再見 ツァイツェン また逢う日まで
表紙目次読む映画試写会レヴュー観たい度映画予告編エッセイ日誌試写会情報リンク集
映画人解説・レヴュー一覧表映画ゲーム思い出映画ブロードバンド(B)版旅行の森てんこ森
映画の森てんこ森■読む映画試写会■映画解説
再見 ツァイツェン また逢う日まで (2001)
我的兄弟姐妹(原題) / ROOTS AND BRANCHES(英題)
 映画『 再見 ツァイツェン また逢う日まで (2001) 我的兄弟姐妹(原題) / ROOTS AND BRANCHES(英題) 』を紹介します。

 映画『 再見 ツァイツェン また逢う日まで 』を以下に目次的に紹介する。
■映画『 再見 ツァイツェン また逢う日まで 』のポスター、予告編および映画データ
■映画『 再見 ツァイツェン また逢う日まで 』の解説
 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。
■映画『 再見 ツァイツェン また逢う日まで 』のあらすじ
■映画『 再見 ツァイツェン また逢う日まで 』の受賞
■映画『 再見 ツァイツェン また逢う日まで 』のトリビア
■映画『 再見 ツァイツェン また逢う日まで 』のスタッフとキャスト
■映画『 再見 ツァイツェン また逢う日まで 』の<もっと詳しく>
 <もっと詳しく>は映画『 再見 ツァイツェン また逢う日まで 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタばれ)です。※ご注意:映画『 再見 ツァイツェン また逢う日まで 』の内容やネタばれがお好みでない方は読まないで下さい。
■映画『 再見 ツァイツェン また逢う日まで 』の更新記録

>>
「映画解説・レヴュータイトル一覧表」へ(画面の切り替え)
幸の観たい度: 8つ星 
■映画『 再見 ツァイツェン また逢う日まで 』のポスター、予告編および映画データ
再見 ツァイツェン また逢う日まで
再見 ツァイツェン また逢う日まで
ポスターはcinemaparisienの
サイトより引用させて頂きました。

Links:  Official Web Site
Trailers:
上映時間 Runtime: 調査中
製作国 Country: 中国
China
製作会社
Production Company:
調査中
全米配給会社 Distributer: 調査中
全米初公開 Release Date: 未定
日本初公開 R. D. in Japan: 2003/10/ 予定
日本公開情報 : シネマパリジャン
ジャンル Genre: ドラマ
Drama
MPAA Rating 指定: 調査中
日本語公式サイト
http://www.cinemaparisien.com/roots/
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.
▲TOPへ
■映画『 再見 ツァイツェン また逢う日まで 』の解説

 映画『 再見 ツァイツェン また逢う日まで (2001) 我的兄弟姐妹(原題) / ROOTS AND BRANCHES(英題) 』の原題「我的兄弟姐妹」は、字の如く「私の兄弟姉妹」という意味だ。内容は、幸せだった六人家族が両親に死なれ、四人の子供達は散り散りになってしまい、 20 年後にやっと再会できるという涙涙のストーリー。従って、邦題の意味の「さようなら、また逢う日まで」は的を得ている。余談だが、この解説を書いた 2003 年 08 月 31 日に調査した時点では「再見〜ツァイツェン、また逢う日まで」という表示になっていた。正確なタイトルは「〜」や「、」もなくなりすっきりしたように思う反面「再見〜ツァイツェン、また逢う日まで」は文字の中にストーリーがあるようにも感じられるのだが...。(03/10/03更新)

 この家族愛に満ち、波乱に満ちた映画『 再見 ツァイツェン また逢う日まで 』は、中国では大ヒットになっている。これをマジに観ていたらのめり込んでしまって、ウルウル状態がさぞ中国全土を覆ったのだろう。チャン・イーモウ(張藝謀 Zhang Yimou )監督の
初恋のきた道 (2000) 我的父親母親 / THE ROAD HOME 』とあい通じるところがあるのでは。

 因みに、そこではチャン・ツィイー(章子怡 Zhang Ziyi )がヒロインを演じて大ブレイク。
グリーン・デスティニー (2000) 臥虎藏龍(原題) / CROUCHING TIGER, HIDDEN DRAGON
ラッシュアワー2 (2001) RUSH HOUR 2
天上の剣 The Legend of ZU (2001) 蜀山伝 / THE LEGEND OF ZU
MUSA−武士− (2001) MUSA
HERO (2002) HERO(英題) / 英雄(原題)
2046 (2004) 2046
パープル・バタフライ (原題) (2003) 紫胡蝶 / PURPLE BUTTERFLY (英題)
LOVERS (2004) 十面埋伏 (原題) / HOUSE OF FLYING DAGGERS (英題)
さゆり (2005) MEMOIRS OF A GEISHA 』とスター街道を突っ走っている。

▲TOPへ

■映画『 再見 ツァイツェン また逢う日まで 』のあらすじ
※本作『 再見 ツァイツェン また逢う日まで (2001) 我的兄弟姐妹(原題) / ROOTS AND BRANCHES(英題) 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
▲TOPへ

 さて、映画『 再見 ツァイツェン また逢う日まで (2001) 我的兄弟姐妹(原題) / ROOTS AND BRANCHES(英題) 』のストーリー。
 中心的な主人公チー・スーティエン(ジジ・リョン)は幼い頃、中国からアメリカに養子に出されて米国で育ち、一人前の女性指揮者になっている。この役についたのは、香港のスーパー・アイドル、ジジ・リョンだ。彼女は英語も得意だし(アッ、香港は英国領だったから学校は英語で教育するので、殆んどの人が英語が流暢です)、可愛くて洗練されているから、この役にピッタリだと思う。でも、他の出演者は皆、香港でない中国の人だから、ジジ・リョンは普通話(北京語)を使えたのかな。

 スーティエンが中国交響楽団とのコンサートで指揮をするという里帰りを果たすのだが、せっかくアメリカから祖国に一時帰国したからには、別れ別れになった兄弟姉妹と再会したい。こうして、幼い頃の一家六人の温かい家庭の姿が語られるのだ。音楽教師の父(ツイ・ジェン・・・実際に中国のロック歌手らしい)と夫婦愛の強い母(チャン・チエンシン)のもとで、四人の子供は明るく幸福に暮らしていた。スーティエンは上から二人目で、兄イクー と弟ティエン、妹ミャオがいた。子供時代の映像では、四人の子は愛くるしい子役が演じている。

 成人した兄イクーに扮しているのは、中国映画の重鎮、俳優・監督であるジャン・ウェン(姜文 Jiang Wen )の実弟のジャン・ウーである。兄ジャン・ウェンは
宋家の三姉妹 (1997) 宋家皇朝(原題) / THE SOONG SISTERS
ヘブン・アンド・アース (2003) WARRIORS OF HEAVEN AND EARTH 』等に出ている風格ある人だ。それに、パロディっているのだろうけど、ジャッキー・チェン(成龍 Jackie Chan )の
シャンハイ・ナイト (2003) SHANGHAI KNIGHTS 』ではジャッキーの役名はジョン・ウェインをもじったチョン・ワェン(姜文!)なのだ。

 父親は思想の問題で学校を辞めさせられ、母親は結核に倒れる。そして重病の妻を病院に連れていく時に雪道でスリップした車はがけの下に転落、二人とも亡くなる。こうして幸福の絶頂から奈落の底へ突き落とされた四人の幼い子達。兄弟姉妹はバラバラに引き取られて、二度と会うことは叶わなかった。こういう事情が回想シーンで綴られるらしい。

 その長女スーティエンが 20 年ぶりに一時帰国した際、いばらの道を辿ってきた四人が紆余曲折して、最後は会えるという展開になる。キャッチコピーは「私たち兄弟姉妹は、天から舞う雪のよう。最初はバラバラだけど、地上で溶けて、氷になり、やがて水となって・・・そして永遠に離れない。」 だから、きっと安心して観られると思う。途中はすごく可哀想だろうけど。英語タイトル「 Roots And Branches 」は「根と枝」のこと。四人が枝分かれするようにバラバラに散っても、一つの根っこという基盤がある、と解釈しておいたらいいかな。

▲TOPへ

■映画『 再見 ツァイツェン また逢う日まで 』の受賞

 『 再見〜ツァイツェン、また逢う日まで 』は香港映画賞 Hong Kong Film Awards の 2002 年度アジア最優秀作品にノミネートされた。翌年の 2002 年作品では
HERO (2002) HERO (英題) / 英雄 (原題) 』と
インファナル・アフェア (2002) 無間道(原題) / INFERNAL AFFAIRS(英題) 』が各七部門で受賞している権威ある映画祭だ。

 そして『 再見〜ツァイツェン、また逢う日まで 』が見事受賞したのは、 2001 年カステリナリア国際青年映画祭 Castellinaria International Festival of Young Cinema のゴールデン・キャッスル Golden Castle 賞グランプリと、 2002 年モスクワ国際児童青少年映画祭 The Moscow International Film Festival for Children and Young People のブロンズ・テディ・ベア特別賞である。国際的に随分認められているのだなぁ。英国の
リトル・ダンサー(2000) BILLY ELLIOT 』もカステリナリア国際青年映画祭でゴールデン・キャッスル・グランプリに輝いている。

▲TOPへ

■映画『 再見 ツァイツェン また逢う日まで 』のトリビア

 タイトル映画『 再見 ツァイツェン また逢う日まで 』にある「再見」は、普通話(北京語)では「ツァイツェン」「ツァイジェン」「ツァイチェン」「ザァイチェン」のように発音し、「さようなら」の意味だが、漢字通り「また会いましょう」というニュアンスらしい。因みに広東語では「ゾイキン」とか「チョイギン」と発音する。(私は香港では「チョイキ〜ン」って挨拶していた。)
▲TOPへ
【『 再見 ツァイツェン また逢う日まで 』のスタッフとキャスト】
監督: ユイ・チョン 兪鍾 Zhong Yu (Directed by)
製作: リー・チューアン 陸川 (producer)
製作総指揮: マンフレッド・ウォン 文雋 Manfred Wong (executive producer)
脚本: ユイ・チョン 兪鍾 Zhong Yu (Writing credits)
撮影: カン・ルー (Cinematography by)
美術: フー・トーリン (Art Direction by)
音楽: ロアン・シュー (Original Music by)

出演: ツイ・ジェン(チョイ・ギン)崔健 Cui Jian as 父 Father
    ジャン・ウー 姜武 Jiang Wu as チー・イクー 齊憶苦 Qi Yiku
    ジジ・リョン 梁詠h Gigi Leung as チー・スーティエン 齊思甜 Qi Sitian
    シア・ユイ 夏雨 Xia Yu as チー・ティエン 齊天 Qi Tian
    チェン・シー 陳實 Chen Shi as チー・ミャオ 齊妙 Qi Miao
    デヴィッド・リー 李尚文 David Li as デヴィッド David
    ヤン・チンウエイ 楊興偉 as チー・イクー子役
    フー・チョンシュエ 胡檜雪 as チー・スーティエン子役
    カオ・ティエンホン 高天鴻 as チー・ティエン子役
    ナー・コーコー 那格格 as チー・ミャオ子役

▲TOPへ
<もっと詳しく>

ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。

 映画『 再見 ツァイツェン また逢う日まで 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
      IMDb
      allcinema ONLINE
      Nostalgia.com
      CinemaClock.com
      公式サイト(海外版)
       http://www.cinemaparisien.com/roots/
■映画『 再見 ツァイツェン また逢う日まで 』の更新記録
2003/08/31新規: ファイル作成
03/10/03更新: ◆タイトル変更
2004/05/01更新: ◆書式とテキスト一部手直し
2004/12/22更新: ◆一部テキスト追記と書式変更
▲TOPへ
幸田 幸
coda_sati@hotmail.com
「映画の森てんこ森」へ 「旅行の森てんこ森」へ
映画解説・レヴュータイトル一覧表
映画の森てんこ森 バナー03

映画の森てんこ森 coda21幸田幸 クレジット バナー01
幸のイタリア各都市情報へ
旅行の森てんこ森 バナー03
136x70
本サイトの作文、データ及び画像などのコンテンツの無断転用はお控え下さい。
貴サイトへの御掲載についてはメールにてお知らせ頂ければ幸いです。
© 2003-2005 Sachi CODA at Eigano-Mori Tenko-Mori, CODA21. All Rights Reserved.