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平成14年2月24日 | ||
風邪でダウンでした。会社には迷惑かけました。18日(月)欠勤。火は出勤したのですが、仕事のペースがのろくて、余計に牛の歩みのように、のろのろ幸になりました。水も休ませていただきました。他の人に風邪がうつるといけないから、休んだほうがいいのです。(言訳がましいけどそう思うと気が楽desu。) スミマセン。 要約; 1996年3月の英国政府の発表以来,牛海綿状脳症 (BSE: Bovine Spongiform Encephalopathy 俗称 狂牛病) は極めてまれながら食物を介して人間に感染し,異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD variant Creutzfeldt-Jakob disease)として発症する可能性が指摘されている.しかし,BSEの有罪は確定したわけではない.また,BSE犯人説に基づく日本におけるvCJD発生の理論値は,現時点で1にはるかに満たない.したがって,もし英国在住歴に日本人にvCJDが見つかれば,理論的に非常に起こりにくいことが起こったということになり,疫学的な観点からは,むしろ,BSE犯人説に対する反証になる可能性がある. 2001年9月のBSE第一例の報道以来,日本では,行政当局の不手際が次々に明らかになったが,それでも,各種対策は英国並みあるいはそれ以上となったことは正当に評価されねばならない.現在の日本では,食品を含めて,牛由来の製品の安全性は,欧州諸国以上に確保されている.このような状況下で,牛肉を避けることは,1)ゼロリスク探求症候群,すなわち,ゼロリスクを求めるあまり,その行動が大きな社会問題を起こすことに気づこうとしない心理,あるいは,2)あてつけボイコット,すなわち,行政の失政に腹を立てて牛肉を食べない心理,に基づくと考えられる.このような社会心理による牛肉忌避は,ちょうどハンセン病,HIVといった感染症と同じように,社会的に不当な差別の域に達している.差別の対象が人間でなく,牛肉となっているから,差別と意識されないだけで,根底にあるのはHIV感染への差別と同じであり,vCJD患者が実際に発生すれば,その患者に対する偏見,差別と,お決まりの報道被害がすぐさま生じてくるに違いない.
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