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 シャイな幸の独り言

検索エンジン最適化
Search Engine Optimization


2003年02月14日金曜日
 今回は、少し幸のお仕事に関してお話します。
 検索エンジン「Google」関連についての記事は、2002年05月11日の「10の百乗はなんて言うの?」、そして、先月(2003年01月30日)の「Yahoo!とMSN検索」に続いて、今回で三度目です。

 最近、この「映画の森てんこ森」には、業者様からも「リンク願い」のメールが多く、お返事するのが少し面倒になってお返事を怠っていると、いつの間にか幸の許可なしに勝手にリンクを貼っておられる某会社もあります。個人管理の幸のページのリンクでさえも、リンクのお知らせメールを出したり、許可願いのメールを出して許可を取っているのに、そんな会社もあるものだなあと思いますが。まあしかし、それはさておいて、自分のサイトが「リンク願い」をしてもらえるほど成長したのだなと思って、ある意味では私の考えているノウハウが証明できて自信がつきました。

Yahoo! のポータルサイト

画像は、「映画の森てんこ森」と
キーワード入力して検索したものです。
 そして、先月(2003年01月30日)「エッセイ:シャイな幸の独り言」に「Yahoo!とMSN検索」というタイトルで記事を書いたところ、嬉しいメールを頂きました。
 発信者の方は、幸のホームページの映画コンテンツ(映画レヴュー)がなぜ「Yahoo!」や「Google」や「MSN」の上位を占めているか大層興味を持っておられるようでした。この旨をいつも世話になっているある会社の方にお話したところ、急に幸のサイト作りでレポートをまとめるお仕事を頂くことになりました。
 タイトルは、「検索エンジン最適化」についてです。耳慣れない言葉かもしれませんが、幸にとってはいつも気にしてHPを作成している大きな課題です。

 「検索エンジン最適化」とは何だって?とご質問されるかも知れませんが、簡単に言えば<会社や個人の運営するウェブサイトが、検索エンジンのキーワード検索結果で上位表示されるためのノウハウにしたがってサイトを構築する>ということです。

 「検索エンジン最適化」という言葉と考えは元々米国から来ています。英語では<Seach Engine Optimization>と言って、「SEO」と省略されている場合があります。日本語では「検索エンジン対策」「検索エンジン検索結果の最適化」「ホームページ最適化」「ウェブサイト最適化」などと訳されているようです。 最近では、この「検索エンジン最適化=SEO」の考えを、日本の広告代理店やアウトソーシング会社が営業戦略や販促ツールに反映させているようです。 中には最適化ソフトをパッケージ化して販売している会社もあります。

 幸と父TamaRudoで運営する「映画の森てんこ森」は、最初から設計をきちんと考えて作ったわけではありません。しかし、ホームページ製作する者は一度でも「Yahoo!」や「Google」や「MSN」の検索結果で一番を取りたいと思うのではないかと思います。幸もいつごろか一度は第一位にランクされたいと考えて、HP作成の再構築をして作るようになりました。そのために色々試行錯誤して現在に至っています。HP製作を始めてから約一年ですが、検索エンジンのキーワード検索結果で上位表示されるように、幸が編み出したノウハウにしたがってサイトを構築してきました。お陰様で幸の映画レヴューの多くがベストテンに入っています。例えば、現在10位内にランクされているものを少し Yahoo! で検索してみると、
 「映画 サラマンダー」で検索した結果 約2130件のページ中、第1位。
 「映画 ストーカー」で検索した結果 約46600件中、第5位。
 「映画 プルート・ナッシュ」で検索した結果 約110件のページ中、第1位。
 「映画 タキシード」で検索した結果 約11000件中、第4位。
 「映画 フィアー・ドット・コム」で検索した結果 約12700件中、第4位。
 「映画 アイリス」で検索した結果 約25200件のページ中、第 4位。
 「映画 メラニーは行く!」で検索した結果 約189件のページ中、第1位。
 「映画 マスター・オブ・リアル・カンフー/大地無限」で約204件中、第1位。
 「映画 ロゼッタ」で検索した結果 約2680件中、第3位。
 「映画 トランスポーター」で検索した結果 約20500件中、第6位。
という結果です。(アップ後、後日2003年03月01日に再調査しました。)

 幸の心掛けている「検索エンジン最適化=SEO」作業項目は50ばかりあります。デザイン、HTMLコーディング、ナビゲーション、ページ構成、単語と文章などに亙って様々な要素を考え、映画レビューしています。そして幸のウェブサイトが検索エンジンに最適な状態で登録されるために作業プランを考えて、アップし、登録を行っています。

 「検索エンジン最適化=SEO」作業においては、基本的な作業自体は、幸の勤める会社のSEさんやウェブ制作者、取引先の制作会社の皆さんはよくご存じですが、詳細にわたってどのようにすれば、幸の「映画の森てんこ森」のような個人サイトが、色々な映画情報会社を差し置いてトップページに躍り出る事ができるかを把握されている方は少ないでしょう。そのノウハウは、一般的にはまだ余り知られていないように思います。幸の会社での幸のデータ処理仕事は、この「検索エンジン最適化=SEO」に大きく関係しています。仕事のお話は、余り詳しくはできませんが、幸はインターネットで色々なサイトに訪問して、ある理論にしたがって、その大きなトレンドに関わるデータを収集しています。そのデータの中にはページのソースやタグも含まれます。そしてそのデータを集約し、演繹・解析して結論するわけです。まあ幸の現在関わっているデータ収集の仕事は、少しカッコつけて簡単に言ってしまえば、検索エンジンマーケターというところでしょうか?

 実際、今までのポータルサイトの検索アルゴリズム Algorithm は、「Google」のような明快なコンセプト(「特定のウェブページへのリンク数が多ければ多い程そのウェブページを高く評価する」と言う単純な仕組み)の上に立っているが複雑に考えられてはいなかったようです。それで、ページの小手先のソーステクニックだけで、例えばMETAタグに本文と関係のない単語を使ったり、検索に役立つように特別なデータをロボット巡回時に渡せるようにしたりして、うまく上位にランクされることはあったかもしれません。しかし、単にMETAタグ、タイトルタグ、キーワード、ドアページ、ゲートウェイページ、クローキングや禁じ手テクニックなどに配慮してページ作成を試みても結果は、「Google」検索結果では芳しくないことが多いこともわかってきています。それが最近多額を支払って制作依頼しているクライアント間で「ヒット数がどうも?」「うちの会社のページは上位に来ない」などの不満の声が聞こえる原因でもあったのです。特にネット通販会社のキャンペーン品目固有ページが検索結果の上位にポジショニングしないため、前知識のない検索訪問者にアクセスしてもらえない状況は、新規顧客の開拓という視点から考えると、最悪の現象とも言えるでしょう。

 それでは実際どのようにすれば、真の検索エンジン最適化ができるのでしょうか?
 勿論、それは「映画の森てんこ森」が時間をかけて構築したノウハウやテクニックですので、このページでは言い尽くせません。しかし、細かな「検索エンジン最適化」という作業を施した上で、「ページランク」と「ページ・ポプュラリティ」という考え方が最重要視されると言い切れます。

 「ページランク」とは、簡単に言えば「ページの順位」です。只その順位のつけ方が「Google」独自の手法です。リンクと被リンクの相乗効果による順位付けと考えればわかりやすいでしょう。「Google」では「PageRank」という語を商標登録しています。詳しくは「Google の人気の秘密」を参考資料として文末に引用しておきます。

 「ページ・ポプュラリティ」とは、幸は「ページの人気度」と訳しています。上述の「ページランク」を決定する重要な要素です。すなわち自分のウェブサイトが他のサイトにリンクを貼られていて、尚且つそのサイトも同じカテゴリーで多くのリンクが貼られていて、アクセス数が多いことが「ページの人気度」です。これこそ正しくウェブ(web)クモの巣状態にならねば目的達成できないと言うことです。

 因みに、幸の「映画の森てんこ森」を現時点でYahoo!検索を行なうと、 <「映画の森てんこ森」で検索した結果 約1040件のページが見つかりました。>とあります。この1040件のリンクされている数値(被リンク数)は個人のサイトでは最多の一つで、「ページ・ポプュラリティ」が高いと言えます。
  
 さあ、こうなってくると、検索エンジンでトップテンを目指すのはとても難しく、至難の業ということになります。自社・自分のサイトは「Google」などの検索サイト任せ。そして他のサイトからのリンク数とそのサイトの人気度に依存するという他力本願ということになります。これは明確なメルクマール(指標)とヴィジョン(展望)を持って計画的ビジネスを行なう会社法人にとっては受け入れ難く達成し難いことかも知れません。しかし、検索エンジン最適化は、幸の個人レベルでできているのですから、企業が、ウェブサイト構築と管理・運営に真剣に取り組み、今あるサイトの「検索エンジン最適化」を図り、弛まぬ研究を続ければできないことではありません。できなければ私がお手伝いします。アチャー大きく出てしまいました!スミマセン。

 いま幸が確実に自信をもって言える事は、毎日のアップデート、注目に値する新鮮な話題提供と欲しい情報の的確な提示、ユーザーの検索にヒットする単語の選定、そして何よりも内容の充実したサイト作りが、「検索エンジン最適化=SEO」してページランクを向上する最良の方法だということです。そうすればこのページの冒頭で紹介した、心無い会社の無断リンクのような現象も現われ、それはそれで「検索エンジン最適化=SEO」が完成している証でもあると喜ばなくてはならないことかもしれません。

【参考資料】
 以下は、「Google の人気の秘密」より引用。
 http://www.google.com/intl/ja/why_use.html

 ”PageRank(TM) は、Webの膨大なリンク構造を用いて、その特性を生かします。ページAからページBへのリンクをページAによるページBへの支持投票とみなし、Googleはこの投票数によりそのページの重要性を判断します。しかしGoogleは単に票数、つまりリンク数を見るだけではなく、票を投じたページについても分析します。
「重要度」の高いページによって投じられた票はより高く評価されて、それを受け取ったページを「重要なもの」にしていくのです。 こうした分析によって高評価を得た重要なページには高いPageRank(TM) (ページ順位)が与えられ、検索結果内の順位も高くなります。”

coda21「映画の森てんこ森」幸田幸。
coda_sati@hotmail.com
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