★シャイな幸の独り言
日立情報システムズ探訪記 
ナタリーも破れない完璧セキュリティ
   2002年5月9日木曜日
※文字サイズは「小」に設定して最適環境でご覧下さい。
 大阪は千里中央にある(梶j日立情報システムズの関西アウトソーシングセンタ(※注1)に行ってきました。幸の会社のクライアント様がサーバーを必要としていて、その関係で普通一般人が来られないところに行けるようになったのです。会社では全然営業なんかしていない幸なのですが、人手が足りなかったのか同行するように言われました。噂では聞いていたのですが、以前からそんなところを見てみたいと思っていたので、よかったです。専務さん、有難うゴザイマス。本当は頼んででも連れて行って欲しかったのです。

(株)日立情報システムズのあるハイテクインテリジェンスビル
 心斎橋から地下鉄御堂筋線で一直線、「千里中央」で下車。近代的なビル群の中で一際目立ちます。威風堂々とした佇まい。堅牢なあるコンピュータセンタの一角に日立情報システムズはあるのですが、そのビルに入っている会社は有名企業ばかり。株式会社日立情報システムズはIDC(※注2)としては超大手。「インフラビジネスでもあるこの世界で確固とした地位を築いているのだよ。それはハードや空間の広さだけでなく、クライアントを満足させる、マネッジメントサービスソフトにあるのだよ」と、専務から小声で聞かされる。何も底知識のない幸は、ただ凄いんだなってなところ。
 建物に入った途端、シーンとした緊張の瞬間。エントランスではビル内に入るために、名前を書かされ、その他2名とよく書く責任者の名前を記入するだけでなく、クライアント様も幸もきちんと書きました。記録を残してきましたよ。
 セキュリティ担当の方から、ロボットゲートを通るためのIDカードをもらいました。そのカードは胸にクリップでとめるのですが、特別な人になったようで感じよかった!建物入り口、オフィス出入口、マシン室出入口において三重のセキュリティ管理がなされていました。ビデオシステムも作動!後で直ぐ自分の入室の姿などすっかり撮られている画像を見せられて驚いてしまいました。案内してくださる方が中に入るたびに入退室管理装置を操作されていて、大事な情報を預かっているだけに厳しいなぁと思いました。

サーバー監視ルームの写真
 会議室で日立情報システムズの関西アウトソーシングセンタのプロモーションビデオを見せていただきました。千里に情報センタができたのは岩盤が固いからだと知って、今更ながらに幸は納得。その上ビルはしっかりとした耐震構造。「ラック架台スラブ固定」等の諸設備で、阪神大震災レベルの地震がきても顧客データはしかっり守られ、大丈夫だそうです。

大型メインフレームセンタ
チリ一つない清潔な大ルーム
 そして停電のときでも、自家発電で電気を供給することが出来るので、データが失われる心配はないそうです。クライアント様の大切なデータとお勤めの人は、大地震のときでも助かるってことですね。

 ここのアウトソーシングセンタのサービス内容には、アウトソーシングサービス、デスクトップサービス、大量プリント・メーリングサービスの3つの柱があるそうです。日立情報の永年に亙るこのような技術の蓄積の上に、さらなる事業拡大によるサービスが行われ、日立のコーポレートステートメント「 Inspire the Next ! 」の凄さが目の当たり、説明を聞いていて感心ばかり。

ラック貸しエリア内部
 といっても、幸はコンピュータ会社に勤めていますが、データ打ちしかしていないので、解ったり解らなかったりの話でしたが、クライアントのオジさんは結構納得しておられました。さすが営業の方はトークがお上手です。
 ラックには多くのクライアント様がハウジングされているそうです。あっという間に埋まっていく盛況ぶりだとか。データセンターといえば「日立情報」でしょうか。

 北館・南館のマシン室も見せていただきました。ここもセキュリティが厳しい。そして埃が入ってはいけないので、入るときはスリッパに履き替えます。沢山のモデムと大型のコンピュータ、データを取りに行くロボットと、クライアントのオジさんも私も感激です。
 南館の方は無人なのですが、北館からコンピュータを通して異常がないか管理されています。モニタを通して南館の映像を見ていると、ハイテクビルに挑む泥棒のような気持ちになりました。(映画「チャーリーズ・エンジェル」のキャメロン・ディアスのナタリーでもこれは破れないって感じかな。えへっへこれって映画の見過ぎ!)データはもと住友銀行の金庫だったという部屋に保管されていて、情報はお金と一緒だということを痛感しました。まさにここのセンタは情報の銀行です。それにしてももと住友銀行の金庫室ってすごく頑丈に作ってあって、ビルが壊れてもこの部屋だけがF-1カーのコックピットのように、ユニットで残るらしいです。
集中監視センター
 サーバやメインフレームネットワークの監視と稼動情報収集を行っているセンターで、多くのSEさんがいくつものコンピュータを操作していました。(撮影許可済み)
 ちがう面で嬉しかったのは、ビルの最上階にある食堂での昼食。千里の景色を眺めながらいただく食事はグー、日立情報にお勤めの皆様は羨ましいです(因みに幸の会社のビルには考えられないエリアです)。それとラウンジのミックスジュースは、初めて営業について行って、緊張して渇いた喉には最高でした。お勧め下さったシチューを味わえてよかったです。本当にいろいろと御馳走様でした。
 滝谷部長様、新宮課長様、お忙しいところご丁寧にご案内頂きまして本当に有難うございました。幸の社会見学はとても楽しかったです。

以上。幸の「仕事を忘れて校外学習の気分」でした。
 

【幸の一寸知識】
注1) アウトソーシング( outsourcing ) とは?
 業務の外部委託のこと。(ちょっと前までは<受託>と言ったそう。:弊社部長の豆知識)当初はコンピュータ関連業務がその対象であったが、現在では、総務、不動産管理、メンテナンス、人事、研修、福利厚生、給食、秘書、保険、年金業務、広報、法務、技術開発、設計、生産などあらゆる分野に及んでいる。アウトソーシングには、外部委託によるコスト削減、資源の有効活用以外にも、内部では得られないスキルや資源を新たに取り込むことによる内部資源の高度化というねらいがある。
 重要度の低い業務の外部委託ばかりでなく、重要だが外部化によって効率化をはかれる業務や、適任者がいないため外部化したほうが高い成果が期待できる業務も対象になってくる。アウトソーシングは専門的能力を買うことであり、委託先は現時点はもちろん将来にわたって、高い専門的な能力を保有する革新的な企業が望ましい。(「インフォシーク:現代用語」より)

注2) IDCとは?
 インターネット・データ・センター( Internet Data Center )の略語。


※ナタリーとは?
 映画「チャーリーズ・エンジェル」でキャメロン・ディアス扮する美人探偵の一人の名前。彼女が白ずくめの格好で、見事セキュリティを破ってデータを盗み出すシーンを幸は思い出しました。この映画では製作と主演のドリュー・バリモアと東洋系美人ルーシー・リューが美しさを競い合う。
 チャーリーズ・エンジェル公式サイト
http://www.spe.sony.com/movies/charliesangels/
coda_sati@hotmail.com
「映画の森てんこ森」の「とれ幸」の表紙へ
© 2002 Sachi CODA at Eigano-Mori Tenko-Mori, CODA21. All Rights Reserved