ライフ・イズ・ミラクル
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ライフ・イズ・ミラクル (2004)
LA VIE EST UN MIRACLE (仏題) / LIFE IS A MIRACLE (英題)
 映画『 ライフ・イズ・ミラクル (2004) LA VIE EST UN MIRACLE (仏題) / LIFE IS A MIRACLE (英題) 』を紹介します。映画『 ライフ・イズ・ミラクル LA VIE EST UN MIRACLE / LIFE IS A MIRACLE 』は 2004/09/26 の時点で邦題が分からなかったので「ライフ・イズ・ミラクル」としておいたらそのまま『 ライフ・イズ・ミラクル 』に確定した。

 映画『 ライフ・イズ・ミラクル (2004) LIFE IS A MIRACLE 』を以下に目次的に紹介する。
■映画『 ライフ・イズ・ミラクル LIFE IS A MIRACLE 』のポスター、予告編および映画データ
■映画『 ライフ・イズ・ミラクル LIFE IS A MIRACLE 』の解説
 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。
■映画『 ライフ・イズ・ミラクル LIFE IS A MIRACLE 』の主なスタッフ
■映画『 ライフ・イズ・ミラクル LIFE IS A MIRACLE 』の舞台
■映画『 ライフ・イズ・ミラクル LIFE IS A MIRACLE 』のタイトル色々
■映画『 ライフ・イズ・ミラクル LIFE IS A MIRACLE 』のタイトルから連想
■映画『 ライフ・イズ・ミラクル LIFE IS A MIRACLE 』のあらすじ
■映画『 ライフ・イズ・ミラクル LIFE IS A MIRACLE 』の受賞
■映画『 ライフ・イズ・ミラクル LIFE IS A MIRACLE 』からちょっと脱線
■映画『 ライフ・イズ・ミラクル LIFE IS A MIRACLE 』のスタッフとキャスト
■映画『 ライフ・イズ・ミラクル LIFE IS A MIRACLE 』の<もっと詳しく>
 <もっと詳しく>は映画『 ライフ・イズ・ミラクル 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)です。※ご注意:映画『 ライフ・イズ・ミラクル (2004) LA VIE EST UN MIRACLE / LIFE IS A MIRACLE 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。
■映画『 ライフ・イズ・ミラクル LIFE IS A MIRACLE 』の更新記録

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幸の観たい度: 8つ星 
■映画『 ライフ・イズ・ミラクル (2004) LIFE IS A MIRACLE 』のポスター、予告編および映画データ
ライフ・イズ・ミラクル
ライフ・イズ・ミラクル
ポスターはhttp://www.bibloi.com/
より引用させて頂きました。

Links:  Official Web Site
Trailers:
上映時間 Runtime: 2:34
製作国 Country: セルビア・モンテネグロ/フランス
Serbia and Montenegro / France
製作会社
Production Company:
Les Films Alain Sarde [fr]
Studio Canal [fr]
全仏配給会社 Distributer: Bac Films [fr]
Mars Distribution [fr]
全仏初公開 Release Date: 2004/05/14 (Cannes Film Festival) (premiere)
日本初公開 R. D. in Japan: 2005/07/16 予定
日本公開情報 : ギャガ・コミュニケーションズ
ジャンル Genre: コメディ/ロマンス
Comedy / Romance
MPAA Rating 指定: Switzerland:12 (canton of Vaud) / Switzerland:12 (canton of Geneva) / Netherlands:12
日本語公式サイト
http://www.gaga.ne.jp/lifeismiracle/
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.
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■映画『 ライフ・イズ・ミラクル (2004) LIFE IS A MIRACLE 』の解説

 『 ライフ・イズ・ミラクル 』は『 ライフ・イズ・ビューティフル (1998) LA VITA E BELLA / LIFE IS BEAUTIFUL 』同様、戦争が絡むけど、セビリア・ボスニアが舞台。戦時にも人間性を失わずに人生を謳歌する村人達。家族との別離や再会・異教徒との愛など、愛がいっぱいの2時間半の作品である。美しい田園地帯、明るい人達。これを観れば元気が出そうな映画だ。

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■映画『 ライフ・イズ・ミラクル (2004) LIFE IS A MIRACLE 』の主なスタッフ

○『 ライフ・イズ・ミラクル 』の製作: アラン・サルド
オーギュスタンの恋々風塵 (1999) AUGUSTIN ROI DU KUNG-FU (原題) / AUGUSTIN KING OF KUNG FU (米題)
デュラス 愛の最終章 (2001) CET AMOUR-LA
女はみんな生きている (2001) CHAOS
シェフと素顔と、おいしい時間 (2002) DECALAGE HORAIRE (原題) / JET LAG (英題)
戦場のピアニスト (2002) THE PIANIST

○『 ライフ・イズ・ミラクル 』の製作総指揮: クリスティーヌ・ゴズラン
ピアニスト (2001) LA PIANISTE (原題) / THE PIANO TEACHER (英題)
恍惚 (2003) NATHALIE... 』

○『 ライフ・イズ・ミラクル 』の撮影: ミシェル・アマテュー
GO!GO!L.A. (1998) L.A. WITHOUT A MAP 』
こういうフランス人スタッフは馴染みのある人物だけど、あとは東欧の人なので殆ど聞いたことのないスタッフだ。

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■映画『 ライフ・イズ・ミラクル (2004) LIFE IS A MIRACLE 』の舞台

 映画『 ライフ・イズ・ミラクル 』はセルビア・モンテネグロのロケであるし、製作国でもある。どうも東欧の諸国のことは不勉強でとまどってしまうなぁ。製作国は IMDb によるとユーゴスラビアとフランスとなっているし、セルビアとかセルビア・モンテネグロと記載しているサイトもあるしで、色々なのだ。そこで、お勉強。

・セルビアとは、新ユーゴスラビア連邦を構成する共和国。
・モンテネグロは、セルビアと共に新ユーゴスラビアを結成。
・ユーゴスラビアは、1991−92年にスロベニア,クロアチア,マケドニア,ボスニア‐ヘルツェゴビナの各共和国が分離・独立し,92年セルビア,モンテネグロで連邦共和国を形成.その後も民族・宗教の対立が原因で紛争が続いた.通称 新ユーゴスラビア。<コンサイス カタカナ語辞典より>
なのだそうだ。なるほど…。

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■映画『 ライフ・イズ・ミラクル (2004) LIFE IS A MIRACLE 』のタイトル色々

 『 ライフ・イズ・ミラクル 』という邦題の仮題は英語読みである。
セルボ‐クロアチア語の原題は「 Zivot je cudo 」といって、「 Hungry Heart 」という意味らしい。
セルボ‐クロアチア語では「 Kad je zivot bio cudo 」というユーゴスラビアのワーキングタイトルもある。
フランス語では「 La Vie est un miracle! 」と書き、
英語国際タイトル「 Life Is a Miracle 」と同じ、「人生は奇跡だ」ということ。
また、「 Hungry Heart 」も英語国際タイトルで、「飢えた心」ということだ。

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■映画『 ライフ・イズ・ミラクル (2004) LIFE IS A MIRACLE 』のタイトルから連想

 映画『 ライフ・イズ・ミラクル 』というタイトルは、『 ライフ・イズ・ビューティフル 』と『 ミラクル 』を足し算したような題で、もう観たような気がしそう。

「ミラクル」がつく映画は:
ミラクル (2004) MIRACLE
『 奇蹟の詩 サード・ミラクル (1999) THE THIRD MIRACLE

「ライフ」がつく映画は:
ライフ・イズ・ビューティフル (1998) LA VITA E BELLA / LIFE IS BEAUTIFUL
ブロンド・ライフ (2002) LIFE OR SOMETHING LIKE IT
ライフ・オブ・デビッド・ゲイル (2003) THE LIFE OF DAVID GALE
地球で最後のふたり (2003) LAST LIFE IN THE UNIVERSE
テイキング・ライブス (2004) TAKING LIVES
アウト・オブ・タイム (2004) NINE LIVES / UNSTOPPABLE
なんかを思い起こす。

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■映画『 ライフ・イズ・ミラクル (2004) LIFE IS A MIRACLE 』のあらすじ
※本作『 ライフ・イズ・ミラクル 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
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 映画『 ライフ・イズ・ミラクル 』は 1992 年ボスニア Bosnia 。ボスニアとの国境近くのセビリアの小さな村の人々は、バルカン戦争が間もなく勃発することは感づいていても、実戦が始まるまで、まさか自分達の村にまで大砲や実弾が飛んでこないだろうと楽観していた。卵からヒナがかえるのをじっと待って、そのちっちゃなヒナがフェンスから逃げていってしまうという、田園の平和な暮らしが先ず描き出される。戦争が始まると言っても、この映画『 ライフ・イズ・ミラクル 』は戦争映画ではない。むしろ逆で、紛争時のラブストーリーなのである。戦争前と戦争中に起こる、登場人物たちの相違と同様さの両面に関する映画である。

 ルカ(スラヴコ・スティマツ)は鉄道の駅を営んでおり、駅の上の方の家に住んでいる。妻は元オペラ歌手で今は疎遠になっているヤドランカ(ヴェスナ・トリヴァリッチ)。そして息子ミロス(ヴク・コスティッチ)はサッカーのプロ選手になりたいと思っている二十代の若者だ。鉄道は、ボスニアからの新しい線路が間もなく開通するのでルカは忙しい。この路線ができると、商業活動の面でも観光客誘致の面でもビッグチャンスが待っているのだ。市長が計画しているその開通の式典のためのトンネルや連結部がしっかり機能するか、ルカは調べるのに余念がない。

 そうしている間に、戦争がじわじわとこういう人達の所にも押し寄せてきた。だから、セルビアとボスニアを結ぶ新しい手段である鉄道は、まさに軍事上の的になった。セルビア軍がルカに命じてきたことは、駅はこれまでと同じに開いておくように、ただし、ボスニアとの国境とボスニアへのトンネルは閉鎖すること。それに、息子のミロスは本来ならサッカー選手になりたいのに、徴兵されてしまった。更に、疎遠になっていた妻は、息子の送別会の後、ハンガリー人の音楽家と駆け落ちしてしまうのだ。こうして家にはルカ独りぼっちになった。

 でも、この映画は感傷的にはしない。もっと明るく元気。だからルカだって、駅での仕事に精を出して頑張り続ける。でも戦争はますます激しくなってきた。セルビア国境での戦闘から、銃撃戦へ、そして大規模な戦争にと様相を変えていく。そして息子ミロスがボスニア軍に人質にとられたと知ったとき、父ルカは解決策を考える。息子と交換できるように、ボスニア人の人質を自分で見つけるのだ。そして見つけたのが、イスラム教徒の看護婦サバハ(ナターシャ・ソラック)だった。サバハは若くて綺麗で、ルカと共に数夜を過ごすことになった。戦争の火花はますます近くなる。でも、村の人間はやはり人間の営みを残している。サバハは民族性も宗教も異なるし戦争で言えば敵なのに、ルカは彼女に惚れてしまったのだ。ここまでが言わば第一部。

 『 ロミオ&ジュリエット (1996) WILLIAM SHAKESPEAR'S ROMEO & JULIET / ROMEO + JULIET 』のように禁断の愛にも拘わらず、ルカとサバハは愛し合う。これは、戦争の大砲の音が遠くで聞こえていたのが近くで爆発するようになるのになぞらえて、二人の愛が初めはゆっくりと、そして急に恋の炎がほとばしり出るのを描いているという。こういう過程が第二部で、ルカの葛藤と情熱が中心だ。

 第三部はほのかなハッピーエンドの結末という感じらしい。息子の無事の帰還を祈る父親ルカの想いは叶うのかな。駆け落ちした妻は何と戻ってきて、また妻の座に座りたがるのだって! では、ルカとサバハの愛する二人の間柄はどうなってしまうのだろう。ラストはこの二人の素晴らしいシーンで括っているとのこと。映画『 ライフ・イズ・ミラクル 』のジャンルがコメディ・ロマンスであるから、戦争が関係しても悲惨さを表に出さず、人間の尊厳と人間愛を高らかに詠った作品なのだろう。

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■映画『 ライフ・イズ・ミラクル (2004) LIFE IS A MIRACLE 』の受賞

 映画『 ライフ・イズ・ミラクル 』は 2004 年カンヌ国際映画祭 Cannes Film Festival ではパルムドール Palme d'Or / Golden Palm のノミネートを受けた。そして、同カンヌ国際映画祭で「 Cinema Prize of the French National Education System (直訳:フランス全国教育制度映画賞)」を獲得している優れもの。

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■映画『 ライフ・イズ・ミラクル (2004) LIFE IS A MIRACLE 』からちょっと脱線

 映画『 ライフ・イズ・ミラクル 』のスタッフ・キャストの名を見ると、フランス人以外は東欧の人なので、苗字に「〜ッチ」とつくのが多い。ジョン・マルコヴィッチ John Malkovich やミラ・ジョヴォヴィッチ Milla Jovovich みたいだな。ミラ・ジョヴォヴィッチは正確には東欧でないかもしれないけど。彼女の出身地は旧ソ連 Soviet Union (現ウクライナ Ukraine)のキエフ Kiev だそうだ。ミラ・ジョヴォヴィッチ出演作は:
ジャンヌ・ダルク (1999) JOAN OF ARC / THE MESSENGER: THE STORY OF JOAN OF ARC
ズーランダー (2001) ZOOLANDER
バイオハザード (2001) RESIDENT EVIL
バイオハザード II アポカリプス (2004) RESIDENT EVIL: APOCALYPSE 』等があり、

ルールズ・オブ・アトラクション (2002) THE RULES OF ATTRACTION 』 (singer: "The Gentleman Who Fell")
アンダーワールド (2003) UNDERWORLD 』 (song "Rocket Collecting")
では歌手と作曲。

モナリザ・スマイル (2003) MONA LISA SMILE
では、おまけに衣装デザインまで手がけているから、各方面で実力がある人なんだなぁ、と脱線して思い起こしたわけデス。
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【『 ライフ・イズ・ミラクル 』のスタッフとキャスト】
監督: エミール・クストリッツァ Emir Kusturica (Directed by)
製作: エミール・クストリッツァ Emir Kusturica (producer)
    マヤ・クストリッツァ Maja Kusturica (producer)
    アラン・サルド Alain Sarde (producer)
    マリー=クリスティーヌ・マルベール Marie-Christine Malbert (associate producer)
    ファリッド・Farid Chaouche (co-producer)
製作総指揮: ピエール・エデルマ Pierre Edelman (executive producer)
    クリスティーヌ・ゴズラン Christine Gozlan (executive producer)
脚本: ランコ・ボジッチ Ranko Bozic (scenario and dialogue)
    エミール・クストリッツァ Emir Kusturica (scenario and dialogue)
撮影: ミシェル・アマテュー Michel Amathieu (Cinematography by)
編集: スヴェトリク・ミカ・ザイッチ Svetolik Mika Zajc (Film Editing by)
音楽: エミール・クストリッツァ Emir Kusturica (Original Music by)
    デヤン・スパラヴァロ Dejan Sparavalo (Original Music by)

出演: スラヴコ・スティマツ Slavko Stimac as Luka
    ナターシャ・ソラック Natasa Solak as Sabaha
    ヴェスナ・トリヴァリッチ Vesna Trivalic as Jadranka
    ヴク・コスティッチ Vuk Kostic as Milos
    アレクサンドル・ベレウチェク Aleksandar Bercek as Velja, postar
    ストリボール・クストリッツァ Stribor Kusturica as Captain Aleksic
    ニコラ・コジョ Nikola Kojo as Filipovic
    ミリャナ・カラノヴィッチ Mirjana Karanovic as Nada

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<もっと詳しく>

ストーリー展開の前知識やネタバレがお好みでない方は、読まないで下さい。

 映画『 ライフ・イズ・ミラクル (2004) LA VIE EST UN MIRACLE (仏題) / LIFE IS A MIRACLE (英題) 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
      IMDb
      allcinema ONLINE
      Nostalgia.com
      CinemaClock.com
      公式サイト(英語版)
       http://www.lifeisamiracle-themovie.com/
■映画『 ライフ・イズ・ミラクル (2004) LIFE IS A MIRACLE 』の更新記録
2004/09/26新規: ファイル作成
2004/12/07更新: ◆一部テキスト追記と書式変更
2005/02/24更新: ◆タイトル確定
2005/07/02更新: ◆データ追加
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幸田 幸
coda_sati@hotmail.com
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