ボム・ザ・システム
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ボム・ザ・システム (2002)
BOMB THE SYSTEM
 映画『 ボム・ザ・システム (2002) BOMB THE SYSTEM 』を紹介します。

 映画『 ボム・ザ・システム BOMB THE SYSTEM 』を以下に目次的に紹介する。
■映画『 ボム・ザ・システム BOMB THE SYSTEM 』のポスター、予告編および映画データ
■映画『 ボム・ザ・システム BOMB THE SYSTEM 』の解説
 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。
■映画『 ボム・ザ・システム BOMB THE SYSTEM 』のトリビア
■映画『 ボム・ザ・システム BOMB THE SYSTEM 』の主なスタッフ
■映画『 ボム・ザ・システム BOMB THE SYSTEM 』の主なキャスト
■映画『 ボム・ザ・システム BOMB THE SYSTEM 』のあらすじ
■映画『 ボム・ザ・システム BOMB THE SYSTEM 』の受賞
■映画『 ボム・ザ・システム BOMB THE SYSTEM 』のスタッフとキャスト
■映画『 ボム・ザ・システム BOMB THE SYSTEM 』の<もっと詳しく>
 <もっと詳しく>は映画『 ボム・ザ・システム 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)です。※ご注意:映画『 ボム・ザ・システム (2002) BOMB THE SYSTEM 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。
■映画『 ボム・ザ・システム BOMB THE SYSTEM 』の更新記録

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■映画『 ボム・ザ・システム (2002) BOMB THE SYSTEM 』のポスター、予告編および映画データ
ボム・ザ・システム
ボム・ザ・システム
ポスターは公式サイト
より用させて頂きました。

Links:  Official Web Site
Trailers: 公式サイトで観られます。
上映時間 Runtime: 1:31
製作国 Country: アメリカ USA
製作会社
Production Company:
Bomb the System LLC [us]
Drops Entertainment [us]
全米配給会社 Distributer: Palm Pictures [us]
全米初公開 Release Date: 2005/05/27
日本初公開 R. D. in Japan: 2005/09/03 予定
日本公開情報 : メディア・スーツ=ナウオンメディア
ジャンル Genre: アクション/ドラマ
Action / Drama
MPAA Rating 指定: Rated R for pervasive language, drug use, some violence and sexuality/nudity.
日本語公式サイト
http://www.bombthesystem.jp/
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.
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■映画『 ボム・ザ・システム (2002) BOMB THE SYSTEM 』の解説

 『 ボム・ザ・システム 』の監督、プロデューサー達、撮影、を始め主だったスタッフはまだ二十代の若者で、『 ボム・ザ・システム 』が長編映画のデビュー作。そしてスタッフで『 ボム・ザ・システム 』出演も兼任している人もいる。「システムを故障させろ」「システムをやっつけろ」というニュアンスのタイトル『 ボム・ザ・システム 』であるが、とっても風変わりなインディ系作品だ。
 スプレーペンキでニューヨークの街を落書きしまくって名前も残す若者。逮捕して暴力を与えたり殺したりする警察への挑戦として「落書き」で戦争する。それから一皮向けて成長する主人公。『 ボム・ザ・システム 』は、アンブローズ・ビアス Ambrose Bierce 著「 An Occurance at Owl Creek Bridge 」の映画化で、ほぼ実話である。

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■映画『 ボム・ザ・システム (2002) BOMB THE SYSTEM 』のトリビア

【ボム・ザ・システムのトリビア その1】  『 ボム・ザ・システム 』の原作になっている「 An Occurance at Owl Creek Bridge 」は、 1984 年、ニューヨーク市クイーンズ Queens, NYC で警察に殺されたグラフィティー・アーティストの友人が綴っている形の小説である。我が国では「アウル・クリーク鉄道橋のできごと」「アウル・クリーク橋事件」「アウル・クリーク橋の一事件」「アウル・クリーク橋の事件」などの邦題で、諸全集の中に収められている。

【ボム・ザ・システムのトリビア その2】  その小説を基に、『 ボム・ザ・システム 』の監督・脚本の Adam Bhala Lough は『 Jes One (2001) 』という短編映画を先ずつくった。それを長編化したのが、この『 ボム・ザ・システム 』なのである。

【ボム・ザ・システムのトリビア その3】  『 ボム・ザ・システム 』のキーワード「グラフィティー graffiti 」とは、
[1] 【考古】 岩壁などに引っかいて書かれた文字や絵.〈現〉
[2] (転じて)建物・公衆便所の壁などに書かれた落書き.〈現〉
[3] 雑多なもの・懐かしいものを集めたもの.「青春グラフィティー」〈現〉
という意味だ。「 graffire(掻(か)き絵を書く)」から出来た語で、[graffiti]は複数形.単数形は[graffito]<三省堂カタカナ辞典より>

【ボム・ザ・システムのトリビア その4】  『 ボム・ザ・システム 』の「グラフィティー graffiti 」は[2]の公共の建物の壁面等に書かれた落書きのこと。

【ボム・ザ・システムのトリビア その5】  『 ボム・ザ・システム 』のタイトルの「ボム bomb 」は、「爆弾」という一般の意味の他に、動詞で、「(システムを)故障させる」という意味がある。ここでは『 ボム・ザ・システム 』だから、まさに「システムを故障させろ」「街の機能をダメにしろ」ということ。

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■映画『 ボム・ザ・システム (2002) BOMB THE SYSTEM 』の主なスタッフ

○『 ボム・ザ・システム 』の監督・脚本: Adam Bhala Lough
 アダム・ブハラ・ローと発音するのだろうか?

○『 ボム・ザ・システム 』の製作・撮影: Ben Rekhi
コンフェッション (2002) CONFESSIONS OF A DANGEROUS MIND

○『 ボム・ザ・システム 』の製作: Smriti Mundhra
 スムリティ・マンドーラと発音するのだろうか?
ベティ・サイズモア (2000) NURSE BETTY

○『 ボム・ザ・システム 』の編集: ジェイ・ラビノウィッツ
ステップフォード・ワイフ (2004) THE STEPFORD WIVES
コーヒー&シガレッツ (2003) COFFEE AND CIGARETTES
8 Mile (2002) 8 MILE

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■映画『 ボム・ザ・システム (2002) BOMB THE SYSTEM 』の主なキャスト

●マーク・ウェバー as アントニー・カンポ愛称ブレスト@ボム・ザ・システム
 マーク・ウェバーは『 ボム・ザ・システム 』の製作総指揮でもある
DEAR WENDY (2005)
さよなら、さよならハリウッド (2002) HOLLYWOOD ENDING

●ガノ・グリルズ as ジャスティン・ブローディ愛称ブック50@ボム・ザ・システム
ハンニバル (2001) HANNIBAL

●ジョーイ・デジオ as ヘイザー@ボム・ザ・システム
 ジョーイ・デジオは『 ボム・ザ・システム 』のプロデューサーでもある
ブリジット (2002) BRIDGET

●アル・サピエンザ as 警官ボビー・コックス@ボム・ザ・システム
セルラー (2004) CELLULAR
リーサル・ウェポン4 (1998) LETHAL WEAPON 4

●ドナ・ミッチェル as ダイアン・カンポ@ボム・ザ・システム
モナリザ・スマイル (2003) MONA LISA SMILE
ポロック・2人だけのアトリエ (2000) POLLOCK

●クマール・パラーナ as クマール・ババ@ボム・ザ・システム
ターミナル (2004) THE TERMINAL
おまけつき新婚生活 (2003) DUPLEX
ザ・ロイヤル・テネンバウムズ (2001) THE ROYAL TENENBAUMS

●ケイディー・ストリックランド as トニー@ボム・ザ・システム
アナコンダ2 (2004) ANACONDAS: THE HUNT FOR THE BLOOD ORCHID
ステップフォード・ワイフ (2004) THE STEPFORD WIVES
THE JUON/呪怨 (2004) THE GRUDGE
恋愛適齢期 (2003) SOMETHING'S GOTTA GIVE
僕のニューヨークライフ (2003) ANYTHING ELSE
17歳のカルテ (1999) GIRL, INTERRUPTED
シックス・センス (1999) THE SIXTH SENSE

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■映画『 ボム・ザ・システム (2002) BOMB THE SYSTEM 』のあらすじ
※本作『 ボム・ザ・システム 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
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 映画『 ボム・ザ・システム 』のストーリーは・・・。アントニー・カンポ(マーク・ウェバー)愛称ブレストは高校を卒業したばかりの19歳。自分のことに夢中のグラフィティー・アーティストである。ブレストはニューヨーク市クイーンズ Queens, NYC に住む白人の若者で、中心地マンハッタン Manhattan なんて夢のよう。彼には亡くなった兄ラザロ(ブレイク・レセム)がおり、兄はブルックリン橋 Brooklyn Bridge に自分の名を落書きしたという伝説的な落書きアーティストだった。兄はブレストが7歳の時、警察に殺されたのだ。それ以来、ブレストは兄をずっと敬愛している。

 ブレストは今はヘイザー(ジョーイ・デジオ)所有のダウンタウンのロフトで部屋を持っている。ヘイザーというのは、兄ラザロの旧友で、スペイン語の連続メロドラマで演じていたが現在は職がない人だ。ブレストは仕事においても家庭においても野心は全然ない。美術学校への奨学金のことも保留にしているし。だから、大都会ニューヨーク市 New York City を丸ごとキャンバスにして、グラフィティーつまり落書きをしまくって夜を過ごしている。

 昼間はブレストはスプレーペンキ缶を万引きし、夜にはドラッグを吸って落書きをするのだ。ブレストはスプレーペンキで公共の建造物の壁面や橋にサイン入りの落書きを残しているので、メディアや見物人に一大センセーションを起こす。態々自分の名を残すというのはアイデンティティを示したい現われなのだ。そして遂にブレストと仲間は、 NYPD (ニューヨーク市警)の落書き防止対策班 Vandal Squad から指名手配の身となった。

 ブレストの仲間には、ジャスティン・ブローディ(ガノ・グリルズ:本物のグラフィティー・アーティストだそうだ!)愛称ブック50や、その15歳の弟ケヴィン(ジェイド・ヨーカー)愛称ルネ(又はリューン)がいる。ブレストの母親ダイアン(ドナ・ミッチェル)は、息子ブレストをサンフランシスコ San Francisco の美術学校へ進ませたいものの、毎日パーティ三昧(ざんまい)で無責任な母親だ。美術学校へ行けば、落書きでなくて生産的なキャリアが待っているのだが。

 NYPDの落書き防止対策班の堕落した警官ボビー・コックス(アル・サピエンザ)はブレストや仲間を追っている。コックスはコカインを吸飲するは、売春婦たちを恐喝するは、という邪悪を代表する象徴として描かれ、ブレストのような反抗的な若者の衝動の対象になっている。コックスの相棒ノール・ショーツ(ボンス・マローネ:ヒップホップのジャーナリストだそうだ)はもっと冷静な警官で、コックスに手加減するように言うけれど、ボビー・コックスは 1980 年代からずっと落書き犯を憎んでいる男なのだ。ブレストの兄を殺したのもこの警官である。コックスは落書き犯を追うことを止めない。そしてケヴィンが落書きの最中にNYPDの警官ボビー・コックスに逮捕されて殴られ屈辱を与えられたので、その兄ブック50はニューヨーク市に対してグラフィティー(落書き)戦争を行うことに発展する。

 ブレスト達がスプレーペンキの缶を幾つも消費して落書きをして‘戦って’いると、ブレストは女性政治活動家アレクサンドラ(ジャクリン・デサンティス)と出会う。アレクサンドラは大企業に反対の意見をグラフィティつまり落書きの形で声明するという女性戦士である。ブレストは彼女と恋をして彼女の影響で、人生での自分の位置を熟考していく。そして遂にアレクサンドラはブレストに‘成長’するように確信させるのだ。従って、ブレストはニューヨーク市に対する‘戦争’も止めて、ブック50とは仲違いしていく。

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■映画『 ボム・ザ・システム (2002) BOMB THE SYSTEM 』の受賞

◎『 ボム・ザ・システム 』は、アンカレッジ国際映画祭 2003 Anchorage International Film Festival で最優秀作品賞 Best Feature に輝いた。

◎『 ボム・ザ・システム 』は、アテネ国際映画祭 2003 Athens International Film Festival で観客賞 Audience Award に輝いた。

◎『 ボム・ザ・システム 』は、ミラノ国際映画祭 2003 Milan International Film Festival で最優秀編集賞 Best Editing 及び最優秀音楽賞 Best Music の二冠に輝いた。

◎『 ボム・ザ・システム 』は、サンフランシスコ・インディ祭 2004 San Francisco Indiefest で観客賞最優秀作品賞 Audience Award Best Feature に輝いた。

◎『 ボム・ザ・システム 』は、都市世界映画祭 2003 Urbanworld Film Festival で MECCA 最優秀監督賞 MECCA Movie Award Best Director に輝いた。
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【『 ボム・ザ・システム 』のスタッフとキャスト】
監督: Adam Bhala Lough (Directed by)
製作: Ben Rekhi (producer)
    ソル・トライオン Sol Tryon (producer)
    Joey Dedio (associate producer)
    Smriti Mundhra (co-producer)
    Theo Sena (co-producer)
製作総指揮: Kanwal Rekhi (executive producer)
    マーク・ウェバー Mark Webber (executive producer)
    Robert Bethge (co-executive producer)
脚本: Adam Bhala Lough (written by)
撮影: Ben Kutchins (Cinematography by)
    Ben Rekhi (additional photography)
編集: ジェイ・ラビノウィッツ Jay Rabinowitz (Film Editing by)
音楽: El-P. (Original Music by)
    Ethan Higbee (Original Music by)

出演: マーク・ウェバー Mark Webber as Anthony 'Blest' Campo
    ガノ・グリルズ Gano Grills as Justin 'Buk 50' Broady
    ジェイド・ヨーカー Jade Yorker as Kevin 'Lune' Broady
    ジャクリン・デサンティス Jaclyn DeSantis as Alexandra
    ブレイク・レセム Blake Lethem as Lazaro
    ジョーイ・デジオ Joey Dedio as Hazer
    スティーヴン・ブキャナン Stephen Buchanan as Noble
    アル・サピエンザ Al Sapienza as Officer Bobby Cox
    ボンス・マローネ Bonz Malone as Officer Nole Shorts
    ドナ・ミッチェル Donna Mitchell as Diane Campo
    クマール・パラーナ Kumar Pallana as Kumar Baba
    ケイディー・ストリックランド KaDee Strickland as Toni

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<もっと詳しく>

ストーリー展開の前知識やネタバレがお好みでない方は、読まないで下さい。

 映画『 ボム・ザ・システム (2002) BOMB THE SYSTEM 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
      IMDb
      allcinema ONLINE
      Nostalgia.com
      CinemaClock.com
      公式サイト(英語版)
       http://www.bombthesystem.com/
      Los Angeles Times calendarlive.com
       http://www.calendarlive.com/movies/reviews/cl-et-bomb27may27,0,4216169.story
■映画『 ボム・ザ・システム 』の更新記録
2005/06/10新規: ファイル作成
2005/08/26更新: ◆データ追加
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幸田 幸
coda_sati@hotmail.com
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