「多謝様」について
平成14年2月15日予告編追加


 先日より、このトップページに載せておりました「映画の森てんこ森」のページ立ち上げの経緯の記事を多くの方にお読み頂きとても嬉しく、有難うございます。

 幸の「映画の森てんこ森」ページ立ち上げの経緯の記事は、「チャオベアと幸の日誌」に入れさせて記録保存させて頂きます。

 このページで意味不明の「多謝様」という言葉の語源について、ご質問がありまして、訪問者の皆様方に誤解されないようにすべきだというご意見を頂きました。幸の言葉の濫用かも知れませんが一応私的用法の「多謝様」を以下に説明させて頂きます。

 そもそも、「多謝」ですが、広東語の言葉を引用しております。日本語では「多謝」は「たしゃ」ですが、広東語では「とおちぇえ」と発音(「どおちぇえ」と聞こえるときがある)し、「有難う」つまり、文字通り、「多くの感謝=many thanks」 という意味です。

 次に、「多謝様」の「様」ですが、正確には、広東語では、「様」ではありません。「様」は本来広東語では「よん」と発音します。私は、「とおちぇえねーい」と漢字で書きたかったのですが、その字をコンピュータのJISフォントで見付けられなかったので、「様」で代用しました。本来は「にんべん」に「弥」のつくりの部分に似た字をつけた漢字なのです。様を崩して書いたときのつくりだと理解してください。その漢字は、「あなた」の意味です。ですから、まとめて、Thank you very much. という意味です。

 「とおちぇえねーい」と続けて発音したらきれいです。中国南部の広東や香港では、有難うと言うとき、いつも使う表現です。因みに上海や北京の標準語(中国では普通話といいます)では、ご存知と思いますが、「謝謝」です。

 また、広東語ではThank you. と Excuse me. の両方に使える表現に「唔該(むこーい)」という便利な言葉もあります。これも後ろに「ねい」をつけて「むこいねーい」と言うと香港の人々は喜んでくれて、こちらも嬉しくなります。

 私は香港が大好きです。1997年中国返還後、圧倒的にイギリス人が少なくなった気がするのですが、香港に行くと、乏しい単語を並べて広東語と漢字筆談で交流し、美味しい飲茶を食べて、何杯もポーレー茶(香港ではポーレー茶で中国ではプーアール茶と呼ぶ)を飲めば、体や心の灰汁(あく)も流してくれそうな爽快な気分になります。出不精の私は、ビデオとTVのサスペンスとすぽるとが日々のリフレッシュですが、徐々に積もる灰汁落としには大決断して香港旅行します。ツアーパック旅行で一日自由時間を取って、本場の香港映画、例えば去年深夜TVで見たイーキン・チェンと結構気に入っている金城武の人魚伝説<未> (1994)」や、ビデオでしか見たことがありませんが、綺麗だったチャイニーズ・ゴースト・ストーリーで有名になったジョイ・ウォンの 〜伝説シリーズのような映画を、香港人のいる劇場で見てみたいものです。

 お仕事休んで、安く行ける香港へ又行きたいですゥ〜。
 以上。とおちぇえねーい幸田幸の広東語のお時間でしたッ。

幸田 幸 coda_sati@hotmail.com


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