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 シャイな幸の独り言
フィレンツェでピクニック
幸が企画したフィレンツェでの楽しいピクニック
2003年11月09日日曜日
 幸のフィレンツェ関連のページは、ここをクリック。(随時更新中)
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フィレンツェでピクニック
フィレンツェで映画キル・ビル
 11月 3 日。日本は文化の日。フィレンツェは秋晴れの日。快晴です。
 ピクニックをしました。
 目的地は、ミケランジェロ広場 Piazzale Michelangelo です。

 幸が初めて憧れのフィレンツェ Firenze にやってきたのは、今年の4月の団体旅行でした。その時観光バスで真っ先に訪れたのが、ミケランジェロ広場 Piazzale Michelangeloでした。広場の中央にミケランジェロのダビデ像が立ち、フィレンツェの町が一望できます。この広場は町の東南に位置し小高い丘の上にあります。アルノ川 Fiume Arnoで二分されたフィレンツェの街並が絵画のように思えました。こんな印象と共に、今度来る時は自分の脚でこの丘に登って、この広場でお弁当を食べて、満腹気分で優雅に景色を眺めようと決心していました。しかし7月と8月の滞在では実現できませんでした。イタリア語学校の授業についていくのが精一杯で、正直言って休日も勉強に追われていました。おまけに猛暑でピクニックどころではありませんでした。

 しかし、今回やっと念願が叶って、自分でピクニックを企画して実行しました。


フィレンツェでピクニック。バス停ポッジで降りて、ポルタ・サン・ニッコッロからミケランジェロ広場まで、徒歩で上って行きます。

ロールオーバーでスライドショーが見れます。

 幸はカヴール通り85番地 Via Cavour 85にあるホテル・ジリオ Hotel Giglio に滞在しているので、先ずホテルのすぐ近くのバス停からフィレンツェ駅(スタツィオーネ・フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ Santa Maria Novella =Stazione FS SMN)へ向かいます。
 フィレンツェ駅に着くと、駅のセルフサービスの食堂で昼食を買います。ステーキやポークや鳥のから揚げ、パスタ、サラダ、果物、ケーキや飲み物など何でもあります。カウンターで注文する時に「Vorrei portare tutti a casa mia ヴォッレイ・ポルターレ・トゥッティ・ア・カーサ・ミア(家に全部持って帰りたいのですが)」と言うと、テイクアウト用に包装してくれます。
 お弁当を持って、駅のすぐ前のバス停(サンタ・マリア・ノヴェッラ教会側)からD番のバスに乗って、Poggi (ポッジ)で降りる。進行方向に向かって左手にアルノ川が流れています。通りも広く気持ちがゆったりとします。
 すぐ近くにポルタ・サン・ニッコッロ Porta S. Niccolò があります。そこから石の階段や坂道を上ってミケランジェロ広場 Piazzale Michelangelo に向かいます。

 余談ですが、このページでは、ミケランジェロ広場を「Piazzale Michelangelo」と書いていますが、フィレンツェの市バスATAFでもらった地図には、ミケランジェロ広場を Piazzale Michelangialo 、ミケランジェロ通りを Viale Michelangiolo と「io」になっているのだけど、どちらが正しい表記でしょうか?イタリアではミケランジェロは二通りの表記があるのでしょうか?チョッと気になる。

 さて、徒歩での上りは、景色が良いので、疲れは余り感じません。石の階段や小道を歩いて上って行くと徐々に汗ばんできますが、11月の気温はピクニックにぴったりです。イタリア松の木陰に差し掛かると涼しく感じられ、木洩れ日は穏やかで心地よい。日がさすとポッカポッカと温かい。イタリアの10月と11月は雨が多く、いわゆる雨期なので湿気ていますが、日本の梅雨の季節の湿気の多さと比べると、日本人には全く気にはなりません。途中で写真撮影したり、お喋りしたり、水分補給したり、チョコを食べたりしていく内に、あれっもう着いたの!って感じで頂上のミケランジェロ広場 Piazzale Michelangelo です。

 広場には多くの観光客が観光バスで訪れています。思い思いのポーズで写真を撮り、ほんの少しの滞在で次の観光地に移動していきます。彼らは、幸が前に来た時は、帰りの観光バスに乗った途端、もっとゆっくり居たいと思ったのと同じように思うのかも知れません。もしそんな方がいらっしゃれば、是非このページをお読み頂いて、再度フィレンツェを訪問して、幸の企画ピクニック「ミケランジェロ広場」コースを楽しんで下されば幸いです。そしてメールでもいただければもっと幸せに感じます。また、幸と同じようなフィレンツェ憧れ症候群の方で一人旅行に自信のない女性の方なら、私が又今度行く時に、ご案内もできます。

 さあ、広場の石のベンチでお弁当です。なんと美味しかったことか!大したメニューではありませんでしたが、これほど美味しいお弁当は最近では食べたことがないと思えるほど美味しかったです。

 昼食の後、近くを散歩しました。美味しいお弁当の後に美味しい空気と広がるフィレンツェの景色。ああ!映画『 眺めのいい部屋 (1986) A ROOM WITH A VIEW 』に影響されてフィレンツェに三たび。ドゥオーモ Duomo / Cattedrale ( Santa Maria del Fiore )やサンタ・クローチェ教会 Santa Croce 、ウッフィツィ美術館 Galleria degli Uffizi といった眩いばかりの建造物や、丘陵地帯であるトスカーナ地方 Toscana の美しい風景、その上に描かれるロマンチックなストーリーに思春期の感動と同様の感動をまた覚えました。今しっかりと自分の足でフィレンツェの地面を踏みしめています。私もルーシーのように、フィレンツェの町に心を豊かにしてもらっているのかも知れません。

 帰りは広場にあるバス停からフィレンツェ駅(スタツィオーネ・フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ Stazione FS SMN)へ向かうバスに乗ります。何本かバスを見送りながら、ゆったりとした時間と共に、幸は何だかとてもありがたく思えました。

 今日は朝遅く10時30分に出発して14時30分にホテルに戻りました。全行程約4時間のショートピクニックでした。この後、ホテル・ジリオの近く(歩いて1分)のプリンチペ Principe 劇場で『 キル・ビル (2003) KILL BILL: VOLUME 1 』を見ました。午後16:15〜18:10の時間帯はお昼の割引があって、何と4.5ユーロ(1ユーロ=130円換算で585円)です。何と安いことか!詳しくは次の機会にエッセイ「11/11 キル・ビル」でレポートします。

※トップの写真は幸のベストショットです。いつもは (c) Sati とクレジットを入れているのですが、画像の雰囲気を壊すと思ったので省略しました。
Text by Sati
coda21「映画の森てんこ森」幸田幸。
coda_sati@hotmail.com
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