグワイア・ムービー (2003) THE LIZZIE MCGUIRE MOVIE 』参照)でカーチェイスならぬスクーターチェイスも。ロシア(
ククーシュカ ラップランドの妖精 (2002) KUKUSHKA (原題) / THE CUCKOO (英題) 』参照)は混沌とロシアマフィアの地で、誰もがウォッカで酔いつぶれている。アフリカは腐敗して(
ナイロビの蜂 (2005) THE CONSTANT GARDENER 』参照)描かれ、インドでは民衆は裸で川で水浴している。モロッコ Morocco では砂漠、エジプトはご存知ピラミッド。

 藤谷文子さんは『 サンサーラ 』の日本でのシーンで現れるのかな。日本が登場するのは
MON−ZEN [もんぜん] (1999) ERLEUCHTUNG GARANTIERT (原題) / ENLIGHTENMENT GUARANTEED (英題) 』
ジャッカス・ザ・ムービー 日本特別版 (2002) JACKASS: THE MOVIE
ロスト・イン・トランスレーション (2003) LOST IN TRANSLATION
イントゥ・ザ・サン (2005) INTO THE SUN 』等、日本の様々な描き方がある。映画『 サンサーラ 』では、日本でカラオケのシーンがないのは海外では不思議がられている。カラオケって世界を制覇した日本の一種の‘文化’なのだ。

 サンサが世界で出会う人々は子供たち・男性・女性・老人・若者。
アイリス (2001) IRIS 』のシルク・ホルニロス・クラインや
HOTEL (2001) HOTEL 』のヴァレンティナ・チェルヴィ等が途中で登場するようだ。チェチェン Chechen ではゲリラの人質になったり。空港(
ターミナル (2004) THE TERMINAL 』参照)で不意を襲われたり。警察の虐待の犠牲者になったり。でもサンサは女性には目がなくて、どの国に行っても女性を誘惑しまくる。イタリア男性は女性が大好きというのは定番になっているから、映画はそれを地で行っているようだ。まるでサンサは女性にモテモテの007ジェームズ・ボンド James Bond (
007/ワールド・イズ・ノット・イナフ (1999) THE WORLD IS NOT ENOUGH
007/ダイ・アナザー・デイ (2002) DIE ANOTHER DAY 』参照)のバックパッカー版だとのこと。

 主に相手は女性で大勢との出会いを重ねていくサンサ。そして、遂に彼はオーケストラ(
ベルリン・フィルと子どもたち (2004) RHYTHM IS IT! 』参照)の老指揮者クリック(イヴリー・ギトリス)と心を通わせるようになる。それは、サンサがおかしな好奇心を出してプロのバレエ団(
バレエ・カンパニー (2003) THE COMPANY 』参照)のリハーサル中に舞台に上がってしまったことから起きる。バレエのオーケストラの名指揮者に扮するイヴリー・ギトリスはこの映画『 サンサーラ 』の音楽も担当している人物で、実際にヴァイオリンの巨匠でもあるそうだ。サンサはこのクリック氏に友情と同時に父親のような感情を抱く。また、マルタ・アルゲリッチという実際の著名ピアニストも実名で登場する。

 旅先では国境を越えた人間愛が感じ取られ、各国の民族の無数のショットが観られる。だから『 サンサーラ 』は非常に国際色豊かな作品で、映画中で使われる言葉もフランス語、英語、スペイン語、イタリア語、ロシア語、ポルトガル語、ハンガリー語と多彩である。

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■映画『 サンサーラ (2003) SANSA 』の受賞

 映画『 サンサーラ 』は日本では、一般公開の前に東京国際ファンタスティック映画祭に出品された。

 海外では、『 サンサーラ 』はベルギー Belgium で開催の 2003 年フランダース国際映画祭 Flanders International Film Festival で青年部審査員賞 Youth Jury Award に『 サンサーラ 』監督・脚本・撮影・音楽のジークフリートが輝いた。

 また『 サンサーラ 』は 2003 年第 56 回カンヌ映画祭 Festival International du Film de Cannes / Cannes Film Festival にも出品され、ジークフリート監督はカメラ・ドール(新人監督賞 Camera d'Or / Golden Camera )の声も上がったようだ。この時はカメラ・ドールは『 恋に落ちる確率 (2003) RECONSTRUCTION 』の監督クリストファー・ボー Christoffer Boe が獲得している。
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【『 サンサーラ 』のスタッフとキャスト】
監督: ジークフリート Siegfried (Directed by)
製作: ジャン・カゼ Jean Cazes (producer)
    マテ・カンテロ Mate Cantero (co-producer)
製作総指揮: ジュリー・フラマン Julie Flament (executive producer)
脚本: ジークフリート Siegfried (Writing credits)
撮影: ヴァンサン・ブロン Vincent Buron (Cinematography by)
    ジークフリート Siegfried (Cinematography by)
編集: エルヴェ・シュネイ Herve Schneid (Film Editing by)
配役: アントナン・デデ Antonin Dedet (Casting by)
音楽: イヴリー・ギトリス Ivry Gitlis (Original Music by)
    ジークフリート Siegfried (Original Music by)
    ジーク Sig (Original Music by)

出演: ロシュディ・ゼム Roschdy Zem as Sansa
    イヴリー・ギトリス Ivry Gitlis as Monsieur Click
    エマ・スアレス Emma Suarez as Emita
    シルク・ホルニロス・クライン Silke Hornillos Klein as Paloma
    ヴァレンティナ・チェルヴィ Valentina Cervi as Valentina
    藤谷文子 Ayako Fujitani as June
    Rita Durao as Chloe
    Georges Abe as Georges
    Bassem Samra as Ahmed
    Amar Attia as Le CRS
    マルタ・アルゲリッチ Martha Argerich as Martha Argerich

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<もっと詳しく>

ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。

 映画『 サンサーラ (2003) SANSA 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
      IMDb
      allcinema ONLINE
      Nostalgia.com
      CinemaClock.com
■映画『 サンサーラ (2003) SANSA 』の更新記録
2004/11/13新規: ファイル作成
2004/12/05更新: ◆一部テキスト追記と書式変更
2005/02/24更新: ◆タイトル変更
2006/02/07更新: ◆データ追加
2006/02/16更新: ◆データ追加
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幸田 幸
coda_sati@hotmail.com
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