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■12月 28日(土曜日)朝6時すぎ









25時すぎ

2002.12.28
 急に「外来語の言い換え」のエッセイを「シャイな幸の独り言」に書きました。少し時間がかかりましたが、アップしました。
 そして2003年5月公開予定の『 サラマンダー (2002) REIGN OF FIRE 』にすぐに、取り組みました。米国俳優マシュー・マコノヒーと英国俳優クリスチャン・ベイル共演の、火を噴くドラゴン退治のお話。舞台は近未来の廃墟ロンドン。全世界は数世紀の眠りから覚めたドラゴンに焼き尽くされて廃墟となっている。生き残った者達はコミュニティを作ってドラゴンと虚しい攻防をしているが、人類滅亡へは秒読み段階…。ロケ地のアイルランドの殺伐とした光景が、この廃墟の雰囲気によくマッチしている。
 邦題はサラマンダーだが、その怪獣は劇中ではドラゴンと呼ばれて、顔と胴体は「竜」で巨大な「翼」を持っている。どこかで見たことがあると思ったら『 空の大怪獣ラドン (1956) 』(監督:本多猪四郎、特技監督:円谷英二)のラドンそっくり!日本の作品は優秀だから海外の映画によく真似されるけど、これもそうかな?それを、最新の特撮を駆使してスケール大きく白人俳優が出ている、と捉えたらいいのでは。原題の意味は「炎の統治」、中国語では「火焔末日」。まだ今日中に「ダンサー・イン・ザ・ダーク (2000)」を観てレヴューしなくちゃ。でも少し睡眠をとります。早朝やっと就寝。

 起きて素早くヴィデオを観る。今日の間に予定の全てを処理しておかなければお休み旅行ができない。少し焦りながら 『 ダンサー・イン・ザ・ダーク (2000) DANCER IN THE DARK 』のレヴューを書く。2000年、カンヌ国際映画祭のパルム・ドールに輝いた、デンマーク出身ラース・フォン・トリアー監督のミュージカル。アイスランドの歌姫ビョークも女優賞を獲得。主人公セルマ(ビョーク)曰く、ミュージカルでは悲しいことは起こらないことが多いが、この映画はそれを逆手に取って、悲しすぎるストーリーだ。(因みに監督は『 ウエスト・サイド物語 (1961) WEST SIDE STORY 』がお気に入り。)ノミネート曲「 I've Seen It All 」のパフォーマンスのため、白鳥のドレスでアカデミー賞会場に現れたビョークの姿のように、好き嫌いが大きく分かれる映画だ。手持ちカメラの揺れる映像は『 ロゼッタ (1999) ROSETTA 』よりもましだが、ちょっと画面が揺れて酔う?
 セルマは、失明の危機にある、貧しいアメリカ移民のシングル・マザー。彼女は辛いことがあると、日常の音に耳を傾け、そこから大好きなミュージカルの空想の世界へと入り込んでいく。純粋な心の彼女は、周りの人々の心を温かくする。目の悪い彼女が、必死になって働いているのは、故郷チェコスロヴァキアにいる父に送金するためだと、周囲には偽っているのだが‥。この映画はとにかく重く暗い。多くのメッセージに対応するのにかなり時間がかかりました。書ききれているかどうか。そして疲れました。
■12月 27日(金曜日)25時すぎ



イメージが15枚あって、
獅子舞がディソルヴ
(にじんで次のイメージを表示)
するよう作成しました。
Win IE では正常表示されるのですが、
iMac NN4.7ではどうも・・・?
2002.12.27
 初めてデジタル年賀状を作りました。一枚は一般の訪問者様への新年のご挨拶と、もう一枚はネット上でのお友達への賀状です(左のイメージ参照)。お友達への賀状ページでは、獅子舞のイメージの上にロールオーバーして頂くと、Gifアニメが動作するようにしました。ここで又トラブルです。幸のiMacはNN4.7ですが、アニメは一度動作したきりで、途中の10枚ばかりの画像はスキップされたのか、目にも止まらない速さで表示されたのか分りませんが、最初と最後のイメージしか見えません。Windowsではきちんとアニメになっているのですが、訳が分りません。そして、それはそれとして、ついでに、少し重いですがADSL環境で快適動作する新年のページも作りました。ページ上に雪を降らせたので余計に重くなったのかも知れませんが、高速回線はその為にあるのだから、まっ、いいかってところです。
 ダイアルアップの方にご迷惑がかかると申し訳ありませんので、一応、新年ページに入る前にダイアログで案内させて頂きました。
 今日これから、借りてきた「ダンサー・イン・ザ・ダーク (2000)」のヴィデオを観るか、以前見た「REIGN OF FIRE」のレヴューをまとめるか、夜食を食べてから考えます。
■12月 26日(木曜日)夜12時頃

2002.12.26
 『 クン・パオ:燃えよ鉄拳 (2002) KUNG POW: ENTER THE FIST 』のレヴュー書き上げました。1976 年の典型的カンフー映画を買い取り、当時のシーンに 2002 年の自分の姿を流しこんで、吹き替えをやり直した徹底オバカ・ムーヴィー。カンフー映画と言っても、最新CG駆使で新種トリックのある全く別のジャンルといっていいほど衝撃的。ブルース・リーのイメージや 70 年代の若き日のジャッキー・チェンらしい髪型と筋肉隆々の上半身裸とゆるいズボン、あるいは上下カンフー服、これらは確かに当時の香港映画から抜け出て来たよう。でも、カンフー映画のただの現代版ではない。赤ん坊もカンフーするし…。舌に顔があったり…。様々な役柄の俳優たちの声は一様に一人の吹き替えなのだ。主役も女性役も悪役も、殆どスティーヴ・オーデカークが吹き替えを受け持っている。だから、どうも"通常の"映画を観ている気がしなかった。各俳優がセリフを発して進行するのが映画と認識していたので、映画という概念そのものを覆された思いだ。こういう新しい趣向の作品は、恐らくマニアの間で大ウケするのだろう。
■12月 25日(水曜日)夜10時頃
2002.12.25
 長い間「シャイな幸の独り言」を書いていませんでした。「下手の横好き(シャイな幸の独り言)@映画の森てんこ森」を書いて、反省しました。
 それから、「ブロードバンド(B)版ページ」をアップしました。上手く動作すれば明日からこのページは本格運営します。でも年末年始にかけて休暇を12日間頂き旅行しますので、本職の仕事が前倒しで、忙しくて手が回りません。それでHPに割く時間があまりありませんから、今まで紹介したのもしないのも含めて10本ばかりをアップしておきました。
■12月 24日(火曜日)夜11時頃

2002.12.24
 クリスマス・イブですが、何の変わりもありません。
 『 マスター・オブ・リアル・カンフー/大地無限 (1994) 太極張三豊,TAI-CHI,THE TAI-CHI MASTER 』を又観ました。へばってくるとカンフーものに限ります。幸はお酒を飲みませんので、男性のお酒代わりにヴィデオを観ていることになります。
 製作と主演がジェット・リー(当時はリー・リンチェイ李連杰) 1993 年の作品。私も大いに関心あり憧れの「太極挙」を生み出した張三豊のお話。中国武術を堪能できるのは勿論、コミカルな面も、優しい面も、壮烈な戦いも、サービス精神旺盛に盛りこんでくれている。ミシェール・ヨー(当時はミシェール・キング)が共演して格調高く仕上げているのもいい。リンチェイの舞うような、しかも力のある本物の「太極挙」は実に美しい。これで又年末まで元気をもらって頑張れます。ハリウッド物のジェット・リーしかご存知ない方は、是非ご覧になって、彼本来の凄さ、美しさを再発見して下さい。
■12月 23日(月曜日)夕方6時頃


2002.12.23
 『 ロゼッタ (1999) ROSETTA 』のヴィデオ観てレヴュー書きました。
 1999 年のカンヌ国際映画祭で、地味な作品ながら有力候補作品を押しのけ、パルム・ドールに輝いた作品。監督はドキュメンタリーから劇映画に進出してきた、『 イゴールの約束 (1996) LA PROMESSE 』のリュック&ジャン=ピエール・ダルデンヌ兄弟(ジャン=ピエールが兄で、リュックが弟)。また、本作の主人公ロゼッタを演じた、 1981 年 8 月 29 日生まれ(おとめ座)の新進女優エミリエ・デュケンヌ(『 ジェヴォーダンの獣 (2001) LE PACTE DES LOUPS 』出演)が、同映画祭の女優賞に選ばれた。
 ベルギーの工業地帯の街。キャンプ場のトレーラーで、お酒と男におぼれる母親と一緒に暮らす 17 歳の女の子ロゼッタ。"まっとうな生活"をするために、仕事に就きたいという思いで頭がいっぱいの彼女の姿を、手持ちカメラを多用したドキュメンタリータッチで描いた作品。本作はベルギー出身のダルデンヌ監督兄弟が育った地域で撮影されたそうだ。
■12月 22日(日曜日)朝10時すぎ


2002.12.22
 2003年02月15日公開予定の『 Mr.ディーズ (2002) MR. DEEDS 』のレヴューをアップしました。『 オペラハット (1936) MR. DEEDS GOES TO TOWN 』という昔の映画のリメイク。当時の主人公は 80 本の映画出演を果たしたハリウッドの超ビック・スター、亡ゲイリー・クーパー、共演は名作『 シェーン (1953) SHANE 』の妻役の亡ジーン・アーサーだった。 2002 年版『 MR. DEEDS 』は主人公がアダム・サンドラーと、共演ウィノナ・ライダー。オリジナルを知らないので比較も出来ないが、莫大な遺産を相続した田舎の青年を巡るラブ・コメっぽい人情ものである。アメリカの富に対する風刺で、ラストは観客が思い描く通りの素直なエンディング。
 『Mr.ディーズ』は監督・製作・脚本・製作総指揮・主演それに脇役も『 リトル★ニッキー (2000) LITTLE NICKY 』と同じ面々が多い。『…ニッキー』は悪魔のコメディだから単なる滑稽なマイナー映画かと勝手に思っていたが、この作品と同じ新進スタッフが携わるとなると、案外"今"をリードする影響力のある映画なのかも。
■12月 21日(土曜日)夜12時すぎ
2002.12.21
 表紙ページを新規作成しました。一昨日、丸一日考えて結論を出してから作業しました。階層をさらに上に作った、エントリーページ用の表紙です。現在クリスマスページをアップしていますが、さらにその上に軽いページを作ったことになります。近いうちにテキスト版「幸の思い出映画」とブロードバンド版「GifアニメとQuickTime製作映像」コーナーを設けて、紹介したいと思っています。「幸の思い出映画」のアイデアとしては、特に目新しいものではありません。子供時代から映画が好きで、今までメモしないで観た映画をリストして映画カードを作ろうと思ったわけです。「GifアニとQuickTime製作映像」は気分転換に描いているアニメや旅行で撮ったヴィデオなどを編集してアップします。訪問いただいたときにご覧下さい。
■12月 18日(水曜日)夜12時すぎ


年を取ってからのロバート・デ・ニーロしか
知らなかったので、若い彼がハンサムで
なんてカッコいいのだろうと思った。
2002.12.18
 『タクシードライバー (1976) TAXI DRIVER』のレヴュー書きました。
 閉塞感漂う 70 年代アメリカはニューヨーク。ベトナム戦争帰りの孤独な若者トラヴィス(ロバート・デ・ニーロ)は、タクシードライバー。彼は"何か"をやりたいと思っているが…。
 1976 年カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した、マーティン・スコセッシ監督の時代を超えた名作。本作でNY批評家協会賞やLA批評家協会賞を受賞した、ロバート・デ・ニーロのカッコ良さに耽溺、また、ハーヴェイ・カイテル(『 レッド・ドラゴン (2002) RED DRAGON 』『 リトル★ニッキー (2000) LITTLE NICKY 』『 ピアノ・レッスン (1993) THE PIANO 』等に出演)の長髪ポン引き姿に衝撃! 12 歳半の少女売春婦役でアカデミー助演女優賞にノミネートされた、当時 13 歳のジョディ・フォスターの演技は流石。栴檀は二葉より芳しってことだろう。『 アンナと王様 (1999) ANNA AND THE KING 』などで見せる、彼女の意思強く理知的な美しさには心奪われる。また、デ・ニーロと 76 年に結婚、 79 年に離婚したダイアン・アボットも出演。
■12月 17日(火曜日)夜11時すぎ
2002.12.17
 表紙として12月11日作成したページは重かったので、削除していましたが、せっかく作ったのでブロードバンド版表紙として、再度アップし直しました。ADSL回線なら開くのに時間もかからず難なく表示できるので安心しました。このページからは、幸が時々気分転換に描いているアニメも紹介できます。ジャンヌダルク教会のアニメ「ジャンヌの苦悩」をご覧下さい。他愛のない稚拙なもので、観ていただいた方に申し訳ありませんと先にお断りしておきます。ハイ。
■12月 15日(日曜日)朝10時すぎ




■12月 15日(日曜日)昼2時過ぎ

2002.12.15
  「マリー・アントワネットの首飾り (2001) THE AFFAIR OF THE NECKLACE」を大急ぎで書き上げました。そして又一部変更しました。今日は歴史解説は幸なりに理解したことをまとめました。映画は、期待していた割に、すこし盛り上がりに欠けたかなぁって印象でした。(製作の苦労も知らないで勝手なこと言ってスミマセン。)
 「首飾り事件」はフランス革命を引き起こす原因の一つと言われています。事件を引き起こす危険を恐れない女性、ラ・モット伯爵夫人を演じるヒラリー・スワンクは、『ボーイズ・ドント・クライ (1999) BOYS DON'T CRY 』でアカデミー賞に輝いた。『ギフト (2000) THE GIFT』等にも出演している。ラ・モット伯爵夫人にまんまと騙されるロアン枢機卿を、イギリスの名優ジョナサン・プライス、知らないうちに事件に巻き込まれてしまう悲劇のフランス王妃マリー・アントワネットを『パトリオット (2000) THE PATRIOT』のジョエリー・リチャードソン、怪しげなカリオストロ伯爵を『アメリカン・スウィートハート (2001) AMERICA'S SWEETHEARTS』『スリーピー・ホロウ (1999) SLEEPY HOLLOW』のクリストファー・ウォーケンが演じる。豪華絢爛な衣装は、2001 年のアカデミー衣装デザイン賞にノミネート。そしてあのベルサイユ宮殿の鏡の間での撮影は大したものです。

 昼1時過ぎ。雪降るページを一部手直しして再度アップしました。ネット検索で見つけた「雪降る javascript 」を使っています。幸の持っている本よりもレベルが高く、雪の大きさが一つのイメージで設定でき、上手く動きました。こんなことを考えたプログラマーの方、凄いです。そしてありがとうございました。敬意と感謝いたします。
 左の画像またはここをクリックするとこの雪降るページに進みます。
■12月 14日(土曜日)夜26時すぎ

2002.12.14
 日本では2003年01月25日公開予定の『イナフ (2002) ENOUGH』をアップしました。歌って踊って芝居も出来て、しかもナイスバディ。ニックネームは「J. Lo」や「La Lopez」。こんなジェニファー・ロペスが主演の、夫によるドメスティック・バイオレンスを描いた映画。独身女性時代から、新婚、出産、夫の暴力、逃亡、反撃、と数年間を生き延びていく様を追っていく。節目節目でジェニファーの服装、髪型・ヘアカラーを違わせていくので、ファンの方には彼女の多くの面を見られてスゴク得した気分になること請け合い。監督のマイケル・アプテッドは前作に『 007/ワールド・イズ・ノット・イナフ(1999) THE WORLD IS NOT ENOUGH 』を監督したばかりで、今回はそれに対して『イナフ (2002) ENOUGH 』だとは、何というシャレ!この「イナフ」は、夫の暴力と執拗な追跡はもう十分だ、もううんざりだ、というように解釈したらいいと思う。後半の見所は見てのお楽しみですが、結局は『ダブル・ジョパディー (1999) DOUBLE JEOPARDY』でアシュレイ・ジャッドが獄中で決心するのと同じ趣旨です。
■12月 14日(土曜日)朝9時から

推奨画面サイズは最低800×600です。
 朝から、一昨日11日に作ったクリスマスページのバグ取りで必死になりました。一度作ってアップして、父にメールして見てもらったのですが、ルアンの表紙の写真とアニメが重く、別の写真を使うことになりました。解像度を落とし軽いくしたのですが、セカンドベストの写真ですので残念です。
 それから、幸はWinXP・HPBでこのページを作っています。いつもiMacのNN4.7では表示が異なり悩んでいます。「table」と「javascript」の混在になると訳がわからなくなります。とにかく、不思議なことに、右上クリスマスツリーの真下に日付の「javascript」タグを入れたところ、Winで表示されるのに、NN4.7では表示されません。なぜか分りません。誰か教えてくれないかなぁ〜って思って作業が止まったきりです。
 一応、表紙デザイン変更、「クリスマス版」アップしておきます。もう昼過ぎ2時近くになりました。大好きなお好み焼きでも作って食べよっと。
■12月 13日(金曜日)夜27時前 2002.12.13
 「マリー・アントワネットの首飾り (2001) THE AFFAIR OF THE NECKLACE」のビデオ観ました。この映画は以前から見たかったのですが、どういうわけかタイミングをはずしていました。事件は有名なので、どんなふうに描かれているか興味がありました。フランス革命については先日の「グレースと公爵 (2001) THE LADY AND THE DUKE」レヴューで少し勉強できたので、頑張ってレヴュー作文します。お楽しみに...。
■12月 12日(木曜日)夜11時すぎ

2002.12.12
 日本では2003年01月11日公開予定の「ゴーストシップ (2002) GHOSTSHIP」をアップしました。ホラー映画のお好きな方はお待ちかね。『 TATARI タタリ (1999) HOUSE ON HAUNTED HILL 』『13ゴース (2001) THIR13EN GHOSTS / 13 GHOSTS』を製作したホラー専門会社ダーク・キャッスル・エンタテインメントの第3弾というから、やはり怖い!今回のホラーの舞台はタイトルの文字通り、幽霊船だ。前作『13ゴースト』がハイテクを使ったお化けやからくりの恐怖だったのに対し、この『ゴーストシップ』は場所が海だから必然的に湿気と水がからむ展開で、もっと陰湿な怖さ。ガブリエル・バーンの船長率いるサルベージ船仲間が、絶海に漂う 40 年も前に行方不明になった元イタリア豪華客船を調査。奇怪な出来事と怪死が次々訪れる中で金塊を発見する。不穏を感じとってその時点で引き返そうという者と百万長者になれるという欲に目がくらんだ者の対立は月並みだが、結末は、幸は思いもつかなかったです。新鮮なタイプのプロットで、その意味では現代的かな。
■12月 11日(水曜日)夜8時前

This image is a Christmas version of the top page.
2002.12.11
 左のイメージは、クリスマスバージョンです。表紙から自動で「クリスマス・ページ」に飛ばしています。クリスマスツリーのアニメきれいです。幸が作った中では上出来だと思っています。写真は、フランスでは幸が結構気に入っている歴史的な町ルアンにあるジャンヌ・ダルク教会のステンドグラスです。映画『ジャンヌ・ダルク (1999) JEANNE D'ARC』でご存知のように、火炙りにされた地、プラス・デュ・ヴィユ・マルシェ(古市場広場)に、この教会はあります。彼女の処刑後25年たって彼女の裁判無効宣言が発せられ無罪となりました。そして1920年ジャンヌは聖人として法王庁のお墨付きをもらうことになります。詳しくは「シャイな幸の独り言」から「ジャンヌ・ダルク考」にお進み下さい。
■12月 11日(水曜日)昼すぎ


2002.12.11
 日本では2003年春上映予定の 『タキシード (2002) THE TUXEDO』をやっとアップしました。ハリウッドのチャイニーズ・シアターの歩道にスターマークの手形を入れてもらえることが決まり、名実ともにハリウッド・スターとなった成龍ことジャッキー・チェンの最新作。48 歳にしてますますサクセスロードを歩むアジアの星に拍手!この映画は一口で言うならアクション・コメディであろうが、ジャンル要素が幾つも贅沢に噛み合わされ、面白みを倍増している。往年の純粋なカンフーアクションは期待できないが、都会的なテイストの完全娯楽ムーヴィーで楽しめた。ストーリーは、タクシーの運転手から金持ちの専属運転手に抜擢されたジャッキーが、主人に決して着るなと言われたタキシードを着てしまったことから起きる珍騒動。ジェイソン・アイザックスをタキシードの主に配して豪華さとスパイものの味を出させている。万能の装置つきのタキシードで、007を見ているようなトリックとアクションが小気味いい。
■12月 10日(火曜日)夜11時すぎ

2002.12.10
 『アメリカン・スウィートハート (2001) AMERICA'S SWEETHEARTS』のレヴューのためヴィデオを観ました。ビリー・クリスタルとピーター・トラン脚本の、ハリウッドの内幕を描いた風刺コメディ+ラブコメディ。
 『 エリン・ブロコビッチ (2000) ERIN BROCKOVICH 』で 2000 年度アカデミー主演女優賞に輝き、名実共にハリウッドの大女優となったジュリア・ロバーツが、ジュリアのような(?)大女優である姉グウェンにこき使われている付き人の妹キキを演じる。その姉グウェンには、『 トラフィック(2000) TRAFFIC 』のキャサリン・ゼタ・ジョーンズ。ジュリア・ロバーツに劣らない美しさを披露し、傲慢な大女優ぶりがとてもチャーミングである。グウェンの夫で、キキが想いを寄せるスターのエディには、『セレンディピティ (2001) SERENDIPITY』のジョン・キューザック。そして三人をうまく操る伝説の映画宣伝マンを、多才なビリー・クリスタルが務める。
■12月 9日(月曜日)夜25時すぎ


2002.12.09
 日本では2003年01月25日公開予定の『フィアー・ドット・コム (2002) FEAR DOT COM』をアップしました。
 タイトルだけ見てもお気付きのように、このデジタル時代インターネットの象徴、「〜ドット・コム」が時代性を端的に表現している。インターネットほど便利で楽しく、しかも情報を与えてくれるものはない。だがその一方で、ネットによる悪質な犯罪が世界でそして日本でも実際に発覚。この映画はその恐怖を社会的お説教ではなく、娯楽ホラーものとして巧みに演出している。『 13ゴースト (2001) THIR13EN GHOSTS ( 13 GHOSTS )』『 フレイルティー/妄執 (2001) FRAILTY 』『 プロフェシー (2002) THE MOTHMAN PROPHECIES 』等と別の趣向の、もっと都会風のホラーと思っていただきたい。
 ニューヨークで複数の変死事件がほぼ同時に起こり、その偶然は一体何なのか。すると、被害者達は全員、「フィアー・ドット・コム」というウェブ・サイトを訪れたことが判明するのだ。それが題名の由来。あまりに小さくて白い少女が異様で氷のような寒気があなたを襲う…。
■12月 8日(日曜日)夜10時すぎ


フリーダの詳しい年表も添付!
2002.12.08
 日本での公開は2003年予定とだけしか情報がありませんが、観て大いに感じるところあって「フリーダ(FRIDA)」をアップしました。彼女の映画より、絵画が痛くストレスが強かったです。それでいて観てしまいました。
 フリーダが高校時代偶然会った壁画の巨匠ディエゴ・リベラと、乗り合いバス事故での致命的な身体の損傷。この二つが相絡まってフリーダ・カーロの愛と苦悩の日々が始まる。彼女の痛みが激しければ激しいほど、四十七年の短い人生の凝縮が加速していく。恋愛、結婚、裏切り、嫉妬、死産、離婚と再婚、キャンバス、酒、タバコ、同性愛、男、民族衣装、不倫、共産主義、暗殺、名声、シュールレアリズム、車椅子、モルヒネ注射。彼女の残した自画像は彼女の愛と苦悩そのものだった.......。
 そして、彼女の人生は、彼女固有の一本眉毛のように濃く太く鮮烈だった。
■12月 7日(土曜日)夜8時すぎ

2002.12.07
 日本では2003年2月公開予定の「ケミカル51 (2002) THE 51st STATE(英題)/FORMULA 51(米題)」をアップしました。
 原題は『 THE 51st STATE( 51 番目の州)』で英国上映ではそのタイトルだったが、それではイギリスに失礼になると解釈したのか、米国タイトルは『FORMULA 51(公式・化学式 51 )』となった。邦題の『ケミカル51』は映画の内容を採って化学物質51 という意味だ。
 サミュエル・L・ジャクソンの細かい三つ編みのアフロなヘアスタイル、ベレー帽にキルトにハイソックスという終始一貫したスタイルはキマッテいて、王者の雰囲気だ。
 カナダではこんなキルト服は簡単に手に入るのだけど、ベレー帽はどうしても被れない。思い切って幸も一度こんなファッションをして、リパプールへ行ってみたい。でも一人じゃ心細くて怖いよー。
■12月 6日(金曜日)夜26時すぎ



2002.12.06
 ビデオで観た「わたしが美しくなった100の秘密 (1999) DROP DEAD GORGEOUS」は面白かったです。どこに100の秘密があるのって?昔はやったアメリカ産ミスコンの偽善風刺は自己批判?この数日重いテーマが身体から取れなくて疲れ気味でした。
 物語はアメリカの田舎町の美少女コンテストを描く、ブラック・ユーモア満載のコメディ。元ミネソタ美人コンテスト出場者であるローナ・ウィリアムズが脚本と製作総指揮を兼ねた、マイケル・パトリック・ジャン監督のデビュー作。日本では、松田聖子がチョイ役で出演したことでも知られる作品。ミネソタ州の田舎町マウントローズに乗り込んだ美少女ミスコンのドキュメンタリー取材班によるインタヴューという形式で映画は進行。このコンテスト優勝の有力出場者は、口汚い母親(エレン・バーキン)とトレーラーで暮らす貧乏な女の子のアンバー(キルステン・ダンスト)と、コンテスト組織委員会長のグラディス(カースティ・アレイ)のリッチな娘ベッキー(デニース・リチャーズ)。さぁ、結果はいかに!どぎつい風刺にビックリすることもあるが、そのバカバカしさに大ウケする。今日の幸のように楽しくなりたいときのお勧め映画です。
■12月 5日(木曜日)夜12時すぎ


2002.12.05
 日本では2002年12月21日公開予定の「グレースと公爵 (2001) THE LADY AND THE DUKE」をアップしました。
 貴婦人グレース・エリオットのフランス革命の回想記を、あのヌーヴェル・ヴァーグの大御所エリック・ロメール監督(御年82 歳)が、独自の視点と斬新な作風で撮ったコスチューム・ドラマ、時代劇。1790 年のパリ。フランス革命真っ只中、30歳になったばかりの英国貴族の美しいグレース・エリオットは、当時の国王ルイ16 世を敬愛する王党心情派。一方恋愛関係の後もお互いの友情で結ばれている革命派のオルレアン公爵。革命が嵐のように吹き荒れる中、逮捕されたルイ16 世とマリー・アントワネットの命乞いを懇願するグレース。信条の違いを越えて自らの命の危険をかえりみず大胆な行動に出る。蜂起した民衆の底知れない力が革命の炎の球となって新しい時代に突き進んでいく。ロベスピエール率いるジャコバン党は...。そしてオルレアン公爵とグレース・エリオットの運命は......。 
■12月 4日(水曜日)夜11時すぎ
2002.12.04
 映画「アイリス (2001) IRIS」も作家の愛の話。 先月末「読む映画試写会」に「デュラス 愛の最終章 (2001)」のレヴューと、「シャイな幸の独り言」に「デュラスとヤン」をアップしたのだけど、このアイリスの方がテーマは重く、老後のあり方を考えてしまいます。この映画は、日本では2002年12月7日に公開予定です。今週の土曜日からですよね。もっと早くからアップしておけばよかったのですが、情報不足でした。
 物語は、イギリスの有名女流作家と評論家の40 有余年の愛がテーマです。そして老いていく夫婦に不治のアルツハイマーの病魔。ある時愛する妻に症状が現われ次第に失語していく。作家の生命でもある語彙を失うだけでなく、全ての出来事の記憶をも。
 やがて愛する者の認識もなくなる。自らの気高い人格も。そして最後に失うものは・・・。と、こんな風に紹介してみました。
■12月 3日(火曜日)夜12時すぎ

2002.12.03
 「プルート・ナッシュ(2002)THE ADVENTURES OF PLUTO NASH」は日本では2003年新春公開予定ですが、書いてあるのでアップしました。コメディアン王として一世を風靡したエディ・マーフィ主演の勿論コメディではあるが、アクションいっぱいで、更に舞台が 2087 年という近未来のSFがらみの映画。製作のマーティン・ブレッグマンら三人は「ボーン・コレクター」( 1999 )を手掛けた面々。製作総指揮のブルース・バーマンは「デンジャラス・ビューティー」( 2001 )、「スパイダー パニック! 」( 2002 )を製作。こういう製作スタッフだから面白く売れる筈だが、米国では撮影終了後1年以上もお蔵入りで、ようやく 2002 年夏休みに公開されたという経緯がある。そのスタート遅れが災いしたのか、興行収入はその頃封切りの「トリプルX」や「サイン」の約 10 分の1だとは可哀想。

【お断り】 以上の映画関連イメージは、nostalgia.com、予告編は.cinemaclock.com社の許諾を得ています。
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