スーパーサイズ・ミー＠映画の森てんこ森

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スーパーサイズ・ミー　(2004)

SUPER SIZE ME

幸の観たい度：８つ星　

■映画『スーパーサイズ・ミー　(2004) SUPER SIZE ME 』のポスター、予告編および映画データ

スーパーサイズ・ミー

Links:	Official Web Site
Trailers:	Quick Time 500k Quick Time 300k Quick Time 100k

上映時間 Runtime：	1:38
製作国 Country：	アメリカ　USA
製作会社 Production Company：	The Con [us]
全米配給会社 Distributer：	Roadside Attractions [us] (USA) Samuel Goldwyn Films [us] (USA) Showtime Networks Inc. [us]
全米初公開 Release Date：	2004/01/　(Sundance Film Festival) 2004/05/07　(limited)
日本初公開 R. D. in Japan：	2004/12/25　予定
日本公開情報：	クロックワークス＝ファントム・フィルム
ジャンル Genre：	ドキュメンタリー Documentary
MPAA Rating 指定：	PG for some language and mature themes.
日本語公式サイト
http://www.supersizeme.jp/

●スチルはnostalgia.com、予告編はcinemaclock.comより許諾をえて使用しています。
Filmography links and data courtesy of The Internet Movie Database & Nostalgia.com.
Filmography links and data courtesy of CinemaClock Canada Inc.

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■映画『スーパーサイズ・ミー　SUPER SIZE ME 』の解説

　この映画『スーパーサイズ・ミー』の解説を書いていて、ＭＳＮエンタテインメントの『スーパーサイズ・ミー』の記事を見ておやッ？と思ったことがある。それで「シャイな幸の独り言（画面切り替え）」に「スロー・フード」と題して 6月 9日にアップした。
　さて、映画『スーパーサイズ・ミー　(2004) SUPER SIZE ME 』は 2004/05/31 の時点で邦題が分からなかったので「スーパーサイズ・ミー」としておいたらそのまま『スーパーサイズ・ミー』に決定した。『スーパーサイズ・ミー』は異色のドキュメンタリー。『スーパーサイズ・ミー』というタイトルは「私を特大にして」とでも訳せようか。『スーパーサイズ・ミー』は、米国の食文化の象徴マクドナルド McDonalds の商品だけを丸１ヶ月間食べ続けて、身体への悪影響を実証した映画だ。『スーパーサイズ・ミー』の「スーパーサイズ」は、店員さんが「スーパーサイズ（特大）にしますか？」と客に訊く決まり文句らしい。それを１ヶ月続けたらどうなるか、監督・脚本のモルガン・スプアロックが自ら出演、実験台になって暴いていく。

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■映画『スーパーサイズ・ミー　SUPER SIZE ME 』の配給会社

○『スーパーサイズ・ミー』の日本配給会社はクロックワークス
『１０億分の１の男　(2001) INTACTO 』
『少林サッカー　(2001) SHAOLIN SOCCER / 少林足球 (原題) 』
『地球で最後のふたり　(2003) LAST LIFE IN THE UNIVERSE 』

○『スーパーサイズ・ミー』の米国配給はサミュエル・ゴールドウィン映画社
『グラン・ブルー／グレート・ブルー　(1988) LE GRAND BLEU 』
『アマロ神父の罪　(2002) EL CRIMEN DEL PADRE AMARO / THE CRIME OF FATHER AMARO / LE CRIME DU PERE AMARO 』
『ソニー (原題) (2002) SONNY 』
『ケイナ　(2003) KAENA LA PROPHETIE (原題) / KAENA THE PROPHECY (米題) 』等と

○『スーパーサイズ・ミー』の米国配給はショータイム・ネットワーク社
『ダディ＆ゼム (原題) (2001) DADDY AND THEM 』

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■映画『スーパーサイズ・ミー　SUPER SIZE ME 』の背景

　『スーパーサイズ・ミー』監督・脚本・出演のモルガン・スプアロック（『レオン　(1994) THE PROFESSIONAL（英題）／LEON（仏題）』等）がこの映画『スーパーサイズ・ミー』を撮ろうと思ったきっかけは、体重過多の二人がマクドナルド社にファストフードのお蔭でこんな体重になってしまったと訴訟を起こした事実から。食べる方も食べる方だし、それを店のせいだと訴えるというのもいかにもアメリカ風。更に、それを自分で実験してドキュメンタリー映画を作ろうと思うのも変っていると言えば変っているけどね。

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■映画『スーパーサイズ・ミー　SUPER SIZE ME 』の波紋

　『スーパーサイズ・ミー』は、 2004 年 1 月にサンダンス映画祭 Sundance Film Festival で監督賞 Director's Award を獲得した。審査員大賞 Grand Jury Prize でもノミネートと言う高い評価だった。それで、サンダンスから二ヶ月も経たないこの 3 月上旬に、マクドナルド社 McDonalds Corporation は、「スーパーサイズ Super Size 」の販売を停止する旨を発表したのだ！企業的に即座に全面廃止は不可能らしく、 2004 年のうちに徐々に「スーパーサイズ」メニューを廃止していくそうだ。だから、これからは特大のコーラやファンタといったソフトドリンクも、特大のフライドポテトも店頭から消えていく。それにしても、映画の影響は企業をも動かすのか。

　マクドナルド社は、「スーパーサイズ」メニュー廃止は映画『スーパーサイズ・ミー』のせいではなくて、もっと他の漠然とした理由からだと主張してはいるが、その直後にマクドナルド社にとって極めて遺憾の訃報が相次いだ。 4 月 19 日には、最高経営責任者（CEO）ジム・カンタルポ Jim Cantalupo 氏がフランチャイズ・オーナー会議の最中に心臓発作で亡くなった（ CEOについては『ＣＥＯ最高経営責任者　(2002) 首席執行官 (原題) / C.E.O. (英題) 』参照）。その二日後の 4 月 21 日には、日本マクドナルドの創業者で元社長の藤田田（ふじたでん）氏が心不全で亡くなった。こういうお二人のご不幸がこのドキュメンタリー映画『スーパーサイズ・ミー』に関係があるわけではないけれど、運悪く時期的に、映画『スーパーサイズ・ミー』の主張に拍車を掛けたと考えざるを得ない。

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■映画『スーパーサイズ・ミー　SUPER SIZE ME 』のあらすじ
※本作『スーパーサイズ・ミー』のあらすじは、日本公開前に幸田幸が書いたものです。作成現時点で出来るだけ正確な情報を心掛けていますが、データや内容に誤りや適切でない表現があるかもしれません。どうか宜しくご了解いただきお読みくださいますようお願いいたします。本コンテンツの複写や転用等はお控えください。また、リンクやメールをいただく場合はここを必ずお読みくださいますように。映画会社や配給会社や宣伝担当会社からの情報提供はこちらをお読みください。
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　さて、映画『スーパーサイズ・ミー』のストーリー。
　モルガン・スプアロックは、ダリル・アイザックス博士らの医師団に、先ず現状の健康チェックと栄養状態の記録をつけてもらう。そして恋人で菜食主義者のアレックスが心配して見守る中、モルガンは 30 日間、朝も昼も夜も、マクドナルドを食べ続けるという荒行に突入する。『スーパーサイズ・ミー』の実験のルールはいたってシンプル。 30 日間、毎日、三食とも、マクドナルドのメニューにあるものを食べなければならない。そして、もし店員に「スーパーサイズ」を勧められたら断ってはいけない。これはモルガンが表現するには、所謂「８歳児の夢」「 10 歳児の厨房のユートピア」であるが、ファストフードに漬かったら身体にどんな影響が出るか、実際の数値で確認するのだ。

　医師は三人つけて、栄養士も一人つけて、モルガンの健康状態をモニターし続ける。すると、短期間ですぐに体重が激増した。気分が明らかに変り、モルガンの食事への反応は中毒のように見えた。性欲も減退する。最悪なことに、コレステロール値が急上昇して、肝臓が大分やられてきた。具体的に表示すれば、モルガン・スプアロックは元は、６フィート２インチ（約 188 cm ）で体脂肪 11 ％というスリムな体形だったのが、毎日 5,000 カロリーを摂っているうちに、 185 ポンド（１ pound ＝約 453.6g 換算で 83.9ｋｇ）から 210 ポンド（ 95.2kg ）へと、25 ポンド（ 11.34 kg ）も贅肉（ぜいにく）がついてしまったのだ。脂肪分を分解できなくなるほどの弱った肝臓になったし、コレステロール値は 165 から、危険値である 225 まで跳ね上がったのである。

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■映画『スーパーサイズ・ミー　SUPER SIZE ME 』の人気度

　これで、頻繁にファストフードに頼る食生活をしていたらどんなに身体を壊すかを実証したこの『スーパーサイズ・ミー』。 IMDb による「トップ 50 ドキュメンタリー映画」の中で、幸が書いたものでは、
2 位『ボウリング・フォー・コロンバイン　(2002) BOWLING FOR COLUMBINE 』、
13 位『運命を分けたザイル　(2003) TOUCHING THE VOID 』、
20 位『ぼくの好きな先生　(2002) ETRE ET AVOIR (原題) / TO BE AND TO HAVE (英題) 』、
そして 21 位にこの『スーパーサイズ・ミー　(2004) SUPER SIZE ME 』が入っている健闘ぶりだ。

　また、2004/05/25 現在の全米BOX OFFICEの成績は、第１位から順番に、
『シュレック２　(2004) SHREK 2 』
『トロイ　(2004) TROY 』
『ヴァン・ヘルシング　(2004) VAN HELSING 』
『 MEAN GIRLS 』
『マイ・ボディガード　(2004) MAN ON FIRE 』
『 BREAKIN' ALL THE RULES 』
『 13 GOING ON 30 』
『ニューヨークミニット　(2004) NEW YORK MINUTE 』
『キル・ビル Vol.2　(2004) KILL BILL: VOL. 2 』となっており、
『スーパーサイズ・ミー　(2004) SUPER SIZE ME 』は第 10 位に挙がっている。

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【『スーパーサイズ・ミー』のスタッフとキャスト】

監督：モルガン・スプアロック　Morgan Spurlock　(Directed by)
製作総指揮：Ｊ・Ｒ・モーレー　J.R. Morley　(executive producer)
　　　　ヘザー・Ｍ・ウィンターズ　Heather M. Winters　(executive producer)
脚本：モルガン・スプアロック　Morgan Spurlock　(written by)
撮影：フレッド・マーフィ　Fred Murphy　(Cinematography by)
編集：ステラ・ゲオルギーバ　Stela Georgieva　(Film Editing by)
　　　　ジュリー・ボブ・ロンバルディ　Julie Bob Lombardi　(Film Editing by)
音楽：ダグ・レイ　Doug Ray　(song "Super Size Me")　(Original Music by)

出演：モルガン・スプアロック　Morgan Spurlock as Himself
　　　　ダリル・アイザックス博士　Dr. Daryl Isaacs as Himself

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＜もっと詳しく＞

ストーリー展開の前知識やネタばれがお好みでない方は、読まないで下さい。

　映画『スーパーサイズ・ミー　(2004) SUPER SIZE ME 』の「テキストによる未公開映画の再現」レヴューは、現在まだ書けておりません・・・。

参考資料：「映画の森てんこ森」映画タイトル集
　　　　　　　http://www.coda21.net/eiga_titles/index.htm
　　　　　　IMDb
　　　　　　allcinema ONLINE
　　　　　　Nostalgia.com
　　　　　　CinemaClock.com
　　　　　　公式サイト（英語版）
　　　　　　　http://www.supersizeme.com/

■映画『スーパーサイズ・ミー』の更新記録
2004/10/02新規：ファイル作成
2004/07/12更新： ◆テキスト一部とリンクおよびファイル書式
2004/10/02更新： ◆タイトル変更
2004/11/11更新： ◆データ一部更新
2004/12/12更新： ◆一部テキスト追記と書式変更

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幸田　幸
coda_sati@hotmail.com

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