いつか、きっと
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いつか、きっと (2002)
LA VIE PROMISE (原題) / GHOST RIVER (英題)
THE PROMISED LIFE (国際タイトル)
 映画『 いつか、きっと (2002) LA VIE PROMISE (原題) / GHOST RIVER (英題) 』を紹介します。

 映画『 いつか、きっと A VIE PROMISE / GHOST RIVER 』を以下に目次的に紹介する。
■映画『 いつか、きっと A VIE PROMISE / GHOST RIVER 』のポスター、予告編および映画データ
■映画『 いつか、きっと A VIE PROMISE / GHOST RIVER 』の解説
 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。
■映画『 いつか、きっと A VIE PROMISE / GHOST RIVER 』の主なスタッフ
■映画『 いつか、きっと A VIE PROMISE / GHOST RIVER 』の音楽
■映画『 いつか、きっと A VIE PROMISE / GHOST RIVER 』のあらすじ
■映画『 いつか、きっと A VIE PROMISE / GHOST RIVER 』のトリビア
■映画『 いつか、きっと A VIE PROMISE / GHOST RIVER 』のスタッフとキャスト
■映画『 いつか、きっと A VIE PROMISE / GHOST RIVER 』の<もっと詳しく>
 <もっと詳しく>は映画『 いつか、きっと 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタばれ)です。※ご注意:映画『 いつか、きっと A VIE PROMISE / GHOST RIVER 』の内容やネタばれがお好みでない方は読まないで下さい。
■映画『 いつか、きっと A VIE PROMISE / GHOST RIVER 』の更新記録

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■映画『 いつか、きっと (2002) A VIE PROMISE / GHOST RIVER 』のポスター、予告編および映画データ
いつか、きっと
いつか、きっと
これはフランス語タイトルです。

Links:  Official Web Site
Trailers:
上映時間 Runtime: 1:33
製作国 Country: フランス France
製作会社
Production Company:
Bac Films [fr]
Canal+ [fr]
Des Films [fr]
France 2 Cinema [fr]
La Chauve Souris [fr]
Rhone-Alpes Cinema [fr]
Societe Francaise de Production (SFP) [fr]
Studio Canal [fr]
全米配給会社 Distributer: Empire Pictures (2004) (USA)
全仏初公開 Release Date: 2002/09/04
全米初公開 Release Date: 2004/03/02 (New York)
日本初公開 R. D. in Japan: 2004/07/03 予定
日本公開情報 : ギャガ・コミュニケーションズ=アニープラネット
ジャンル Genre: ドラマ Drama
MPAA Rating 指定: Switzerland:12 (canton of Geneva) / Switzerland:12 (canton of Vaud) for strong language, violence and sexual situations.
日本語公式サイト
http://www.gaga.ne.jp/ituka/
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.
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■映画『 いつか、きっと A VIE PROMISE / GHOST RIVER 』の解説

 映画『 いつか、きっと (2002) LA VIE PROMISE (原題) / GHOST RIVER (英題) 』はフランス映画なので、『 いつか、きっと 』のフランス語原題「 LA VIE PROMISE 」の英訳である「THE PROMISED LIFE」という国際タイトルもある。その原題や英訳題の「約束された人生」というのを飛躍して、日本では『 いつか、きっと 』という柔らかい邦題がつけられた。『 いつか、きっと 』はそれにしても、英語タイトルで「ゴースト・リバー GHOST RIVER (直訳:幽霊の川)」というのだが、『 ゴーストシップ (2002) GHOST SHIP 』のようなホラーとは無関係デス、念のため。では『 いつか、きっと 』の英題‘GHOST RIVER’の由来は・・・。

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■映画『 いつか、きっと A VIE PROMISE / GHOST RIVER 』の主なスタッフ

○『 いつか、きっと 』はフランス映画だけあって、近年のフランス映画に携わっているスタッフが揃っている。『 いつか、きっと 』の監督・脚本を兼任するオリヴィエ・ダーンも、撮影のアレックス・ラマルクも、編集のリシャール・マリジも
リトル・トム (仮題) (2001) LE PETIT POUCET (原題) / TOM THUMB (英題)
クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち (2004) CRIMSON RIVERS 2: ANGELS OF THE APOCALYPSE
でコラボした人達だ。

○『 いつか、きっと 』製作: エリック・ネーヴェ
犯罪の風景 (2000) SCENE DE CRIMES (原題) / CRIME SCENES (英題)

○『 いつか、きっと 』配役: オリヴィエ・カルボーネ
女はみんな生きている (2001) CHAOS

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■映画『 いつか、きっと A VIE PROMISE / GHOST RIVER 』の音楽

 この映画『 いつか、きっと 』には‘音楽’の担当名が表示されていない。サウンドやミキシングのスタッフだけだ。
青い夢の女 (2000) MORTEL TRANSFERT (原題) / MORTAL TRANSFER (英題) 』のマルク・ドワズンや、
リード・マイ・リップス (2001) SUR MES LEVRES (原題) / READ MY LIPS (英題) 』のパスカル・ヴィラールや、
ミッション・クレオパトラ (2002) ASTERIX & OBELIX: MISSION CLEOPATRE (原題) / ASTERIX & OBELIX: MISSION CLEOPATRA (米題)
イン・マイ・スキン (2002) DANS MA PEAU (原題) / IN MY SKIN (英題) 』のジェローム・ウィシアクや、
橋の上の娘 (1999) LA FILLE SUR LE PONT
ボン・ヴォヤージュ (2003) BON VOYAGE 』のジャン=ポール・ユリエ等である。

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■映画『 いつか、きっと A VIE PROMISE / GHOST RIVER 』のあらすじ
※本作『 いつか、きっと 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
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 映画『 いつか、きっと 』のヒロインは、フランスはコートダジュールの観光地ニース Nice, Cote d'Azur, France で売春婦をしている孤独な中年女性シルヴィア(イザベル・ユペール)。
ピアニスト (2001) LA PIANISTE (原題) / THE PIANO TEACHER (英題)
8人の女たち (2002) 8 FEMMES (原題) / 8 WOMEN (英題)
シルヴィアは髪はブロンドに染め、マニキュアは青く、アイシャドーは白く、銀色っぽいピンクの口紅、そしていかなる時もハイヒールという街の女の出で立ちである。彼女はアルコール依存症になっており、娼婦をするしか生きる道がないようだ。そんなある日、ずっと疎遠になっていた 14 歳の娘ローランス(モード・フォルジェ)が出現する。

 その時は丁度、売春の斡旋者というか‘ひも’である二人の男性がシルヴィアをひどい目にあわせていた。突然その場に現れた娘ローランスは、男の一人を台所の包丁で突き刺してしまう。恐らく致命傷であるから警察やその筋の者たちに追われるので、母と娘はとっさに逃げ去ることになる。ここから、何年間も離れ離れになっていた母と娘の道中が始まるのだ。だから一種のロードムービーと位置づけられている。

 この映画『 いつか、きっと 』では
RONIN (1998) RONIN
『 ギャンブル・プレイ (2002) THE GOOD THIEF
等でもロケ地に使われたニースから、フランスの田舎の美しい風景を見せながら進む。
クリムゾン・リバー (2000) THE CRIMSON RIVERS / LES RIVIERES POURPRES
ロケのグルノーブル Grenoble も映るし、南東フランス、プロヴァンス地方ブッシュ・デュ・ローヌ県のラ・シオタ La Ciotat, Bouches-du-Rhone にも。パリ Paris も勿論映る。シルヴィアがどういう事情か、昔、夫ピエトロ(アンドレ・マルコン:
天使の肌 (2002) PEAU D'ANGE (原題) / ONCE UPON AN ANGEL (米題) 』)
と幼い息子ヤニスを捨てて出て行った家のあるヴィアール Viale という地に、ストーリー上で最終的に達するようだ。

 その道中で、母シルヴィアと、疎遠になっていた娘ローランスは、お互い理解できない行動をとったり、和解しようと努めてみたりの葛藤となる。だからBGMは不協和音や聞きにくいものが流され、尋常の美しい映画音楽とは縁遠いようだ。だからこの映画『 いつか、きっと 』には‘音楽’の担当名が表示されていない。

 喧嘩したりまた引っ付いたりを繰り返す母と娘で、娘ローランスが危なかった時に救ってくれたのが、車泥棒で追われる身の男ジョシュア(パスカル・グレゴリー:
ジャンヌ・ダルク (1999) JOAN OF ARC / THE MESSENGER: THE STORY OF JOAN OF ARC
ブラウン夫人の秘めごと (仮題) (2002) 24 HEURES DE LA VIE D'UNE FEMME (原題) / 24 HOURS IN THE LIFE OF A WOMAN (英題) 』)
だった。ジョシュアも逃亡中の同類なので、シルヴィア・ローランスの母娘と一緒に旅をすることになる。このフランスの田舎の風景は、空は青く、金色に輝くワイルドフラワーが咲き乱れ、それは見事なカメラワークらしい。途中、ヒッチハイクでシルヴィアが乗せてもらった車は警官だったりするが、シルヴィアはアルコール中毒で、正気でなくなっている。

 娘ローランスが血を流しているわけも語られないし、シルヴィアが夫と息子を捨てて家出した理由も説明されない。ただ事実なのは、シルヴィアは完全に正気ではなくなっているということだ。そして遂に昔の家に辿り着くと、その家は焼け落ちていた。更に、家の横に流れていた川の幻影か面影だけが残っているという。だから英語タイトルが‘GHOST RIVER ’なのだろう。「幽霊の川」というよりも「川の幻影」とでもいうニュアンスだろうか。

 クライマックスの直前、シルヴィアは精神を病んでいるので精神病院に赴く。そこで看護婦(エリザベス・コメリン:
ショコラ (2000) CHOCOLAT 』)
に、捨てた息子ヤニスのことを聞かされるシルヴィアの反応の演技が素晴らしいそうだ。まして、その息子と顔を合わせたら、その子は母親シルヴィアのことを覚えていない。その断腸の思いを演じるシルヴィア役のイザベル・ユペールは凄いのだと。イザベル・ユペールは静かさと凶暴さの両方をこのドラマ『 いつか、きっと 』で見せていると絶賛されている。他に、
イザベル・アジャーニの惑い (2002) ADOLPHE 』出演のレミ・ルーバッカも登場する。

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■映画『 いつか、きっと A VIE PROMISE / GHOST RIVER 』のトリビア

 『 いつか、きっと 』のようなロードムービーは
ボニーとクライド/俺たちに明日はない (1967) BONNIE AND CLYDE
イージー・ライダー (1969) EASY RIDER
レインマン (1988) RAIN MAN
ある日、突然。 (2002) TAN DE REPENTE (原題) / SUDDENLY (英題)
スパン (2002) SPUN
ハイウェイマン (2003) HIGHWAYMEN
ヒューマン・キャッチャー (2003) JEEPERS CREEPERS 2
ワイルド・スピードX2 (2003) 2 FAST 2 FURIOUS 』等、様々な内容のものがある。
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【『 いつか、きっと 』のスタッフとキャスト】
監督: オリヴィエ・ダーン Olivier Dahan (Directed by)
製作: エリック・ネーヴェ Eric Neve (producer)
    ジャン=ピエール・ディオネ Jean-Pierre Dionnet (associate producer)
脚本: オリヴィエ・ダーン Olivier Dahan (Writing credits)
    アニエス・フュスティエ=ダーン Agnes Fustier-Dahan (Writing credits)
撮影: アレックス・ラマルク Alex Lamarque (Cinematography by)
編集: リシャール・マリジ Richard Marizy (Film Editing by)
配役: オリヴィエ・カルボーネ Olivier Carbone (Casting by)
音響: マルク・ドワズン Marc Doisne (sound)
    パスカル・ヴィラール Pascal Villard (sound)
    ジェローム・ウィシアク Jerome Wiciak (sound)
    ジャン=ポール・ユリエ Jean-Paul Hurier (sound re-recording mixer)

出演: イザベル・ユペール Isabelle Huppert as Sylvia
    パスカル・グレゴリー Pascal Greggory as Joshua
    モード・フォルジェ Maud Forget as Laurence
    アンドレ・マルコン Andre Marcon as Piotr
    フェビエンヌ・バーブ Fabienne Babe as Sandra
    エリザベス・コメリン Elisabeth Commelin as Nurse
    レミ・ルーバッカ Remy Roubakha as Georges

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<もっと詳しく>

ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。

 映画『 いつか、きっと (2002) LA VIE PROMISE (原題) / GHOST RIVER (英題) 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
      IMDb
      allcinema ONLINE
      Nostalgia.com
      CinemaClock.com
      AlloCine : Cinema
      公式サイト(仏語版)
       http://www.bacfilms.com/promise/
■映画『 いつか、きっと 』の更新記録
2004/05/04新規: ファイル作成
2004/06/20更新: ◆俳優についてリンク
2004/07/08更新: ◆テキスト一部とリンクおよびファイル書式
2004/12/13更新: ◆一部テキスト追記と書式変更
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幸田 幸
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