イノセント・ボイス 12歳の戦場
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イノセント・ボイス 12歳の戦場 (2004)
VOCES INOCENTES (原題) / INNOCENT VOICES (英題)
 映画『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 (2004) VOCES INOCENTES (原題) / INNOCENT VOICES (英題) 』を紹介します。

 映画『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 INNOCENT VOICES 』を以下に目次的に紹介する。
■映画『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 (2004) 』のポスター、予告編および映画データ
■映画『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 INNOCENT VOICES 』の解説
 ネタばれをお好みでない方はこの解説をご覧下さい。
■映画『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 INNOCENT VOICES 』の原案
■映画『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 INNOCENT VOICES 』の主なスタッフ
■映画『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 INNOCENT VOICES 』の主なキャスト
■映画『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 INNOCENT VOICES 』のあらすじ
■映画『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 INNOCENT VOICES 』の受賞
■映画『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 INNOCENT VOICES 』のトリビア
■映画『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 INNOCENT VOICES 』のスタッフとキャスト
■映画『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 INNOCENT VOICES 』の<もっと詳しく>
 <もっと詳しく>は映画『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 』の「テキストによる映画の再現」レヴュー(あらすじとネタバレ)です。※ご注意:映画『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 (2004) INNOCENT VOICES 』の内容やネタバレがお好みでない方は読まないで下さい。
■映画『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 INNOCENT VOICES 』の更新記録

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■映画『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 (2004) 』のポスター、予告編および映画データ
イノセント・ボイス 12歳の戦場
イノセント・ボイス 12歳の戦場
ポスターはimdb.com/gallery/
より用させて頂きました。

Links:  Official Web Site
Trailers:

公式サイトで観られます。

上映時間 Runtime: 1:52
製作国 Country: メキシコ Mexico
製作会社
Production Company:
Lawrence Bender Productions
MUVI Films
Organización Santo Domingo
A Band Apart
Altavista Films
全米配給会社 Distributer: Slowhand Cinema Releasing (2005) (USA)
全米初公開 Release Date: 2005/10/14
日本初公開 R. D. in Japan: 2006/01/21 予定
日本公開情報 : アルバトロス
ジャンル Genre: ドラマ/戦争
Drama / War
MPAA Rating 指定: Rated R for disturbing violence and some language.
日本語公式サイト
http://www.innocent-voice.com/
●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.
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■映画『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 (2004) INNOCENT VOICES 』の解説

 『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 』は、原案・脚本のオスカー・オルランド・トレスの少年時代の実話の映画化である。『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 』は内戦の激しいエルサルバドルで、まだ12歳の少年は軍隊入りか、ゲリラに参加するか、決定しなければならない。シングルマザーの溢れる愛と、愛と平和の禁じられた歌を聴けるラジオだけを持ち、同級生の可愛い女の子へのほのかな恋心を胸に秘めて、『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 』の多感な少年はたくましく生きる。

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■映画『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 (2004) INNOCENT VOICES 』の原案

 『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 』は、ルイス・マンドーキ監督と共同脚本を書いたオスカー・オルランド・トレスの少年時代の記憶をたどって映画製作されたものである。

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■映画『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 (2004) INNOCENT VOICES 』の主なスタッフ

○『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 』の監督・製作・脚本: ルイス・マンドーキ

○『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 』の製作: ローレンス・ベンダー
キル・ビル Vol.2 (2004) KILL BILL: VOL. 2
ダンシング・ハバナ (2004) DIRTY DANCING: HAVANA NIGHTS
キル・ビル (2003) KILL BILL: VOLUME 1
アンナと王様 (1999) ANNA AND THE KING

○『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 』の製作総指揮: アンナ・ロス
レジェンド・オブ・ゾロ (2005) THE LEGEND OF ZORRO
『 マイ・ボディガード (2004) MAN ON FIRE
コラテラル・ダメージ (2001) COLLATERAL DAMAGE
フリーダ (2002) FRIDA
タイタニック (1997) TITANIC

○『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 』の美術: アントニオ・ムニョ・イエロ
大佐に手紙は来ない (1999) EL CORONEL NO TIENE QUIEN LE ESCRIBA (原題) / NO ONE WRITES TO THE COLONEL (英題)

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■映画『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 (2004) INNOCENT VOICES 』の主なキャスト

●レオノア・ヴァレラ as ケラ
ルビー&カンタン (2003) TAIS-TOI! (原題) / RUBY & QUENTIN (英題)
仮面の男 (1998) THE MAN IN THE IRON MASK

●グスタボ・ムニオス as アンチャ
アモーレス・ペロス (1999) AMORES PERROS

●ダニエル・ヒメネス・カチョ as 聖職者
アモーレス・ペロス (1999) AMORES PERROS
大佐に手紙は来ない (1999) EL CORONEL NO TIENE QUIEN LE ESCRIBA (原題) / NO ONE WRITES TO THE COLONEL (英題)

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■映画『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 (2004) INNOCENT VOICES 』のあらすじ
※本作『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
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 さて、映画『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 』のストーリー。
 埃の道を恐ろしく緊張した面持ちで歩かされている少年達。両手は頭の上に、そして傍らには武器を携えた二倍ほどの身長の兵士たち。この兵士達はこの子供らを殺すつもりなのは明白だ。そのうちの一人の男の子 Chava (カルロス・パディジャ)は、どんなに疲労困憊で空腹で足が痛むかを説明する。そして Chava の家族のことを回顧する・・・。

 舞台は 1980 年代の中米の共和国エルサルバドル El Salvador 。当時のエルサルバドルは内戦が激しかった。11歳の男の子 Chava は、母親ケラ(レオノア・ヴァレラ)と妹と弟と、エルサルバドルの貧困の村に住んでいる。 Chava は祖母(オフェリア・メディーナ)を大事にし、母親ケラのことは勿論大好き。父親は内戦の初めからアメリカ合衆国に立ち去って家族を捨てた。だから Chava は一家の男手として頑張って暮らしている。でもまだ子供。明るく、快活で、遊びを楽しむ普通の男の子である。

 家は、ゲリラの前哨点とエルサルバドル軍の間にある村にあり、貧しい百姓をしていた。シングルマザーとなっている母親は、三人の子を抱え、絶え間ない機銃掃射や爆撃から子供を守るのに必死だった。貧しい家庭で、支払いもままならぬ母親の代わりに、一番年上の子 Chava は仕事を見つけ、少しでも収入をと努める律儀な子である。 Chava は面白いバス運転手(Jesus Ochoa)とも仲良くて、そのおんぼろバスの車掌まがいのアルバイトの仕事をもらえた。

 戦況はますます悪化し、 Chava の周りでも緊張が走っている。昼間には、新兵に男の子たちを募集する軍隊の車列が田舎の地域を回り、同時に、ゲリラの捜索もしている。エルサルバドルの軍事政権に対するゲリラは「ファラブンド・マルティ解放戦線 Farabundo Martí de Liberación Nacional / Farabundo Martí National Liberation Front 」略して「FMLN」という。夜には銃撃戦が所々で起きている。夜間外出禁止令の後に出歩いていたり、家で窓の近くにいすぎたりすれば、誰でも流れ弾の犠牲になる、そんな危険な状況だ。

 Chava にとって、今は一番危険な時期である。12歳の誕生日が近づいており、12歳になると軍隊は徴兵を始められるからだ。ゲリラと対戦する政府軍に Chava が徴兵されるまでに無邪気でいられるのはあと僅かだ。内戦が激化するにつれ、平常の生活はどんどんなくなっていく。学校の授業はなくなる。ということは、 Chava が惹かれているクラス一の可愛い女の子クリスティナ・マリア(Xuna Primus)の顔を見る機会も減ってしまう。戦乱の場でも、 Chava はごく普通のお年頃の男の子なのだから、女の子のことが気になるのは当たり前。

 地元の聖職者(ダニエル・ヒメネス・カチョ)は、ゲリラに協力したということでむち打たれる。政府軍の新兵募集の急襲がやってくると、 Chava たち少年は屋根の上に隠れなければならない。Chava は政府軍を悪魔のように思う。ベト叔父さん(ホセ・マリア・ヤスピク)が訪れてくると、政府軍に徴兵されるのかゲリラに参入するのか、子供ながら進路を選ばねばならない。叔父がゲリラのメンバーだからかもしれないし、また、自分達は政府軍の兵士たちの行動の犠牲となっていることもあって、 Chava はゲリラ側だ。だから、クリスティナ・マリアのことを恋焦がれている時以外は、ゲリラの隠れ家によく行っている。

 『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 』は、まだ遊びたい盛りの12歳の男の子が、こんな状況を生き抜く感動作。世界の40ヶ国以上で、軍隊に入っている子供は30万人以上いるという。戦争が無邪気な子供まで巻き添えにする恐怖と狂気をオスカー・オルランド・トレスは記憶から掘り起こして訴え、『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 』は、数多くの受賞に輝いている。

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■映画『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 (2004) INNOCENT VOICES 』の受賞

◎『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 』は、メキシコのアカデミー賞に当たるアリエル賞 2005 Ariel Awards で三部門で受賞した。

☆David Ruiz Gameros (
マスター・アンド・コマンダー (2003) MASTER AND COMMANDER: THE FAR SIDE OF THE WORLD 』や『 コラテラル・ダメージ (2001) COLLATERAL DAMAGE 』にも携わった)が最優秀メイクアップ賞 Silver Ariel Best Make-Up に
☆Jesús 'Chuco' Durán が最優秀特殊効果賞 Best Special Effects に
☆オフェリア・メディーナが助演女優賞 Best Supporting Actress に、それぞれ輝いた。

◎『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 』は、ベルリン国際映画祭 2005 Berlin International Film Festival で、ルイス・マンドーキ監督が最優秀作品賞 Glass Bear 14plus: Best Feature Film を受賞した。
 この時、
白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々 (2005) SOPHIE SCHOLL - DIE LETZTEN TAGE (原題) / SOPHIE SCHOLL - THE FINAL DAYS (英題)
ココシリ:マウンテン・パトロール (2004) 可可西里 / KEKEXILI: MOUNTAIN PATROL 』等も各賞で受賞した。

◎『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 』は、2005 PGA Golden Laurel Awards で、スタンリー・クレイマー賞 Stanley Kramer Award を受賞した。
 この時、
アビエイター (2004) THE AVIATOR
ホテル・ルワンダ (2004) HOTEL RWANDA 』等も各賞で受賞した。

◎『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 』は、シアトル国際映画祭 2005 Seattle International Film Festival で Golden Space Needle Award Best Film を受賞した。
 この時、
『 愛をつづる詩 (2004) YES
エリー・パーカー (原題) (2005) ELLIE PARKER 』等も各賞で受賞した。

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■映画『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 (2004) INNOCENT VOICES 』のトリビア

【イノセント・ボイス 12歳の戦場のトリビア その1】   『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 』は第 77 回アカデミー賞 Academy Awards にメキシコ代表作品として提出された。

【イノセント・ボイス 12歳の戦場のトリビア その2】   『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 』の舞台はエルサルバドルの Cuscatazingo という村と設定してあるが、実際の撮影は全てメキシコのベラクルス州 Veracruz で行われた。エルサルバドル政府は、こういう映画が公開されるのに前向きではなかったらしい。
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【『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 』のスタッフとキャスト】
監督: ルイス・マンドーキ Luis Mandoki (Directed by)
製作: ローレンス・ベンダー Lawrence Bender (producer)
    ルイス・マンドーキ Luis Mandoki (producer)
    アレハンドロ・ソベロン・クリ Alejandro Soberón Kuri (producer)
製作総指揮: フェデリコ・ゴンザレス・コンペアン Federico González Compeán (executive producer)
    フランシスコ・ゴンザレス・コンペアン Francisco González Compeán (executive producer)
    モニカ・ロザーノ・セラーノ Monica Lozano Serrano (executive producer)
    ミゲル・ネコチャ Miguel Necoechea (executive producer)
    アンナ・ロス Anna Roth (executive producer)
原案: オスカー・オルランド・トレス Oscar Orlando Torres (story)
脚本: ルイス・マンドーキ Luis Mandoki (screenplay)
    オスカー・オルランド・トレス Oscar Orlando Torres (screenplay)
撮影: フアン・ルイス・アンキア Juan Ruiz Anchia (Cinematography by)
編集: Aleshka Ferrero (Film Editing by)
美術: アントニオ・ムニョ・イエロ Antonio Muño-Hierro (Production Design by)
音楽: アンドレ・アブジャルマ André Abujamra (Original Music by)

出演: カルロス・パディジャ Carlos Padilla as Chava
    レオノア・ヴァレラ Leonor Varela as Kella
    Xuna Primus as Cristina Maria
    グスタボ・ムニオス Gustavo Muñoz as Ancha
    ホセ・マリア・ヤスピク José María Yazpik as Uncle Beto
    オフェリア・メディーナ Ofelia Medina as Mama Toya
    ダニエル・ヒメネス・カチョ Daniel Giménez Cacho as Priest

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ストーリー展開の前知識やネタバレがお好みでない方は、読まないで下さい。

 映画『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 (2004) VOCES INOCENTES (原題) / INNOCENT VOICES (英題) 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料:「映画の森てんこ森」映画タイトル集
       http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
      IMDb
      allcinema ONLINE
      Nostalgia.com
      CinemaClock.com
      公式サイト(英語版)
       http://www.innocentvoicesmovie.com/eng/HTML/home.html
■映画『 イノセント・ボイス 12歳の戦場 』の更新記録
2005/10/22新規: ファイル作成
2005/12/23更新: ◆データ追加
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幸田 幸
coda_sati@hotmail.com
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